しつけのない国、しつけのできない人びと

著者 :
  • 海竜社
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (230ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784759305456

感想・レビュー・書評

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  • 良くも悪くも時代は、変わっていくよ~

  • 元は新橋の芸妓であり現在はニューヨークに住む著者の、それでも離れられない日本の伝統と文化に対する信念が綴られています。

    きれいな日本語と行動。気をつけているつもりでも、この人の文章を読むと身につまされます。でも文体は小気味良くて読んでいてもわかりやすい。
    今では古くさいといわれてしまうほどの頑固者でも、納得できる部分もたくさんあって私は好きです。

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著者プロフィール

1913(大正2)年銀座生まれ。2004年没。16歳で新橋の芸者となり、お座敷をつとめながら専門学校で英語を習得。海外の著名人の接待や、戦後の進駐軍との通訳で活躍。1956年アメリカに渡る。オペラのコンサルタントをするかたわら小唄や長唄など日本の古典芸能を教え、コロンビア大学等で東洋哲学の講義もしていたが、ニューヨークで晩年を迎えた。波乱万丈の生涯は本書およびその続篇である『江戸っ子芸者一代記』(戦後篇、アメリカ篇、ともに草思社)に詳しい。本書は、ドイツ語版、スペイン語版、チェコ語版はじめ世界数か国語に翻訳刊行され、それぞれに好評である。ほかに『ああ情けなや日本』『いきな女たち』『いきな言葉 野暮な言葉』(いずれも草思社)などの著書がある。

「2015年 『文庫 人情ことば 恋ことば』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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