PTGと心の健康: 傷つきを持った存在として生きるために

著者 :
  • 金子書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (134ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784760832866

作品紹介・あらすじ

PTG(心的外傷後成長)という概念を手がかりに私たちの風土に根差した心の立ち直りとそれを支える心と身体の健康について考える。

感想・レビュー・書評

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  • 女子栄養大学図書館OPAC▼ https://opac.eiyo.ac.jp/detail?bbid=2000058364

  • Ⅰ 心が傷つくとは

    1 心の構造
    ①自尊感情が中心にある
    ②自己肯定感かそれとも

    2 心を育てる向き合う関係と並ぶ関係
    ①基本的信頼の獲得
    ②共同注意の獲得
    ③自我の確立

    3 自尊感情が傷つく
    ①「すごい自分」が傷つく
    ②「ありのままの自分」が傷つく

    Ⅱ 傷つくこととPTG

    1 傷つくことは避けられない
    ①形あるものは滅びる
    ②摩擦や衝突は不可避
    ③喪失と人生

    2 直接的触れ合いによる傷つきからのPTG
    ①暴力的なもの
    ②隔離的なもの
    ③子どもの自殺予防

    3 傷つきからの「成長」
    ①PTGという考え方
    ②金継ぎのようなPTG
    ③生きることはプロセス

    Ⅲ 心の健康とは

    1 健康とは
    ①健康とはなにか
    ②健康を維持するための三つの段階
    ③心の便秘と心の下痢

    2 生産的な対人関係
    ①適切な「処理」
    ②「一見うまい」関係と「本当の」関係
    ③対人関係の二つの基本型:向き合う関係と並ぶ関係

    3 対人関係の距離と身体性
    ①五感の確かさと距離
    ②身体性というもの
    ③個人空間

    Ⅳ これからの心の健康とPTG

    1 関係性の混乱に対処する
    ①オンラインの対人関係
    ②身体性をどう取り戻すか
    ③「向き合う関係」と「並ぶ関係」をどう実現するか

    2 心の健康とPTG
    ①心の健康と「心の低温やけど」
    ②「心の低温やけど」からPTGへ

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著者プロフィール

日本ウェルネススポーツ大学スポーツプロモーション学部教授。専門は健康教育学、臨床心理学。日本いのちの教育学会・会長、日本学校メンタルヘルス学会・理事、日本健康教育学会・評議員、公益社団法人青少年健康センター・理事、公益社団法人誕生学協会・顧問などを兼務。東京大学大学院教育学研究科博士課程単位取得満期退学。高等学校教諭、中学校・高等学校カウンセラー、ロンドン大学研究員、東海大学教授、山陽学園大学教授などを経て現職。

「2020年 『誰も気づかなかった子育て心理学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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