後鳥羽院の御願寺の名所障子歌。院・定家をはじめ、新古今時代の精鋭歌人十人が競作。成立から享受までその全容の解明を試みる。
立正大学文学部教授 著書・論文:『新古今時代の表現方法』(笠間書院、2010年)、「彷徨する寂蓮—寿永百首家集『寂蓮集』雑部をめぐって—」(『私家集—和歌と自己語り—』日本文学研究ジャーナル20、古典ライブラリー、2021年12月)など。 「2024年 『古典文学研究の対象と方法』 で使われていた紹介文から引用しています。」