メンバーが勝手に動く最高のチームをつくる プレイングマネジャーの基本

著者 :
  • かんき出版
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本棚登録 : 306
感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784761274290

作品紹介・あらすじ

・つねに忙しくて、時間に追われている
・細かく指示を出さないと部下が動いてくれない
・仕事を任せたくても部下が育たない
・残業が禁止されているうえ、誰も手伝ってくれないので仕事を家に持ち帰る
・ストレスが溜まって胃が痛い。疲れる

自身の仕事とマネジメントのはざまで悩む「プレイングマネジャー専用」の仕事論!

 本書は、「プレイングマネジャー」の仕事を、劇的にラクにすると同時に、チーム全体で成果を上げるためのノウハウを紹介する本です。

なぜ、「マネジャー」や「リーダー」ではなく「プレイングマネジャー」なのか。
それは、一般的に「マネジャー」「リーダー」と呼ばれる、経営者や上級管理職など、マネジメント専業の仕事と、プレイングマネジャーの仕事との間には、本質的な違いがあるからです。
 プレイングマネジャーは、専任マネジャーとは違い、自身の業務と部下マネジメントの両方を行わなければなりません。そのため、専業のマネジャー向けのノウハウを伝えても、やることが増えるばかりで、よけいに忙しくなるからです。
 本書では、つねに席にいることができない、多忙なプレイングマネジャーのために、「仕事の任せ方」「自分がいなくてもまわるチームのつくり方」「チーム全体の業務を3割削減するフレームワーク」など、今日から役立つノウハウを紹介しています。 
 本書の元となったノウハウは、これまで12000人のプレイングマネジャーが受講し、リピート率95%を誇る著者の企業研修を読者自身で実践できるようカスタマイズしたもの。
巻末には「特別付録」として、プレイングマネジャーが覚えておきたいスピードアップ仕事術を収録。ここでは、著者がこれまで実施した研修で紹介し、最も反響の大きかったTIPSを7つ紹介しています。

感想・レビュー・書評

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  • 会社の昇格試験の課題図書として読みました。
    読み易いし、参考になる内容も多かった。

  • プレイングマネジャーの本は少ない。
    著者が言うように私もプレイングマネジャーのポジションには反対だ。
    でもやらないといけないのならどうするかの視点でまとめてある。
    特に後半の「プレイングマネジャー」ならではメリットは大変参考になった。
    基本的には専任を配置したいが現実的に配置できないことが増えた。
    その際に大いに活用させていただこうと思う。
    ありがとうございました。

  • とても分かりやすくて、参考になることばかりでした。

    ・メンバーに役割を与える
    →主体性を持って行動するようになる

    ・感謝することで主体性を与える
    →お客様の声の共有(会議で取り入れる)
    →いい話の共有

  • 「プレイヤー」と「マネジャー」のハイブリット型ポジションであるPMのパフォーマンスを双方最大化させるためには、チームが勝手に動く仕組み(主体性の向上)が重要になる。

    ・PMは自分でやってしまいたい感情を捨て、部下にやってもらうことを優先にする。
    ・業務改善にあたっては、「CS」「ES」「コンプライアンス」に影響がしなければ、その業務はいらない。
    ・メンバーが抱える「3つの不」が何かをキャッチし、現場の意見をもとにイノベーションを行っていく。
    ・ミスに対して寛容になり、相手の自己効力感を植え付けることで、自身を持って仕事に臨んでもらう。
    ・常にラーニングゾーンで仕事が行える環境にいられるようにマネジメントが必要。自分の能力より少し上の能力が必要な業務をしてもらう。
    ・世代ごと、個人の強みを見出し、長所を活かした仕事の分配を行う。
    ・「競争」ではなく「チームワーク」を意識した仕事の進め方/役割分担を行う。
    ・PMは適当なくらいでよい。細かすぎることでメンバーのやる気や成長を阻害する要因になる。一人よがりの仕事にもなりかねない。(must/wantの区分け)
    ・評価のベクトルを変えることで、チームが勝手に動くような仕組みを構築する。
    ・PMに求められることの1つに「無駄な業務をしない/なくす」というミッションがある。
    ・今やっている業務を「ERCS」に当てはめて、考えることで、業務のスリム化を行う。
    ・人は極力増やさない。増やすと無駄な仕事も増える恐れがあるため。
    ・チームが主体性を持って行動するためには、「目標」「ビジョン」の共通認識が必要。「未来予想図」の可視化。「誰のため」「before/after」「なぜ実行するのか」
    ・役割分担を行い、個々人のやるべきことをクリアにする。
    ・PMのネガティブな言葉は影響大。常にポジティブかつ中立に考える。(ミスっても謝らない。スランプは誰にでもある。)
    ・無理なものは無理と言い切ることも必要。PMの判断でチームへの影響が及びことを考える。
    ・「プレイ」の精神を忘れない。常に考えることを大切にする仕事の進め方を植え付ける。
    ・PMの業務は組織で最も量が多い。常に今やっている仕事を時短化できないかを模索/振り返りながら業務を行う。

    PM=成果の最大化を行えるポジション。そのためには「大胆さ」が必要。

  • Q0:どんな本?
    A0:プレイングマネジャーを激務から救う本

    Q1:プレイングマネジャーの心得とは?
    A1-1:自分でやるな、部下に任せよ
    A1-2:判断基準を持て
    A1-3:仕組みでまわせ

    Q2:なぜ、これらの心得が必要?
    A2-1:「自分でやったほうが早い」で、仕事がまわるのは今だけだから
    A2-2:ブレないため
    A2-3:マネジャー1人でチームの隅々まで把握することはできないから

    Q3:部下に仕事を任せるには?
    A3-1:ミスへの対処法を決めておく
    ミス:挽回できる
    失敗:挽回できない
    A3-2:チームの仕事を減らせ
    ・なくせないか?
    ・まとめられないか?
    ・順序変更できないか?
    ・簡単にできないか?
    A3-3:品質マネジメント
    ガイドライン化する
    1次:最低限の品質
    2次:過不足ない品質
    3次:うれしい品質

  • 一番最初にする事は、「部下の力を借りる」と決めること。どうしても一歩踏み出せない人は、経験曲線効果を意識すると良い。
    部下に仕事を任せる際には、マネージメント業務の一部をセットで部下に任せることで、自主運営型の組織を作る。連結ピンという考え方。

    次に、仕事を任せるだけではなく、全体の仕事量を見直すこともセットで行う。目標としては全体の仕事量を3割ほど削減する。
    排除、結合、変更交換、単純化、この4つの観点から業務を見直し、チーム全体の業務を減らす。
    鍵は、face-to-faceの時間を効率化すること。
    ①会議、文字入力の無駄を排除する。②メンバーの業務量の平準化を図る。③職場全体の事はみんなで決める。

    プレイングマネージャーの優位は、現場感を知るものだからこそできる新しい挑戦である。
    時代やニーズの変化に対応した新たな仕事を創造することである。
    有効なのは、ベクトルの見える化、ビジョンの具体的な共有。会議等の際などには、キャッチフレーズとして、また、決めゼリフとして何回も繰り返し言い続け、しつこい位に伝えることで、イメージを共有し、チームに浸透させる。

  • メンバーが勝手に動く最高のチームをつくる プレイングマネジャーの基本
    著:伊庭 正康

    一般的に「マネジャー」「リーダー」と呼ばれる、経営者や上級管理職など、マネジメント専業の仕事と、プレンイグマネジャーの仕事との間には、本質的な違いがある。

    プレイングマネジャーは、専任マネジャーと違い、自身の業務と部下のマネジメントの両方を行わなければいけない。そのため、専業のマネジャー向けのノウハウを伝えても、やることが増えるばかりで、余計に忙しくなってしまう。

    自分がいなくてもメンバーが勝手に動く最高のチームをつくることは、「足し算」で考え手間を増やすことではなく、「掛け算」で考え、新しい価値を生むことが求められる。

    本書の構成は以下の6章から成る。
    ①最高のチームをつくる プレイングマネジャーの5つの心得
    ②誰にでも不安なく引き継げる仕事の任せ方
    ③いちいち言われなくても勝手にメンバーが動く仕組みの作り方
    ④無駄を削減し、効率を上げるチームの仕事の減らし方
    ⑤あなたがいなくても仕事がまわるチームのまとめ方
    ⑥部下の主体性とやる気が高まるプレイングマネジャーの考え方

    中間管理職となった時に一番最初に苦悩する点が「プレイングマネジャー」との向き合い方。そして、このトンネルを抜けるのは非常に大変。全てにおいて段階が必要であり、プレイングマネジャーとして成果をあげるには、一朝一夕では出来ない。時間も手間も必要であり、そして、それは人や組織が変われば、ゼロとまではいかないもののまた組み上げが必要となる。

    だからといってその場その場で取り繕っていれば、自分のためにも周りのためにも組織のためにもならない。土壌を作り、浸透ささせていくには、共通言語となる考えをある程度広めていくしかない。そして理解した仲間がそれをまた違うところで広めていく。

    組織に属している以上、前を向いて先を見て、コツコツと種を蒔き続け土壌を改良し続けていきたい。

  • チームに任せることが大事な事を実感した。
    メールなど細かいツールの使い方は今後もっといいやり方が出てくると思うが、無駄なことをやめることで生産性が上がることに共感を感じた。
    図書館で借りたが、買って側に置きたいと思った。

  • 気づきもあるが、それをもう少し深く掘り下げてほしかった…

  • プレイングマネージャーとしての動き方が書いてある本
    その原則はマネージャーに求められる内容とほぼ変わらず、プレイングマネージャーだからこそできることについてもう少し情報が欲しかった。

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著者プロフィール

(株)らしさラボ 代表取締役
株式会社らしさラボ代表取締役。1991年リクルートグループ入社。法人営業職として従事。プレイヤー部門とマネージャー部門の両部門で年間全国トップ表彰4回を受賞。累計40回以上の社内表彰を受け、営業部長、(株)フロムエーキャリアの代表取締役を歴任。2011年、研修会社(株)らしさラボを設立。リーディングカンパニーを中心に年間200回を超えるセッション(営業研修、営業リーダー研修、コーチング、講演)を行っている。実践的なプログラムが好評で、リピート率は9割を超え、その活動は『日本経済新聞』『日経ビジネス』『The21』など多数のメディアで紹介されている。Webラーニング「Udemy」でも営業スキル、リーダーシップ、時間管理などの講座を提供し、ベストセラーコンテンツとなっている。

「2023年 『やる気ゼロからフローに入る 超・集中ハック』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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