クライム・プランナー (ハルキ文庫 し 15-1)

著者 :
  • 角川春樹事務所
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本棚登録 : 85
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (340ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758443913

作品紹介・あらすじ

悪党どもに鉄槌を!
いじめ、詐欺、パワハラ──道理や理屈ではどうにもならない問題を解決するため、
知恵を使って相手を罠にはめ自滅に誘う「クライム・プランナー」という影の存在がいる。
渋谷の〝のんべい横丁〟でホットドッグとビールしか置いてない店のマスターをしている大柳には、
クライム・プランナーとしての過去があった。
その彼の元に友人が血まみれで高速道路に放置されていたという連絡が入る……。
乱歩賞作家が新境地を拓く「現代版・必殺仕事人」誕生!

感想・レビュー・書評

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  • 道理や理屈ではどうにもならない問題を解決するため、知恵を使って悪党を罠にはめ自滅を誘う影の存在『クライム・プランナー』。

    しがない店のマスター・大柳に、友人のメイテンが血まみれで高速道路に放置されている、との連絡が入る。いったい誰が、なぜ彼を。

    そこから始まる騙し合いの数々。
    過去と現在が交差し、少しずつ、過去の謎がベールを剥がされる。果たして、悪党どもに鉄槌は下されるのか?

    本当の悪党は誰なのか。二転三転する真実。
    さすがに、どんでん返しの更にその先には、驚きました。まだ、裏があったんですですね。
    友人メイテンが無事で良かったです(笑)。

  • 翔田寛『クライム・プランナー』ハルキ文庫。

    いじめや詐欺、パワハラといった悪事を働きながら、のうのうと生きる悪党に正義の鉄槌を下す『クライム・プランナー』の活躍を描いたピカレスク風クライム小説。

    正義の鉄槌を下すと言っても直接的には手を出さず、相手を策略に嵌めるという、ある意味陰湿な仕返しが描かれ、スッキリ感は無い。また、主人公の大柳の立ち位置が不明瞭な上に、彼の過去と現在が交互に描かれるストーリーには煩わしさを覚えた。

    渋谷でホットドッグとビールしか置いてない店のマスターをしている大柳には、過去に仲間と『クライム・プランナー』として暗躍した過去があった。ある日、大柳の元にかつての友人が血まみれで高速道路に放置されていたという連絡が入る。

    本体価格740円
    ★★★

  • うーん。うーーん。うーーーん。な一冊でした。

  • 07月-10。3.0点。
    渋谷のホッドドッグ屋の店主が主人公。昔偶然であった男女と、「クライム・プラン」を実行した。仲間の一人が、首都高で投げ出され重体に。背景を調べる内に、ヤクザとか事件に巻き込まれていく。

    さっと読める。ほどよいどんでん返し感。次作はあるのかね。

  • 現代版「必殺仕事人」は予想通り面白くて一気読みでした。
    自らは直接手を下さず、相手を罠にはめて、自滅を誘うクライムプランナー。
    偶然の出会いから大柳と出会ったメイテン、春菜の2人。法で裁かれず今ものうのうと生きているそれぞれの憎い相手を綿密な謀略で自滅を誘う。
    スカッとしました!

    でもストーリーのメインは過去ではなく現代。
    何者かの手によって瀕死の重体にさせられたメイテン。何が起こったのか、どうなるのかハラハラしながら読みました。
    読みやすく面白かったです。

  • 疾走感あり。一気に読めた

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著者プロフィール

1958年東京都生まれ。2000年「影踏み鬼」で第22回小説推理新人賞を受賞し、デビュー。01年「奈落闇恋乃道行」で第54回日本推理作家協会賞(短編部門)候補となる。08年『誘拐児』で第54回江戸川乱歩賞受賞。14年「墓石の呼ぶ声」で第67回日本推理作家協会賞(短編部門)候補に。17年『真犯人』で第19回大藪春彦賞候補になり、18年にWOWOWで連続ドラマ化。他の著書に『人さらい』『左遷捜査 法の壁』『左遷捜査2 迷宮入り事件』『冤罪犯』など多数。

「2022年 『時効犯』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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