- Amazon.co.jp ・本 (142ページ)
- / ISBN・EAN: 9784760838349
作品紹介・あらすじ
困難で、脅威を与えるような状況を経験したにもかかわらず、よく適応する過程や能力、結果はどのように生み出されているのだろうか。
目次より
第Ⅰ部 レジリエンスの概念と測定
第1章 レジリエンスとは………………小塩真司
第2章 危険因子と保護因子………………鄧思所・小塩真司
第3章 レジリエンスの測定……………井隼経子
第4章 レジリエンスに関連する心理特性……………小塩真司
第Ⅱ部 レジリエンスと臨床・教育
第5章 臨床場面でのレジリエンス………………平野真理
第6章 教育場面でのレジリエンス………………原郁水
第7章レジリエンス介入の試み………………上野雄己
第8章 養育とレジリエンス…………………岐部智恵子
第Ⅲ部 レジリエンスと日常生活
第9章 レジリエンスと人間関係………………齊藤和貴
第10章 レジリエンスとライフキャリア………………高橋美保
第11章 レジリエンスと身体活動・スポーツ………………上野雄己
第12章 レジリエンスの生涯発達………………上野雄己
第13章 レジリエンスと社会………………奈良由美子
感想・レビュー・書評
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医学部分館2階心理学 : 146.2/OSH : https://opac.lib.kagawa-u.ac.jp/opac/search?barcode=3410170872
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レジリエンスの定義自体が多様であることが分かり、そりゃあ難解なわけだと納得。
最近の能力主義の風潮のせいかレジリエンスもとかく個人の能力の問題(立ち直れないのは個人の責任)として扱われがちだが、レジリエンスには個人の資質・特性に加えて環境的な要因(人間関係、社会福祉サービス、教育含む)があることはもっと知られるべきことだと思う。
あと、個人の資質や環境要因いずれもそれらにちゃんとアクセスできているか?そもそもあることに気がついているか?という視点も大事。
レジリエンスは紆余曲折しながら進んでいくもので、ゴールの形もそこへたどり着くまでの時間も道のりも人それぞれ。
レジリエンスと聞くとなんとなく息苦しさを感じていたけど「『レジリエンス』はこうあるべき!」ではないし「レジリエンスを鍛え上げろ!」でもないのだとわかったことは大きな収穫。
*ワークとかは一切ないので理屈はいいからどうしたらいいか知りたい人には向かない本 -
レジリエンスを風に吹かれた木に例えていることが多い、と言われている意味が分かってきた。
単に回復して元気になるというだけではない、様々な様態があることが理解される。
卒論でも教育実習で失敗してどのようなレジリエンスがあったかということでもテーマになる。
☆カテゴリーのタブが反応しなくなったのはなぜだろうか?心理学を改めて追加した。