- Amazon.co.jp ・本 (279ページ)
- / ISBN・EAN: 9784758439558
作品紹介・あらすじ
浅草の一膳飯屋『樽屋』の板前である孝助は、実家の名点『なみ川』が取り潰された真相を探るべく、悪評高い蝮の文蔵の下っ引きとして働く日々を送っていた。米酢を使った「握りずし」が、『華屋』で考案されてからまもなく、市太郎のすし屋台で、コハダずしを食べた旗本らが何人も亡くなった。文蔵はトリカブトが使われたと推理するが、やがて奉行所に入牢している錠前破りの名人・虎一を出せとの投文が届く。浅草一円の食い物屋を脅す賊の狙いとは。孝助は浪人・越野十郎太と、毒の遣い手を追うが、武士とコハダには奇妙な因縁があった-。江戸の美食と、それに潜む謎を推理する捕物帖。大好評第二弾の登場!!
感想・レビュー・書評
-
文蔵に辿り着くまでにかなりかかりそう。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
捕物帖として、興味深く一気に読める。一巻より面白い。
-
主人公孝助の実家である料理屋『なみ川』が、仕組まれた食中毒で取り潰された一件は、同じ事件の関係で、殺された父親の裏に潜む悪を調べる越野十郎太と深い絆ができる。
難しい事件を解決に導き、悪評高い蝮の文蔵親分の、信頼も厚くなってゆくが。。。
推理がさえいつの間にか、同心からの評価も上がる孝助。
さて、うまく、実家の事件を明るみにできるか?
第二弾。 -
江戸もの好きで見つけたシリーズ本二の巻。
文蔵親分との信頼を得るために奮闘する主人公孝助。
下っ引きとしての推理力で事件を解決していく捕物帖。
今回はお蕎麦屋さんを通した浅草っ子の心意気と、知らずにいろいろな方にお世話になっているお話。
全編で感じられる人情と正義が通る内容にいつもながら、ほっとしています。 -
97
-
江戸のすし。
寿司の始まりは、塩漬けにした魚介を蒸した声と一緒に付け込んで、しぜんはっこうして、米飯をく腐らす菌を封じ込め魚介を酸っぱくさせて、旨みの元を作り出したすし=馴れずしからの起源とされているらしい。
昔の握りずしは、おにぎりぐらいの大きさだったらしいので、個数はあまり食べれなかったし、暖簾で、手を拭いて客は帰るので、暖簾の汚れが、繁盛しているかどうかの目安になったと、違う本でほんだことがある。
又、江戸の時代は、カツオなどの初ガツオは値段が高かったが、マグロは、今の時代のようではなく、人の食べるものでないようにも言われていたらしい。
本の話は、市太郎のすしの屋台で、握ったこはだのすしで、旗本など、数人が食べなくなった事件が発端である。
トリカブトを使ったのか?
錠前破りの名人を、牢屋から引き渡しの交換条件の投げ文が、届く。
さてsて一膳めし屋の孝助は、浪人越野十郎太と、毒の使い手を追うのだが、こはだは、コノシロと、言って此の城 を食うで、武士は、食べなかったのに、なぜ、旗本は、食べたのか?という疑問から、角野屋の女将に問いただすと、主人が忠兵衛が、トリカブトで、自殺をしていた。
トリカブトを持参した藤次郎は、そのままである。
孝助の実家が、取り潰された真相追及するので、このシリーズが、かかれているのだが、中途半端な逮捕劇のようで、すっきりしない終わり方である。
1巻ずつ、事件が解決していく方が、好きである。 -
第二弾、実家没落の謎を求め、ある岡っ引きの信用を得るため事件の探求を
今回も新たに怪しい人物が?食あたりと毒を扱う人物の接点は?