- Amazon.co.jp ・本 (512ページ)
- / ISBN・EAN: 9784761270230
作品紹介・あらすじ
マーケティング全史を時系列に俯瞰して、先人たちが生み出した理論と手法を理解。そして、今のビジネスシーンで、どんなマーケティングが実践され、成果を上げているかを理解する。
感想・レビュー・書評
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だいぶ長く積読してたけどやっと読了。
マーケティング理論の発展を時系列で紹介する第一部と、マーケティング理論の実践とその分析を紹介する第二部で構成されている。
「大全」的な内容としては第一部を読めば十分で、第二部の事例や分析を知りたければそれぞれのマーケティング理論やテーマ、実践を詳しく解説している記事やセミナーを探した方が良いかと。
第一部のマーケティング発展史はなかなか分かりやすい。「フレームワークの進化」「マーケティング対象の拡大」「ブランド」などテーマごとにマーケティング理論の発展が紹介されているのはよく整理されているように思う。
一つ一つのマーケティング理論の紹介はさすがに薄くなってしまうが、まずこの本を読んで自分に足りない視点やさらに勉強したいところなどを見つけるという使い方をするには良い本です。
各章に参考文献としてそれぞれのマーケティング理論が発表された書籍や論文なども紹介されており、ブックリストとしても使えます。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「大全」と呼ばれるだけあって、全体俯瞰の観点では非常に有用な1冊。
知識の整理や補完、Case Studyとして活用している。
ビジネスの現場では感性に寄りすぎていて、継続性のないマーケティング戦略を散見するが、この本を一読してもらって、整理してもらっている。 -
マーケティングと経営戦略は多くの部分が重なっていて、本著を読むより三谷宏治『経営戦略全史』のほうが学びが多いかなと。
製品中心のマス・マーケティング:マーケティング1.0
顧客中心のマーケティング:2.0
価値主導のマーケティング:3.0
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58
ロジャーズの普及理論
イノベーター、アーリーアダプター
148
ダイレクトマーケティングは、データベースマーケティング、CRM、ワントゥワンマーケティング、インターネットマーケティングなど、この後に登場するマーケティング概念の土台となっている。
157
顧客生涯価値
新規顧客を開拓するには、既存顧客を維持するよりも5倍から20倍のコストが必要なことがある。
160
ワン・トゥ・ワン・マーケティング
171
アウトバウンド型のコミュニケーション(企業から消費者への発信)ではなく、消費者から情報を取りにくることに対応するインバウンド・マーケティングの時代(ハブスポッドの創業者が提唱)
270
「競合企業が模倣して参入してくる」ことを前提に、プランを策定する
314
日本の世帯平均所得金額は5,496,000円、中央値では438万円、総世帯数は51,950,504世帯(そのうち単独世帯は16,785,000世帯)
396
「製造業のサービス業化」と「サービス業の製造業化」 -
マーケティングの基礎からきっちり学ぼうと思うのであれば、これは素晴らしい本だと思います。更にはそれぞれのマーケティングのおすすめ本が紹介されていますので、この本を入り口に更には様々な本を読み深めていくと、マーケティングの体系を歴史を追って理解できると思います。
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帯文:”「理論」と「実践」を融合させた究極の入門書!” ”マーケティング理論とフレームワークはこう生まれ、ビジネスで使われてきた!” ”マーケティングのすべてが一気に読み干せる!”
目次:INTORODUCTION 本書の役割と読み方、PART1 マーケティング発展史;CHAPTER1 マーケティング・フレームワークの進化…他、PART2 マーケティング実務編;CHAPTER1 バーティカル・マーケティングvs.ラテラル・マーケティング…他 -
大全なので、俯瞰的かつ時間的な整理ができており、とてもためになる。
仕事上での頭の整理に、何を使うのかなど悩んだ際に、再読してみるという使い方にも価値があると思う。 -
マーケティング理論の歴史の全体像を押さえた本はすくないので、マーケティングの全体像を押さえるのにはよいかな。