深読みしたい人のための 超訳 歴史書図鑑

  • かんき出版
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本棚登録 : 81
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784761276485

作品紹介・あらすじ

こんなことが書いてあったんだ!
日本史を作り上げた一級史料が1冊でざっとわかる!

本書は、日本史を作った66の歴史書を、日本一生徒の多い社会科講師、スタディサプリの伊藤賀一先生のわかりやすい解説と、イラストでざっくり知ることができます。

また、それぞれの歴史書から学べる教訓は何か?
私たちが生活や仕事に活かすことができる伊藤先生からのアドバイスも収録しました。
歴史上のできごとすべてには、表の部分と裏の部分があります。
歴史書は、おもに表の部分が書かれていることが多いのですが、実は、裏につながる大事なことが書かれていることがあります。

歴史を深読みしたい人にピッタリの1冊です!

【本書に収録されている歴史書の例】
CHAPTER1 奈良時代から平安時代
古事記 日本書紀 正倉院文書 古今和歌集 寛平御遺誡 源氏物語 今昔物語集 日本紀略etc

CHAPTER2 鎌倉時代から室町時代
平家物語 愚管抄 元亨釈書 吾妻鏡(東鑑)神皇正統記 太平記 菅浦文書 大乗院寺社雑事記・大乗院日記目録etc

CHAPTER3 安土桃山時代から明治時代
日本史 信長公記 多聞院日記 三河物語 本朝通鑑 東寺百合文書 読史余論 都鄙問答 日本外史 経世論の書物群 徳川実紀 大君の都 徳川十五代史etc

感想・レビュー・書評

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  • 作者、成立年代、冊数点数、内容分類をはじめに記載。成立背景、影響、概要、注目点に加え、伊藤氏のひとくちメモがついて身近に感じる。初めて見る題名もあった。

    メモ
    奈良~平安
    古事記、日本書紀、風土記、正倉院文書、万葉集、竹取物語、伊勢物語、新撰姓氏録(しんせんしょうじろく)、古今和歌集、寛平御遺誡(かんぴょうのごゆいかい)、和妙類聚抄、枕草子、源氏物語、往生要集、中右記、大鏡、今昔物語集、日本紀略

    鎌倉~室町
    平家物語、愚管抄、方丈記、新古今和歌集、元亨釈書、吾妻鑑、百錬抄、東方見聞録、徒然草、建武記、神皇正統記、太平記、梅松論、看聞御記(かんもんぎょき)、善隣国宝記、菅浦文書、応仁記、節用集、大乗院寺寺社雑事記・大乗院日記目録

    安土桃山~明治
    日本史、信長公記(しんちょうこうき)、甲陽軍鑑、多聞院日記、三河物語、慶長遣欧使節関連資料、本町通鑑、葉隠、聖教要録、東寺百合文書、農業全書、塵劫記・発微算法、読史余論、古事記伝、都鄙問答、自然真営道、日本外史、北越雪譜、経世論の書物群(大学或問、政談、経済録拾遺、稽古談、経世秘策、経済要録)、菅江真澄遊覧気、日本幽囚記、日本・日本動物誌・日本植物誌、尊王論の著作群(柳子新論、新論、弘道館記述義)、徳川実紀、日本遠征記、大君の都、大日本史、徳川十五代史、日本奥地紀行


    2023.1.5第1刷 図書館

  • ○手元に置いておきたい1冊!!!年代順に並び、かつ概要やポイントがまとめられている
    ○知らなかった、心の読みたいリストに載せた史料も
    ○文学史としてだけではなく、歴史を眺め方、コツがほんのりと
    ○偽書…信じてたのに…というタイトルがいくつか
    ○イザベラの紀行文、私が読んだのは関西をはしょってる方だった…完訳を読もう

    ●はじめに
    日本の「史料」を大枠で「歴史書」と考える

    本書の読み方
    作…作者、編纂した人物
    年…成立した年代
    数…構成冊数
    分…分野・ジャンル
    概要…いつ、誰が書いたのかなど
    背景…書かれた理由
    注目…押さえておきたい内容
    影響…世の中に与えたインパクト

    1:奈良時代から平安時代まで
     『古事記』8世紀に成立した日本最古の国史
    →『日本紀略』六国史の抜粋で構成された平安時代の歴史書
    ※偽りの歴史書①
     「記紀」よりも古い史書?
     『先代旧事本紀』←平安時代初期に書かれたもの
     『竹内文書』『東日流外三郡誌』←完全な偽書

    2:鎌倉時代から室町時代まで 
     『平家物語』武家の名門の争いを書いた軍記物語の最高傑作
    →『大乗院寺社雑事紀・大乗院日記目録』興福寺の有力院家に伝わる中世史研究の基本史料
    ※偽りの歴史書②
     戦国大名や幕末の志士の虚構
     『甲陽軍鑑』…成立過程が曖昧
     『江源武鑑』…沢田源内・作、偽書
     『船中八策』…龍馬伝記の創作

    3:安土桃山時代から明治時代まで
     『日本史』イエズス会宣教師が見聞きした戦国期の日本が描かれた書
    →『日本奥地紀行』イギリス人女性による明治初期の日本を描いた紀行文

  • <目次>
    第1章  奈良時代から平安時代まで
    第2章  鎌倉時代から室町時代まで
    第3章  安土桃山時代から明治時代まで

    <内容>
    日本史の文化史を教えるに当たって、各文献をちゃんと読めばいいのだが、そんな時間も読解能力(古典の)もないので、こうした「超訳」にすがることになる。著者は予備校の講師として定評があるので(発言はともかく)、信じられるものだろう。いくつか新しい知見があった。出来れば明治・大正時代編あたりも出してほしい。

  • 本書で紹介された本のうち、読んだことの無い物が多いため、紹介の仕方の評価です。正しいとかの評価は一切ありません。
    かなりいいです。
    平易な言葉で難解であろう本の説明が簡潔にされています。
    源氏物語が世界最古の長編小説ではないと明記するなど、誤った知識を与えない気遣いなど、日本史を学び直したい方にお勧めしたく思います。

  • ふむ

  • 知らん歴史書多すぎ(本業じゃないから知らないだけ)

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