噂の拡がり方―ネットワーク科学で世界を読み解く (DOJIN選書 9)
- 化学同人 (2007年7月20日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784759813098
作品紹介・あらすじ
たった数人の知人の連鎖をたどるだけで、私たちは世界中の誰とでもつながる。そんな「小さな世界(スモールワールド)」に属していることが、ネットワーク科学の進展によってわかってきた。本書では、実際に広まった噂や都市伝説を参照しながら、その影響力を科学的に分析。明らかになった人びとのつながり方にひそむ構造は、ウイルスの蔓延や格差社会にも共通して見られるものだった。現代社会を読み解くネットワーク科学最前線。
感想・レビュー・書評
-
おそらく著者の非常に緻密な研究成果がまとめられているのだろうと思う。
しかし、あまり面白くない。
テーマとしてはコミュニケーションなので関心はあるのだが、前提知識がなさ過ぎるのかも知れない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
噂の広がりについては前半半分。その後それがインターネットや感染症と似た動きをすることが描かれる。田舎での噂の広がりを検証してみたい…
-
ネットワーク科学による噂の広がり方の研究書。
噂ばかりでなく、チェーンメールの拡がり方、人と人とのつながり方など、意外な拡がり、つながりがある本でもある。 -
内容が期待していたのと違い評価が低くなりました。
噂の広がり方を純粋に知りたいのであればとても面白い内容です。
ただ、ネットワーク科学、スモールワールドについて深く知りたい方にはお勧めできないです。
豊川信用金庫で実際におきた噂から取り付け騒ぎのおこる過程は面白かった。 -
副題が「ネットワーク科学で世界を読み解く」。
ミクシイを初めてほぼ1年。その便利さやおもしろさを実感すればするだけ、ネットワーク社会の今(プラスとマイナス)を捉えたい気がして読んでみた。
細かい公式や図示はとばして、最終章のまとめで内容を把握した。
1つだけ、携帯やOA機器の電磁波被害に触れた箇所があったが、あれは憶測(噂)だったのか、疑問。
作成日時 2007年09月15日 12:16