リジーと雲

  • 化学同人
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本棚登録 : 137
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (48ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784759822984

作品紹介・あらすじ

リジーが雲売りから選んだのは、ふつうのかたちの雲。雲とのくらしには決まりがたくさんありますが、ミロと名前をつけて、毎日いっしょうけんめいお世話をします。季節はめぐり、もくもく、もくもく、ミロはどんどん大きくなって…。

感想・レビュー・書評

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  • 小さい雲を飼う(?)ことにしたリジーは、20世紀前期の子でしょうか。家やお店(帽子屋さんはest.1928)などの風景、人々の服装が、レトロな雰囲気で素敵です。ミロと名付けてお世話するうちに、どんどん育ってしまって…「よくみかけるような ふつうのかたち」だから、表情も何もないのですが、リジーのことが大好きなのだろうな、と信じられると感じます。

  • 土曜日はおさんぽの日
    リジーはお父さんとお母さんと公園にいきます
    メリーゴーランドや人形劇などが人気がありますが、リジーの目当ては雲うり
    動物の形をした雲もありますが、リジーはよく見かける普通の形の雲を選びました
    説明書を読んでリジーは大切に雲を育てます

    ○宝物になる絵本の1冊
    ○大切なものに大切に接する
     手ばなすとき
    ○大きな画面にちょうどよい案配の情報量で描かれた絵
     やわらかな思い出のような色づかい

  • 4歳3ヶ月。図書館。

    なんとも!本当に絵が素敵。
    ものすごく凝っていて大人が見ても
    飽きない絵本です。

    優しいリジーは
    一生懸命に大切な雲のミロのお世話をします。

    どんなものにでも
    必ず別れの時が来るということ。
    優しく教えてくれる絵本。

    育てるものが「雲」だなんて
    洒落た視点だなぁと思います。

  • 雲を風船みたいに売っている感じが可愛すぎ!!!
    雲を絵で描けるって、すごいし、その雲がまた可愛すぎーーー(^^♪

    絵も綺麗でつい息子に、「読んでみて」って渡す。
    読み終わって
    私は、何かいいお話だな~って思ったけど、息子は何か悲しいな~。と。
    そうか、息子の方は情があったのか~とそんな息子をより好きになった、とこっそり思う。

  • 時折雲の下に虹がかかって、優しくグレーみのある世界の色の中に馴染んだ虹色がきれい。

  • 雲を育ててみたい

  • 少し不思議な出来事が、この絵本の中ではちっとも不思議じゃなく、みんな受け入れているのが好き。だって、公園に行って「雲うり」がいたら、私も駆け寄ると思うもの。リジーは、育てることの何たるかを、きちんと知っている。だからミロと名付けられた雲は、空に浮かんでも大丈夫なくらいの大きさになったし、ミロに「おっきな雲の そばにいるんだよ」って、これからの生き方(浮かび方?)を教えてあげられる、さよならとかまたねとかじゃなく、君が迷子にならないように。それから、この絵本は見返しも素敵なのです、額縁に飾られたたくさんの肖像、絵かしら、写真かしら、人以外もいっぱい。その中でもお気に入りは4本の鍵。「KEYS FOR UNKNOWN DOORS」ですって! 優しい黄色がいっぱいの一冊。

  • イラストもお話しも優しい。大人もじーんとくる。

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