差別のカラクリ

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  • 解放出版社
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  • Amazon.co.jp ・本 (217ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784759210286

作品紹介・あらすじ

著者は、現代の<部落問題>理解のパラダイム、新たな解放運動のあり方などに積極かつ大胆に主張を展開。これまで積み上げてきた理論を本書にわかりやすく総合的・体系的にまとめ上げた。今後の解放理論の創造に向けた必読書。

感想・レビュー・書評

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  • この夏休みに夏期研修会で講演をいただく奥田先生の著書。

    初めての奥田先生の著書であったが、
    その内容の奥深さに思わずグッと読み入ってしまった。

    部落差別の現実認識における「5領域論」

    差別の3つの捉え方「存在論」「状態論」「関係論」

    いずれの論も具体例を挙げながらの解説だったので、
    「なるほど!」と納得させられながら読み進めることができた。

    しかし、この理論を私自身が他の人に説明するとなると、
    まだまだ理解に乏しい部分があるので、
    もっとたくさん読みこなさないといけないなと痛感しつつ・・・

    夏期研修会での講演で、さらに理解を深められたらと思う。

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著者プロフィール

1952年生まれ。関西外国語大学助教授・近畿大学人権問題研究所教授などを経て、2019年度より同研究所特任教授。。博士(社会学)。

〔主な著書〕
『部落解放への挑戦―「補償」から「建設」へ』(解放出版社、1994年)
『人権のステージ―夢とロマンの部落解放』(解放出版社、1998年)
『人権の宝島冒険―2000年部落問題調査・10の発見』(部落解放・人権研究所、2002年)
『土地差別問題の研究』(解放出版社、2003年)
『土地差別―部落問題を考える』(解放出版社、2006年)
『結婚差別―データで読む現実と課題』(部落解放・人権研究所、2007年)
『見なされる差別―なぜ、部落を避けるのか』(解放出版社、2007年)
『同和行政がきちんとわかるQ&A』(編著、解放出版社、2008年)
『差別のカラクリ』(解放出版社、2009年)
『「人権の世間」をつくる』(解放出版社、2013年)
『「同対審」答申を読む』(解放出版社、2015年)
『ガイドブック 部落差別解消推進法』(編著、解放出版社、2017年)など

「2019年 『部落差別解消推進法を学ぶ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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