噂の拡がり方―ネットワーク科学で世界を読み解く (DOJIN選書 9)

著者 :
  • 化学同人
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784759813098

作品紹介・あらすじ

たった数人の知人の連鎖をたどるだけで、私たちは世界中の誰とでもつながる。そんな「小さな世界(スモールワールド)」に属していることが、ネットワーク科学の進展によってわかってきた。本書では、実際に広まった噂や都市伝説を参照しながら、その影響力を科学的に分析。明らかになった人びとのつながり方にひそむ構造は、ウイルスの蔓延や格差社会にも共通して見られるものだった。現代社会を読み解くネットワーク科学最前線。

感想・レビュー・書評

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  • おそらく著者の非常に緻密な研究成果がまとめられているのだろうと思う。
    しかし、あまり面白くない。
    テーマとしてはコミュニケーションなので関心はあるのだが、前提知識がなさ過ぎるのかも知れない。

  • 噂の広がりについては前半半分。その後それがインターネットや感染症と似た動きをすることが描かれる。田舎での噂の広がりを検証してみたい…

  • ネットワーク科学による噂の広がり方の研究書。
    噂ばかりでなく、チェーンメールの拡がり方、人と人とのつながり方など、意外な拡がり、つながりがある本でもある。

  • 内容が期待していたのと違い評価が低くなりました。
    噂の広がり方を純粋に知りたいのであればとても面白い内容です。
    ただ、ネットワーク科学、スモールワールドについて深く知りたい方にはお勧めできないです。
    豊川信用金庫で実際におきた噂から取り付け騒ぎのおこる過程は面白かった。

  • 副題が「ネットワーク科学で世界を読み解く」。

    ミクシイを初めてほぼ1年。その便利さやおもしろさを実感すればするだけ、ネットワーク社会の今(プラスとマイナス)を捉えたい気がして読んでみた。

    細かい公式や図示はとばして、最終章のまとめで内容を把握した。

    1つだけ、携帯やOA機器の電磁波被害に触れた箇所があったが、あれは憶測(噂)だったのか、疑問。

    作成日時 2007年09月15日 12:16

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著者プロフィール

林 幸雄(はやし ゆきお)
1987年 豊橋科学技術大学大学院電気電子工学専攻修了、富士ゼロックス(株)システム技術研究所
1991年 国際電気通信基礎技術研究所ATR視聴覚機構研究所、人間情報通信研究所(出向)
1995年 博士(工学)京都大学
1997年 北陸先端科学技術大学院大学知識科学研究科助教授
2003年 文部科学省研究振興局学術調査官(併任)
2008年 科学技術振興機構さきがけ「知の創生を情報社会」領域アドバイザー(併任)
現 在 北陸先端科学技術大学院大学先端科学技術研究科/融合科学共同専攻教授

著書
「Pythonと複雑ネットワーク分析」近代科学社(共著)、「自己組織化する複雑ネットワーク」近代科学社、「ネットワーク科学の道具箱」近代科学社(共著)、「情報ネットワーク科学入門」コロナ社(共著)、「噂の拡がり方」化学同人、「Networks ‒ Emerging Topics in Computer Science-」iConceptPress(共著)

「2023年 『複雑ネットワークにおける最適化』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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