大阪で生まれた女 たこ焼きの岸本(3) (ハルキ文庫 は 12-4)
- 角川春樹事務所 (2021年5月14日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784758444095
作品紹介・あらすじ
大阪の住吉大社近くで、たこ焼き屋をひとり営む岸本十喜子。
永らく失踪していた息子颯が、ひょっこり戻ってきた。一歳半になる子ども嵐を連れて。
嫁は、なんと女子プロレスの現役選手で、十喜子は、嵐を預かることに。
孫は可愛く、多忙だけれど充実した日々を送っていたが……
たこ焼きの天ぷら、紅ショウガご飯、うどんすき、すき焼きなど、大阪の庶民の味とお節介好きなご近所さんたちの人情も、たっぷり。
書き下ろし長編。
感想・レビュー・書評
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第3弾目。
今回は、今まで以上に頑張り屋の十喜子さんがパワフルに活躍という感じ…。
大阪のおばちゃんやから〜というわけでもなく、十喜子さんはとても繊細で気くばりもできる人だと思う。
大阪で生まれた女とタイトル通り、難波根性もあり…でサクッと読めた3作だった。 -
前作で十喜子さんの若いころを書いてくれたので、今作はまた違った角度で楽しめたわあ。
単なる(?)大阪のオバチャンと思ってた十喜子さんがあんなにも「いいお嬢さん」やったと知ってからはもう…。
何やろう今回もこのピュアさ具合…。
ステキすぎた。続編も書いてほしいな。
奈美絵さんもステキな女性やしなあ。彼女の今後もめちゃくちゃ気になる。
十喜子さんより、奈美絵さんのすかっとした生き様に憧れるなあ。
十喜子さんは想像以上に細やかで「どこにでもいる女の子」が大人になった人やったのよう…。それも、いいんやけどさ。
あと、たこ焼きのてんぷらはすごい。食べてみたい。 -
商店街のおっちゃん、おばちゃんの人間関係が目に浮かびます。
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50代女性の心情を生活にのせて地方色(食)たっぷりと。十喜子、諸口さんのこと本当にそれでいいの?続編希望です。