- Amazon.co.jp ・本 (48ページ)
- / ISBN・EAN: 9784759821185
作品紹介・あらすじ
海のそばに暮らすフィンは、おじいさんが話してくれた、海とそらがであう場所について思いをはせます。一緒に見にいく約束をしていたおじいさんは、もういません。フィンは自分で船をつくり、そのふしぎな場所を見つけるため海に出ます。
もしかしたなら、探していたことさえ、気付いていなかったことが見つかるかもしれません。
感想・レビュー・書評
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表紙からまずワクワクします。飛ぶもの、泳ぐもの、浮かぶものが混然と往来する美しい絵に、金色の羅針盤!
少年フィンは、大好きなお祖父さんを最近失ったようです。お祖父さんへの思いを込めて、一人で船を作り、金色の魚に導かれて「海とそらがであうばしょ」を目指します。本の島に積み重なる本、タイトルにまたワクワク! 小さなフィンと船の前に次々と大きなものたちが現れ、ついにたどり着いた「おどろきのせかい」! 言葉のないページが続きますが、本当に言葉にならないほど。ラストはまたお祖父さんへの思いでいっぱいになります。
繰り返し読んで、細部を見てみると、お祖父さんが夢多い豊かな人生を生きたこと、孫のフィンに同じように豊かに生きてほしいと望んでいたことが感じられて、じーんとしました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
海で暮らしているフィンは小さな男の子
「ふねをだすにはさいこうの日だ」
おじいさんならそう言っただろうな
今日はおじいさんの90さいの誕生日にだったのだけど
・おじいさん画言っていた「空と海がであうばしょ」を夢見て、小さな船に乗りこむ男の子
不思議な海の生き物たちと空と海の間をすべっていきます
〇亡くなった大切な人との美しく明るい別れの絵本 -
お祖父さんの90歳の誕生日だったはずの日、フィンはありあわせの材料で船を造った。お祖父さんと2人で出掛けるはずだった、海と空とが出会う場所へ旅に出るために。船造りに疲れウトウトしたフィンが目を覚ますと、船は広い海の上に……。
図書館本。
海や冒険の旅が好きな人に。
人間も含め、生物はやっぱり漫画チックなのだな、この作者さんたち。海や無生物は良いのも相変わらず。
途中で本の島が登場するが、自分たちの作品をちゃっかり紛れ込ませている。宣伝するなよ~(笑)。
見開き扉の海とか、お祖父さんの部屋がすごく私好み。どストライク。憧れるゥ~♪ -
絵が素敵。夜空の感じとか、クジラの壮大さとか。
でも
最後の一言がかなり、痺れた!! -
おじいちゃんが前に語ってくれた海とそらが出会う場所に行こうと船を作り、金の魚に導かれて旅をするお話。
圧倒的なイラストの大迫力と美しさ。
話自体はとてもシンプルながらも、とても幻想的で広がる世界にため息が漏れた。
絵本でありながら、絵画。 -
二人で船に乗って旅に出る約束を、たとえ肉体を失っても守ってくれるおじいさんと、おじいさんにお別れの言葉を伝えたかったフィンの、一夜の冒険が真に美しい。本の島の背表紙を調べたら、実在する本ばかりが描かれているようで、最高。
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絵がとても綺麗です。
文は少なめです。
文字のない絵本に少しストーリー説明がついている感じかな?
視覚に訴える本です。
文字のないページもあります。
ストーリーは幻想的です。
絵と空想を楽しむ絵本だと思います。
『かようびのよる』に似たタイプかな。
本のタイトルと絵に惹かれて手に取ってしまいますね。
絵が好きな子、空想力豊かな子が好む絵本かもしれません。
5分くらい。 -
夢オチ。
本の島の本は名作が多め。
そのページを1番じっくり見た。
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原書の表紙を見て、きれいな絵本だと思っていたけれど、中もやっぱりきれい。ちょっとセンダックを彷彿とさせる。文は少ないけれど、ゆっくり絵を眺めていたくなる1冊。本の島っていいな。
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おじいさんから「海と空が出会う場所がある」と聞いていたフィンが、おじいさん亡き後、一人で船を作り、海に出るお話。絵がとても幻想的で素敵です。個人的に化学同人の本は素敵な本が多くて好きです。