- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784758443104
作品紹介・あらすじ
愛する妻を若くして病気で失った幹彦と、母が恋しくてたまらない幼い姉妹・梢と若葉。
傷心の父娘は、鎌倉七里ヶ浜に居を構え、新生活を始める。
美しい海、地元の商店街の大人たち、増えていく友達……
三人は少しずつ街に馴染み、七里ヶ浜が地元になっていく。
とくに姉妹の成長を節目節目で支えたのは、いつも白猫と一緒に現れる少女・マキちゃんだった。
幼かった姉妹が自分の道を歩き出し、父のもとを巣立つまでを見まもる、優しい物語。
感想・レビュー・書評
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2つ上の姉がいるので、妹の若葉の気持ちがなんとなくわかる。節目節目に登場するマキちゃんがいなかったら、この姉妹は全然違う道に進んでいたんだろう。そう考えると人の生き方なんてほんのちょっとしたことで変わってしまうんだろう。
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梢と若葉が成長していく様子を見守るのが楽しい。
その年代年代で悩みがあるんだけど、相談に乗ってくれるマキちゃんの存在もあって、結末が爽やか。一つ一つのエピソードも丁寧で惹き込まれました。
とても暖かく優しい物語。 -
地元や母校が出てくることもあって、なんとなく親近感を持ちながらさらさら読めた!
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昔、少しの間住んでいた地名が入っているだけの理由で読んだもの。いまの若い人たちは、こういうものを書いて、こういうものを喜んで読んでいるのかと、複雑な思いをしながら、一応最後までは目を通しました。図書館では、それなりの予約は入っているみたいではありますが…
色んな小説を濫読してきた大人の読むものとは、ちょっとほど遠い世界にある気がします。