意識としての自己: 自己意識研究序説 (自己の探究)

著者 :
  • 金子書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784760894017

作品紹介・あらすじ

本書は、著者なりの「自己意識研究序説」である。ここで繰り返し論じてきたのは、自己とか自分とか私といったこだわりが、我々の思考や判断や行動の原点となっているが、それは基本的に我々の意識のあり方の問題に過ぎない、ということである。

感想・レビュー・書評

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  • <memo>
    「私」とはなにか、という問いや、「一般者」の具体的個別的現れとしての私、というところは同じように感じられた。
    アイデンティティ形成についてや、その三段階、全く別のベクトルのアイデンティティなどが論じられていたけれど、これはもう私と私を同一視してからの話だと思ったので、興味からは少しずれてたかなぁ。

    真・善・美などに没頭して「私」を忘れてしまうような脱アイデンティティ、大きな生命の中の一つだということを意識した時に「私」というこだわりのなくなる超アイデンティティについての記述があります。
    やっぱ生涯発達心理学的な感じがしました。こんなにうまくいくのだろうか、というか、これよりもっと前の段階がうまくいくのかって方に興味があるかも。

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著者プロフィール

*2021年3月現在
桃山学院教育大学 学長

「2021年 『教師の学習と成長』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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