- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784759314793
感想・レビュー・書評
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家族が抱える悩みには「業(ごう)」が潜んでいる。まず親の業を理解し、互いの心の状態を理解する。心の基本はニュートラル。快でも不快でもなく、中立の精神状態。身体の感覚を意識する時間を作る。執着を捨てる。仏教では理想は妄想に過ぎない。この妄想を捨てれば執着が消える。親に分からせようは不毛な選択。親をどうするかではなく、自分をどうするか。親の業は親に委ねる。相手の人生は相手のもの。諦めなくてはいけないことは諦めなくてはいけない。あなたはあなたの人生を生きていけば良い。あなたはもっと幸せになっていい。
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譲って貰った本の中にあった1冊です。
辛いと感じる人間関係にも関わらず、続けてしまうことがあります。
結論として、距離を置くことが大切と説かれていると僕は解釈しますが、もちろん(?)これが難しいです。
僕は人生の節目節目に周りの人の力で、そのような関係と「運良く」距離を置くことが出来ていました。
当時は激しい罪悪感や反発も抱きましたが、振り返ると僕にとっては、正しい選択だったのだろうと思います。
今は距離を置いたおかげで、だいぶニュートラルに考えられている自覚があります。
本書にあるように相手の業を想像し、きっと辛い経緯があったのだろうと思う余裕も生まれました。
人は人、僕は僕、人間関係に限らず事象全て、それだけのことなのでしょう。
しかし僕の思考は、相変わらず歪んでいると思っています。
この思考回路(結生)を良くして行くことは、まだまだこれからだと思います。
特に長年培って来た、失敗してしまうと言う思い込みは、何とかしたいです。 -
他人なら我慢するのに、『家族だから』罵り、傷つけ、暴力をふるう。他人には見せないのに、『家族だから』残酷さや支配欲、身勝手さをさらけ出す。
家族であるがゆえに苦しんでいるのだろう。
ただの他人なら悩まなくてすむのに『家族だから』悩んでしまう。
家族といっても別々の人間。
家族ってホントやっかいだと改めて思いました。 -
著者の「反応しない練習」がとてもタメになり、ちょうど家族に悩んでいたのでこの本も手に取りました。
結論、業という自分の特徴がわかり、書いてあることを実践していけばラクになれる気がします。
反応しない練習に続き、即効性のある方法が書いてありました。
読了日 2021/04/26 -
親との歪んだ関係に執着しすぎていたことに気づけた。
悪い感情での反応がでなくなるまで、一度関係をリセットしたい。 -
タイトルが面白くて手に取った。親との関係で悩んでいる人向けの本。ざっくり言うと、親の性格や行動はどんなに働きかけても変わらないので、諦めて十分に距離をとりなさい、と説く。自分自身が親への執着心のようなものを持っている場合は、理想の親像、幻想を抱いているので、幻想だと気づくトレーニングをすることを勧めている。色即是空の発想は、親に対してもいえるということ。それにしても、本の中で紹介されている親子の事例が本当に危なそうなケースばかり。これは確かに改善の余地なく、逃げるしかないと思う。
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夫婦関係に悩んで借りましたが主に親子向け。ただ、楽になる考えかたの糸口は随所にありました。
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自分の家族に嫁ぎ先の家族、家族に翻弄され…。
「家族の基本はニュートラル」
いいんだ…、このままで…と背中を暖かく押してもらいました。