- Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
- / ISBN・EAN: 9784759311174
作品紹介・あらすじ
鬼才漫画家・ジョージ秋山がオリジナル訳とマンガで挑む『養生訓』163の訓え。
感想・レビュー・書評
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「赤ん坊は危険なことを知らないゆえに危険なことをするものだ。人もまた養生の道を知らないゆえに欲のおもむくままに生活をする。養生の道を知っていたならばしないものだ。愚かな人や盗人などは捕まった後のことを考えずに悪事を働く。それと同じだ。」
まさに私は愚人なり。
「心の健康が身体の健康であると知れ。心はいつも平静であること,怒りや心配事を少なくするのが心の健康法である。(略)病にかかっていないときに養生は行うものである。」
「病気になってから治療するのはつらいことだ。賢い人は病気にならないように努力する。病気を治療するよりも楽なことを知っているからだ。戦わずして勝つということだ。」
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日々慎み深く心静かにあれ
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貝原益軒の養生訓は何度読んでも古臭さを感じない内容であり、むしろ今の時代に一番フィットした内容だとも言える。
著者本人が糖尿病を患わったことから養生に目覚めたので言葉のひとつひとつに実感が込められています。
漫画家であるジョージ秋山の漫画もちょっと載ってます。
シンプルな解説本ですが、養生訓の最初の一冊としては読みやすくておすすめです。 -
健康に関する事柄は、なるほど、と思わせるものが多いです。(寝返りは、一晩に5回まで、というのはよく分かりませんでしたが。)
ただ途中に挟まっている、漫画の意味がまったく、これっぽっちも分かりませんでした。時代は、江戸の設定です。町医者風の男が、患者を診察して、いきなり糖尿病だと判断したりするところは、気持ち悪かったです。 -
この時代の文化、医療の背景を想像しながら読み進めていくと面白い。ただ、漫画は現代の医学と少し混ざり合ってしまっている感じがしました。