大事なことを一瞬で説明できる本

著者 :
  • かんき出版
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本棚登録 : 180
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784761271831

感想・レビュー・書評

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  • 自分の伝えたいことをピンポイントで如何に伝えられるかという手法が解説されている

    手法としてはとてもシンプルで使いやすいものであり、残りの記載は付属情報といったところ

  • 説明は短く簡潔にわかりやすく、ですね。

  • [感想]
    内容のほとんどは、当たり前orすでに知っていること。しかし、本文にマーカーが引かれており、それを読んでいればスラスラと内容が入ってくるので、そういった工夫がされており、好感がもてた。もちろん、参考になる点はあったので、下に記述する。
    「話し方」が難しいのは、それぞれの「話し方」に長所と短所があり、シチュエーションに
    よって巧みに使い分ける必要があるからだ。その際、本書に書いてある情報を前提知識として入れておくことには、一定の意義がある。例えば、短く話す努力や、思考のバケツ、スキーマの話などは興味深かった。一方で意識しなくてはならないのは、話す際に、どのメリット・デメリットを取るかである。聞き手によって、デメリットはデメリットでなくなる場合(逆も然り)もあるので、話す際は、話す内容だけでなく、伝え方に注力する習慣や余裕が欲しいものである。

    [内容]
    わかりやすい説明の三大要素
    1.相手に「自分ごと」と思ってもらうこと
    2.伝える内容を整理すること
    3.相手がわかる言葉に噛み砕くこと
    ○相手視点
     ・相手の持つ前提知識、時間、状況、思考パターンなどに応じて、伝える話のスケールを調節する
     ・結論を意識して、反論の想定などの「先回り」は後回し
    ○テンプレップ(TNPREP)の法則ーーテーマ、数、要点・結論、理由、具体例、要点・結論
     ・テーマ:グループで何かを主張する際も、「これについて話してもいいです        か?」という様に確認を取ると、聴く側の準備と話自体のコンセンサ       スが取れる。(ステップ・チェック法)
     ・数:聞き手の頭の中に、「話のバケツ」を用意してもらうために用いる。
     ・結論:結論だけ話すと、疑問を持たれたりする恐れがあるので、「結論から言      いますと」という枕詞も有用
    追記:相手が疑問に思うor詳細な説明を求める点に言葉を割き、そうではない部分はなるべく説明を控えたい(話が散らかるため)。したがって、必須情報や概要と結論を伝え、相手の様子を見ながらそこに補足して行った方がわかりやすいのでは。つまり、要約を伝えきった後に補足するという形が良いのでは。文章の場合は、色や矢印、箇条書きを効果的に使いたい(ノートに記述済み)。

    ○噛み砕く力ー置き換える
     ・東大名誉教授畑村洋太郎「(わかるとは、)あらかじめ頭の中にテンプレートと   いう、その人なりの『考えの脈絡』のようなものがあって、外から来たものが   それに合致する、ということ」
     ・ただ優しい言葉に置き換えたり言葉を尽くすだけでなく、「要は○○のような   もの」といった置き換えが有効。正確さにこだわるとわかりにくくなる。
     ・人が言葉を理解するとき、文字列で理解するのではなく、実はそれをイメージ   (心像)に変換してから理解している。その時、その関連語(スキーマ)も連想し   ている。したがって、相手のスキーマに合わせることが必要で、相手の心像や   スキーマは、一般的な定義とは異なる場合があるので、注意する。

  • 元から情報編纂する人には、そうだよね、そうだよね、と確認しながら抜け漏れをチェックするための本。

    【A書評】
    相手との方向性を確認しよう!

  • わかりやすい説明の三大要素
    1.相手に自分ごとと思ってもらう。
    2.自分が伝えたい内容を整理すること。
    3.それを相手がわかる言葉に噛み砕いて伝える。

    エピソード別に大事な事をポイントを絞り、公式にはめた事例の紹介は参考になった。

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著者プロフィール

1977年生まれ。慶應義塾大学経済学部を卒業後、富士フイルム、サイバーエージェント、リクルートを経て独立。学生時代から複雑な物事を言語化し、シンプルに表現することに異常な執着を持ち、大学在学中に『資本論』の解説書を自作し学内で大ヒットさせる。リアルな現場と経済学の両面から、個人が幸せに生きるための働き方を分析し提言している。コミュニケーション、投資、個人ビジネスの立ち上げ手法を構造化・言語化し累計5万人以上に指導。また出版コンテンツへのコンサルティングも行い、延べ1000冊以上プロデュース。著書には、『人生格差はこれで決まる 働き方の損益分岐点』(講談社+α文庫)、『カイジ「勝つべくして勝つ! 」働き方の話』(サンマーク文庫)ほかがある。趣味はハワイ。


「2022年 『その働き方、あと何年できますか?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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