カタニア先生は、キモい生きものに夢中! :その不思議な行動・進化の謎をとく
- 化学同人 (2022年8月9日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
- / ISBN・EAN: 9784759820812
作品紹介・あらすじ
鋭い感覚の鼻をもつホシバナモグラから獲物を麻痺させるデンキウナギまで,生きものたちはユニークで並外れた能力をもっている.本書でカタニア先生は自然界で最も注目すべき「キモい」生きものを面白おかしく,そして魅力的に描く.触手のあるヘビ,小さなトガリネズミ,ゾンビをつくるスズメバチなどの行動の背後にある謎に光を当てる.これらの動物を研究することで,生命がどのように進化してきたかについて,深い洞察が得られるだけでなく,科学的発見がいかにワクワクして冒険と楽しみに満ちたものかを本書で示している.若い人必見の書.動画も二次元コードですぐ見られる.2022 AAAS/Subaru SB&F Prize Winners Announced:YOUNG ADULT SCIENCE BOOK 受賞.
感想・レビュー・書評
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めちゃくちゃ面白かった!
マッカーサーフェロー受賞している神経科学者で、ホシバナモグラの研究者。内容がわかりやすく、写真、図などが効果的、ところどころにQRコードで動画などにアクセスできる。特に序盤のホシバナモグラの星と脳マップの章はめちゃめちゃ面白い。ホシバナモグラ、ヒゲミズヘビ、ワームグランティング、トウブモグラ、トガリネズミ、ミズベトガリネズミ、デンキウナギ、エメラルドゴキブリバチ。
ただ、ものすごく難がある
面白かったが、邦題が酷い。
とても損をしていると感じる。
"Great Adaptations"
Star-nosed Moles, Electric Eels, and Other tails of Evolutions Mysteries Solved
by Kenneth Catania 2020
Great Adaptationsがなんでそうなるんよ?なんか、素晴らしく面白い本なのに、ガッカリ感ただようわ(主観)。
この邦題だと、今流行の読むところ少ない、面白図鑑的な(先日読んだ”毛”ぇのやつ的な)雰囲気。アレを期待した小学生が手にとって、かなり読むのにてこずるのではないかと思う。そして、自然科学に苦手意識を持たれたりすると、ほんと悲しい(どこまでも妄想が進む)。
そういえば、、私が小学生低学年の頃、『猫と魚の出会い』という文庫本を買って、ものすんごく読むのにてこずった(なんなら当時半分ぐらい理解できてなかった)のを思い出した。食生態の研究書だった。その文庫本、実家に置いてあるんだが、猫と魚のとっても可愛い装丁。今、南米河で検索したら、29980円だった!!さんまんえん!なにそれ怖い。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
【学内】
https://mol.medicalonline.jp/library/ebooks/detail/?id=8883
【学外】https://mol.medicalonline.jp.iuhw.remotexs.co/library/ebooks/detail/?id=8883
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神経科学を専門とする研究者が書く生物学のミステリー。不思議な行動やおかしな形の秘密の謎が解ける。
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請求記号 480.4/C 26