あなに (エルくらぶ)

著者 :
  • 解放出版社
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本棚登録 : 111
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784759222715

作品紹介・あらすじ

ひろしと転校生のしろうは、キャッチボールをやめない。
ボールは穴に落ちてしまうが、新たなボールでキャッチボールをし続ける。
思いを込めたボール。
『あな』(谷川俊太郎 文/和田誠 画/福音館書店)へのオマージュでもある。

感想・レビュー・書評

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  • 穴に落ちたボール、切ない

  • 「あな」と、間違えて母、図書館から借りた。
    結果オーライ。

    子どもは、途中で、いつ、穴が出て来るんだろ???とつぶやいていた。私もそう思った。

    不思議な読後感。

  • まず、表紙にひきつけられる。
    いつあなが出てくるのかなと思いつつ読んで、そうきたかと。
    子どもだと、どんな読み方ができるのかなぁ。

  • 同じタイトルの本を持っていますが、登場人物や内容も結構似てます。なかなかシュールで息子にはまだピンとこないようです

  • ひたすらキャッチボールしていて,最後にタイトル納得.ひょうひょうとただボールを投げたり受け止めたりする中で確実に育った友情.しぶいです.

  • 図書館で表紙を見かけて、大好きな絵本、谷川俊太郎さん文、和田誠さん絵の『あな』に似てると思い手に取りました。
    「にちようびのあさ」という出だしも同じで、
    お父さんがバンドマンだったり、くまもんのぬいぐるみが出てきたりと面白いです。
     調べると長谷川集平さんによる『あな』へのオマージュだったのですね。
    名前は「福島 知ろう」ということかな、なんて
    。表紙の穴も裏表紙では埋まっていますね。
    一歩深い視点で読みたくなります。
    2冊合わせて人に紹介して、いろいろ発見したい絵本です。

  • そうして キャッチボール しつづけた。
    ーひろし

  • ひろしは、てんこうせいのしろうをさそってキャッチボールをはじめた。いもうとがやってきて「あたしもやらせて」といったけど、「だめ」とこたえた。おとうさんがきても、ともだちがきても、ふたりはキャッチボールをつづけた。そのうちボールがうしろにそれて…。
    キャッチボールをしているだけなのに、なにかとても大切なものをみつけた気分になる絵本。長谷川集平にしか作れない絵本だと思う。

  • 今 一番足りなくて もっとも必要なコミュニケーションのかたち

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著者プロフィール

1955年、兵庫県姫路市に生まれる。
絵本、小説、評論、翻訳、作詞作曲、演奏など多様な表現を試みる。長崎市在住。
1976年第3回創作えほん新人賞を受賞した『はせがわくん きらいや』(すばる書房/現在、復刊ドットコム)でデビュー。
森永ヒ素ミルク中毒事件(長谷川自身もヒ素の入った粉ミルクを飲んだ)を扱いながら、日本人の生活や心理を大胆に切り取り、斬新な絵本作法で鮮烈なデビューを飾った。
『見えない絵本』(理論社)で、1990年第20回赤い鳥文学賞。
『石とダイヤモンド』(講談社)、『鉛筆デッサン小池さん』(筑摩書房)で、1992年第14回路傍の石文学賞。
『ホームランを打ったことのない君に』(理論社)で、2007年第12回日本絵本賞。
ジャンルを問わず作品多数。2012年、第34回姫路市芸術文化賞。
2013年『およぐひと』、2014年『アイタイ』(解放出版社)を刊行。原発災害に向き合った視点を貫く。
2002年から京都造形芸術大学客員教授。

「2015年 『あなに』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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