嫁入り 鎌倉河岸捕物控(三十の巻)

著者 :
  • 角川春樹事務所
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本棚登録 : 177
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (310ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758440837

感想・レビュー・書評

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  • 待望の豊島屋十右衛門の花嫁一行が江戸に到着した。
    ご隠居さんたちが右往左往しながらももてなす様子が微笑ましいです。そしてオマケと言っては失礼ながら小夜さんまで結婚が決まり、めでたいこと続きで良かった良かった。
    一人いつまでも中途半端な亮吉が気がかりです。応援してあげたいけれど、ここまで浮ついた言動を繰り返していては、まだまだ当面ダメでしょうね。

  • 2023年8月9日
    いろいろ入り組んでる。
    江戸と京都生活習慣も言葉も違う。
    うまくいけばいいね。
    小夜さんも幸せになって欲しい。

  • 20190209 先に京都に着いたところを読んでいたのでようやく話が繋がった。安定していたこのシリーズも終わりの準備に入ったようだ。事件らしい事件も無く盛り上がりに欠けるが総括として読み流すだけでもシリーズの過去が思い出される構成。そろそろ終わりなのだろう。

  • 話の流れが2つあり、
    一つは、豊島屋の十右衛門の祝言について、きょうからの花嫁の一行が、江戸へと向かう段取りと、迎える側の様子が、描かれている。
    2つ目は、女剣士の小夜と気に合わない見合いの話が持ち上がっているのだが、小夜には、勘左衛門という心寄せる者がおり、その勘左衛門の勤める青物役所の不正を書役として、政次に協力してもらい、裁いてもらうのである。

    京からの嫁とりに、右往左往する様と、今流行りのではないが、女性問題でのハニートラップにひかかった十右衛門の後始末に政次が、活躍する様は、いつも通りカッコイイ。
    そして、京の花嫁が、女性問題を 笑いで、一掃するところが良い。
    どちらも幸せいっぱいの話であった。

  • 第三十弾
    豊島屋の京からの花嫁の件に裏に事件が、そして小夜の婿取りに絡み、相手方の上司の悪事が絡み、更には浪人から銀座裏の手先になった勘三郎の初手柄
    最後には船で京での祝言へ旅立つ人達と盛り沢山

  • 鎌倉河岸30~当代の豊島屋十右衛門の祝言が近づき、京からの花嫁ご一行を鎌倉河岸の皆々は首を長くして待っていた。そんな折、政次は同心の寺坂より、女剣術家の永塚小夜どのが政次に会いたがっているらしいと聞かされる。どうやら小夜にも見舞い話があるという。相手は城の賄い方・長沼甚五兵衛の甥・恭太郎で、青物役所が仕入れたものを料理屋に横流しして、私財を作っている。小夜の家で、政次と小夜の思い人で青物役所の書役を務めている三島という御家人の三男が相談しているところへ、長沼一味が押し掛けてきたが、撃退された。十右衛門が六郷の私に花嫁一行を迎える姿が、品川の旅籠屋の親娘が見掛け、十手持ちを動かして脅そうとしてきた。先手を打て釘を刺したが、娘と麻布村の寅太郎は、根岸の寮に京からの一行を送る届けた十右衛門を攫ったが、籠より速く、彦四郎の漕ぐ猪牙舟は大木戸に着き、十右衛門の身柄を取り戻し、悪党は捕まった。木更津の道場守をしていた勘三郎は、花嫁を見物から財布を掏っていた掏摸を捕まえ、仮祝言を終えた京からの一行に加え、豊島屋・松阪屋・金座裏の隠居夫婦を乗せて新造の千石船は江戸を旅立った~頭が悪くて,腕も立たない悪党ばかりだなぁ。次巻は親分不在で、政次の若親分としての器量が試される大事件が!?

  • 十右衛門の火遊びに対するお嫁さんの対応、かっこいいですね。

  • 当代の豊島屋十右衛門の祝言が近づき、京からの花嫁ご一行を鎌倉河岸の皆々は首を長くして待っていた。そんな折、政次は同心の寺坂より、女剣術家の永塚小夜どのが政次に会いたがっているらしいと聞かされる。どうやら小夜にも見合い話があると言う。十右衛門の祝言は無事行われるのか?
    そして、小夜にも幸せが訪れるのか!?
    新入りの勘三郎、若親分の政次、いぶし銀の宗五郎・・・など金座裏が今回も大活躍。平成のベストセラー、記念碑的な第30弾。

    平成29年5月30日~6月2日

  • 57

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著者プロフィール

佐伯 泰英(さえき やすひで)
1942年福岡県北九州市八幡西区生まれの小説家、写真家。日本大学藝術学部映画学科卒。当初は冒険小説や国際謀略小説を中心としたミステリー小説を執筆していたがヒットに恵まれず、編集者からの勧告に従って時代小説家に転身。初の書き下ろし時代小説『瑠璃の寺』がヒットし、以後作家活動は軌道に乗っていった。
代表作として、『陽炎の辻〜居眠り磐音 江戸双紙〜』のタイトルでドラマ化された『居眠り磐音 江戸双紙』シリーズ、『吉原裏同心』シリーズなど。

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