人生を面白くする「好きになる力」

著者 :
  • 海竜社
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本棚登録 : 48
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784759314502

感想・レビュー・書評

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  • 最初の方は、転職するのではなく3年は継続せよというような20代向けのアドバイスが多く、それも割としつこめに続くので「なんだかなぁ」という気持ちになったものの、後半からグッと為になる話が。
    それは「飽き」への対策。
    私はフリーランスなんだけど(私は転職が多めなので、前半は耳が痛かったというのもあるかもしれない)、書くことがたまに味気なく感じる時期が定期的に訪れる。そういうとき、より掘り下げて調べてみたり、最新の情報を取り入れてみたりすると、新しい視点が開けてスランプを脱することができる。それって粗っぽく言えば「好き」だからできてるんだなと。
    最初は、著者の言う意味がいささか説教っぽく聞こえていたけれど、通して全部読んでみると「そういえば」と思い当たることがいくつかあって、著者の言いたい意味がより深く分かるようになった。正直、勇気づけられた。仕事じゃなくても、誰かに依頼されなくても、書いたり考えたりしなきゃ!早速、行動を改めた。

  • 「ぶらぶら美術・博物館」やアド街の影響からか、いろいろな知識を持っているスーパーな人というイメージの山田五郎氏も、原稿が書けないと悩んだり、仕事で反りが合わない人がいたりという、本人にとっては言いづらいようなことも書かれていて、より身近に感じられた。「「嫌い」よりも「好き」な方がうまくいく」から「実は好きになれなくてもいい」という展開に優しさを感じた。

  • 生きる力

著者プロフィール

山田五郎(やまだ・ごろう)
1958年、東京都生まれ。編集者・評論家。東京国立博物館評議員。AHS(英国古時計協会)会員。上智大学文学部在学中にオーストリア・ザルツブルク大学に1年間遊学し、西洋美術史を学ぶ。卒業後、講談社に入社。『Hot-Dog PRESS』編集長、総合編纂局担当部長等を経てフリーに。現在は時計、西洋美術、街づくりなど幅広い分野で講演、執筆活動を続けている。『ぶらぶら美術・博物館』(BS日テレ)、『出没! アド街ック天国』(テレビ東京)など、テレビ・ラジオの出演も多い。主な著書に『知識ゼロからの西洋絵画入門』『知識ゼロからの西洋絵画史入門』『知識ゼロからの西洋絵画 困った巨匠対決』『知識ゼロからの近代絵画入門』(以上、幻冬舎)、『ヘンタイ美術館』(共著・ダイヤモンド社)、『へんな西洋絵画』(講談社)など。

「2022年 『第2期:5巻セット 〈白の闇〉篇』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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