一生食えるプロのPDCA

著者 :
  • かんき出版
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本棚登録 : 228
感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784761273873

作品紹介・あらすじ

プレゼン、営業、企画、マネジメント…
3000人の力を強化した最強フレームワーク!
外資系コンサルがまとめた! 一生使えるスキルとしてのPDCA

「PDCAを回せ!」とよく言われるけれど、面倒くさそう。具体的にどうやって回せばいいかイメージが湧かない。無意識にデタラメなPDCAを回しているので、仕事が粗い時がある。PDCAについて質問をすると、こんな回答が多いのが現状ではないでしょうか。
PDCAは歯を食いしばって回したり、上司にギリギリと詰められるものではありません。そこで本書では、著者が実践している「頑張らなくても習慣化できる」「気づいたら回っている」PDCAサイクルを解説します。PDCAにおいて成果に繋がりやすい超重要ポイントを絞り込んでいるので、真っ先にやるべきことが一目で分かり、読んで真似するだけで仕事のミスがなくなり、スピードも効果的に速くなります。
具体的な事例(定型業務やプロジェクト業務、個人のスキルUPやキャリア形成など)もあり、読むとPDCAがありありとイメージできることが特徴です。

感想・レビュー・書評

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  • 良書、わかりやすかった
    Pwcのコンサル、清水氏の業務改善スキル、PDCAを回せるかどうかで人生の景色が変わる というプロのPDCAの解説書です。

    気になったことは次です。

    ・PDCAを意識して回しているか
     ①知らないからできない状態(無意識的無能)
     ②知っているけどできない状態(意識的無能)
     ③意識すればできる状態(意識的有能)
     ④意識しなくてもできる状態(無意識的有能)

    ・PDCAの基本概念は、仮説検証サイクル
    ・市場変化が爆速で起きている時代:いち早く仮説検証のサイクルを回せる組織にすることが命題
    ・1カ月では長い、1週間を1サイクルとする
    ・がっちりと完成形を目指して開発するよりも、ユーザの反応を見ながら、サービスをデザインしていくやり方が今日の主流となっている。

    ・PDCAの別名は、デミングサイクル、品質管理の考え方が出発点に、「PDCA=仮説と検証のサイクル」が基本的な考え方
    ・仮説をつくる4つの順番
      ①あるべき姿の仮説:ゴール仮説:最終的に実現したい状態
      ②何が問題なのかを特定する仮説:問題仮説:あるべき姿の実現の障害になっているのか
      ③問題に対して何をすべきかの仮説:課題仮説:問題をどう解決していくのか、やるべきこと
      ④どうやるべきかの仮説:手段仮説:創意工夫は改善を行っていく過程で検証する仮説
    ・PDCAを回すための3つの志向性
      ①網羅思考から行動志向へ:仮説を検証するためには、行動を早く起こして、早く失敗する、改善をしながら結果を出していく
      ②検索思考から学び志向へ:正解を求める(ないかも)のではなく、試行錯誤をくりかえして学んでいく
      ③反復思考から積上志向へ:反省なしの繰り返しよりも、気づきから改善策を考えて実行へ、微差の積み重ねが大切
    ・PDCAのプロセス 出発⇒Plan⇒Do⇒Check⇒Action
      ①出発:Why なぜやるのか(動機、信念)、Where:何をめざすのか(解像度をあげて、具体的なゴールをイメージする)
       ・目標は具体的か?、測定可能か?、達成可能と信じられるか?、信念、時間軸はあるか
      ②Plan:Whatで考える、数値化すること、⇒細かくマイルストーンを決める⇒活動を要素分解して、KPIを決める
      ③Do:3つのステップ (1)やらないことをきめる(やめる、頻度を減らす、人に任せる、自動化する)(2)行動を記録する(細分化する、こまめに記録する、集中する)
      ④Check:振り返り:結果のみではなく、なぜを考える。反省ではなく内省する、思い込みや先入観を排除する、収穫する
       スピーディーに学びを収穫するKPTツール:Keep(よかったこと)、Problem(良くない結果につながった行動)、Try(次にやってみること)
      ⑤Action:微調整する、次のステージに上がる、方向転換して領域を変える、べし・べからず集をつくる:教訓を明文化する⇒実践知(フロネーシス)⇒技に名前をつける

    もくじは、次の通りです。

    はじめに

    序章 PDCAが求められる3つの理由
      あなたはPDCAを回していますか?
      時代がPDCAを求めている3つの理由
      掛け声から習慣へ。理想は気づけば回っているレベル

    第1章 プロのPDCAとは?
      半世紀続く最強の業務改善スキル
      仕事が速いコンサルが真っ先に考える「妥当解」とは
      PDCAを倍速で回す3つのエンジン
      「PDCAは役に立たない」という批判に対する私の回答
      PDCAは仕事にも人生にも使える

    第2章 Vision&Question
      WHYから始めるPDCA
      どこへ向かうのか行き先をきめる(WHERE)
      WHEREをSMARTでチェックする
      マインドシフトで人生のステージを上げる

    第3章 Plan&DO
      何をどれくらいやるのか? 計画を決める(Plan)
      よくあるダメなPlanの立て方
      確実に実行する(Do)

    第4章 Check&Action
      振り返りから改善案を見つけ出す(Check)
      スピーディーに学びを収穫できるKPTとは(Check&Action)
      振り返り初心者がつまづきがちなことと対処法

    第5章 仕事タイプ別PDCA全テクニック
      PDCAはさまざまな領域で使える
      タイプA 目標達成型PDCA
      タイプB 業務品質向上型PDCA
      ダイプC プロジェクト型PDCA
      タイプD 学び方PDCA
      ダイプE キャリア開発型PDCA
      タイプF 身の回り型PDCA

  • オンラインセミナーで清水先生が講師の講座を受講し、「ムムッ!この人は!」とピーンときたのと、ちょうどPDCAを実生活に取り入れたいと考えていたところだったので購入。メッシュが細かすぎることなく、網羅にうるさくなく、ちょうどいい説明だと感じたので、PDCA入門者の私にはぴったりだった。一度読了してみての感想は「なんとなくこういうことかしら?」と大枠がつかめて、実際に行動したくなった(行動した)ので、とにかく実践してみたい人にはお勧め。特に、最後の章の目的別のPDCAが親切!
    PDCAだけじゃなくて、他のフレームワークもちょいちょい出てくるし、実際の事例がわかりやすいので、読み込んで実践しまくれば、けっこうなスピードで力がつきそう。

  • 全1冊

  • データの扱いが雑かったり、n数が少ないのに決めつけている感じが嫌だった。

    結局PDCAというのはその意味を理解して、自分なりにテンプレートを試行錯誤しながら磨き上げていくものだと感じた。人がやっている方法を真似するのは確かに時短になるとは思うが、作者に最適化されすぎていたり愛着感的なところからなかなか習慣化できないなどが考えられる。

  • PDCAは奥が深い

  • 一週間PDCAをやって日々の暮らしを内省し、新たな学びを見つけ、次に活かしていくことが大事であり、そのための行動計画をどのようにしていけばいいのかを学べた。

  • どう実現していくのか、あるべき姿がスタート地点
    不足点を認識、必要性感じる
    自動化する、迷い・完璧主義・挫折をしないで終わってから考える
    実際にそれを行うことによって学ぶ

  • PDCAを回して人生の景色を変えよう。

  • 爆速で変化する市場、AIの浸透、そして人生100年時代の到来を背景に、ビジネスだけではなく人生そのものをPDCAで回して自身の成長と変化を楽しめと指南します。著者ご自身の体験をもとに書かれているだけあって半端ない説得力がありとても刺激になりました。「ボーっと生きてんじゃねーよ」とチコちゃんならぬクミちゃんに叱られた読後感です。頑張ろう!

  • 20190314

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著者プロフィール

清水久三子(しみず・くみこ)
お茶の水女子大学卒業。大手アパレル企業を経て1998年、プライスウォーターハウスコンサルタント(現IBM)入社。新規事業戦略立案、人材開発戦略・実行支援などのプロジェクトをリードし、企業変革戦略コンサルティングチームのリーダー、IBM研修部門リーダーなどを経て2013年独立。現在は株式会社アンドクリエイト代表取締役社長として企業研修や経営・人材育成コンサルティング事業に携わる。著書に『外資系トップコンサルの「聞く」技術』(三笠書房《知的生きかた文庫》)、『プロの資料作成力』『プロの課題設定力』(ともに東洋経済新報社)、『1時間の仕事を15分で終わらせる』(かんき出版)など多数がある。

「2023年 『知識とスキルを最速で稼ぎにつなげる 大人の学び直し』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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