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- Amazon.co.jp ・本 (102ページ)
- / ISBN・EAN: 9784759210262
作品紹介・あらすじ
「部落出身者と見なされたくない」から部落問題を避けるという差別の現実。日常生活や意識調査、土地差別などの具体例から、属地差別への変遷や「部落出身者」とは誰かの規程、「忌避意識」の構造を考え、新しい社会動向を探る。
感想・レビュー・書評
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部落差別についての「みなされる差別」という見解は、
とりわけ部落差別について考えるのに大きな示唆を与える転機になったと私は強く思う。
著者の奥田先生についても、講演で実際にお会いしてお話をする中で、
根っからの研究者肌だということを強烈に感じさせてくれたし、
そういう奥田先生が現実にあるちょっとした疑問点から出発し、
データを詳細に解析し統計的に裏付けていき、
そのことを私のような研究者肌でもない者にとっても、
わかりやすく文章にまとめられたことの功績は大きいと思う。
いい本に出会えたなというのが正直なところである。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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