- Amazon.co.jp ・本 (265ページ)
- / ISBN・EAN: 9784761002183
感想・レビュー・書評
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人間として、より高次な次元へ歩むにはどうすればいいのだろう。
学生時代にそんなことを考えて手にしたはずの本書。ひさしぶりに開いた。
7人の学者が提唱する高次のレベルの人間像だが、各論の入り口を紹介しているに過ぎず、もちろん深く理解するにはそれぞれの学者の論をつぶさに検討する必要がある。
病気の人間の精神を学ぶだけでなく、より高みにいる人間を研究する。
そしてそこに至る道を見つける。
若くて、青くて、でも希望に満ちた思考。
懐かしい。
まだまだ肉体の死を迎えるには早いが、
閉塞感を感じるのは否めない年齢。
再びエネルギーの流入を感じる。
マスローやオルポート
また読み直したくなる。
人類の頂点を極めたアスリートが集うオリンピック。
彼らはごく一部の、ごく特殊な存在と思える。
行き詰った部下たちに、
「オリンピック選手たちみたいなことをしろと言ってるんじゃないんだ
他の誰かができていることだ。お前もできるはず」
とその特殊性を使ってみる。
しかし、本当はそんな特殊な存在になりたかった。
肉体的にではなく、精神的な高みに昇りたかった。
そんなことを思い出す一冊。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2006
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人格心理学のレポートの課題の本だったのだけど、得るものが大きかった。疾患ばかり語るのではなく、健康な人格とはどのようなものなのか、七人の心理臨床家の理論からその像を導きだしています。