人生は四十代からの勉強で決まる

著者 :
  • 海竜社
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (215ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784759310658

感想・レビュー・書評

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  • 生涯学習を応援しているのが本書。年齢は勉強を始めるのに意味はない。いつからでも始められるし、始めるべき。これからの人生で自分は何をしていきたいのか?どんなことをしていると楽しいのだろう?そのためには、何を勉強すればいいのだろうか?すべては自己の成長のため、成長は喜びであるという本。落ち込んだ時に、読み返したい本だ。

  • 20150623とにかく勉強だ

  • 読みやすくてすぐ読んでしまった。
    40代からは勉強する習慣をつけようという本。
    別に50代でも60代からでもいい。
    定年後の人生は長い。
    勉強という趣味を持つのも悪くない。
    取り敢えず読書も勉強のうち。
    ドラッカーに出会えたのは幸いだったかも。
    常に勉強。
    今はちょっと仕事と関わる簿記をかじっているところ。

  • 40代以降の勉強に即席法はないし、即席である必要はない。勉強は人生に充実をもたらす。今後の自分の成長が楽しみになってきた。201404

  • ★「人生は40代からの勉強で決まる」

    著者:鷲田小彌太
    発行:海竜社

    「勉強とは、たんなる手段ではなく、
    生きる方法なのである。」

    最後まで読み切った私の脳裏に焼きついた
    著者の言葉だ。

    確かに、いままでの勉強本とは異にした内容で
    あり、著者のいままで生きてきた人生観、哲学が
    凝縮された本という感じがする。

    そして、このタイトルのインパクト。
    「人生は40代からの勉強で決まる」?

    ○○勉強法、○○勉強術ではない
    40代へのメッセージ性を意図したタイトル。
    人それぞれの捉え方に、変化をもたせている。

    なるほど、勉強してきた人には安心感をもたせ、
    まだこれからの人には、間に合ったという
    安堵感を持たせている。

    私は、どっちだろうかと悩みつつ、早速この変化球、
    皆さんにご紹介することにしたい。

    特に、納得した点は、コレ。

    ○先生は、本屋さんにいる。

    勉強は、いちばん身近にいる人から学ぶのが、
    最短な道だと思うが、実は案外難しいという。
    それは、学校の先生や会社の上司などは、
    利害関係が絡むからだ。

    また、日本の会社は、嫉妬の文化が花盛りのため、
    純粋な気持ちで学んでいても、いつのまにか
    派閥の一員になってしまったりする。

    なるほど著者は、そういう関係に捕われない先生として、
    書籍の著者を先生にしなさいと勧めている。
    確かに、テーマごとに一流のエッセンスを
    教えてもらうことができ、毎回新しいネタも発表
    される。一緒に成長していくには、最適かも知れない。


    ○勉強は、締め切りの連続で出来ている。

    締め切りのない勉強はないという。確かに
    学校では、1年の期末テストがあり、会社では、
    1年ごとの成果報告などが決められている。

    勉強に終わりはなく、ただ締め切りがあるだけである。
    そして、成果とは、その締め切り時点の結果を
    指しているに過ぎないという。
    締め切り日があることで、集中力がつき、
    一気にはかどることもある。

    なるほど、人生、一生勉強ならば、結果とは、
    締め切り時点のテストなのだろう。
    テストならば、一度赤点でも、何度も挑戦できる。
    人生とは、テストの連続なのだ。

    ○学ぼうとする人の即戦力は、読書力で決まる。

    読書が勉強の基本だという。
    これは、どんなに強調しても、強調しすぎること
    はないそうだ。
    良く読書なんかしても、役に立たないと
    言っている人もいるが、それが誤解の元だという。

    読書力がない人が言っているから、あまり説得力
    がないわけで、確かに一流の仕事人から話しを
    聞くと、かなりの読書量であるのは間違い
    のない事実だ。

    しかし、量だけで推し量ることはできず、
    やはり質が重要だと著者もいう。
    私も同感なので、ぜひ気に入った本ならば、
    最低3回は読むことをおすすめする次第だ。

    さて、35歳までは、基礎工事で、
    40歳からは、グランドフロアをたてる時代だそうだ。
    そして、そのグランドフロアは、立て替えが可能で
    あり、40歳の勉強しかた次第で、
    次の50歳の人生が決まる。

    そう、土台をどれだけしっかりつくれるかで、
    どれだけ大きな建物が建てられるかが決まるのだ。
    そういう意味では、まだ間に合う40代であり、
    しっかり勉強した人に、天使は微笑むのだろうか。

    それではまた、スズセンでした。

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著者プロフィール

1942年、札幌市生まれ札幌大学教授『大学教授になる方法』『大学教授になる方法・実践編』『日本資本主義の生命力』『クロネコBOOK倶楽部』『書解・現代マルクス主義』『大学<自由化>の時代へ』『大学は変わります』『現代知識人の作法』(ともに青弓社)、『増補・吉本隆明論』『知的生活を楽しむ小論文作法』『昭和史思想全史』(ともに三一書房)ほか多数

「年 『クロネコBOOK倶楽部』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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