公共R不動産のプロジェクトスタディ ;公民連携のしくみとデザイン

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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784761526825

作品紹介・あらすじ

公共空間の活用が加速している。規制緩和が進み、使い方の可能性が広がり、行政と民間の連携も進化。本書は企業や市民が公共空間を実験的/暫定的/本格的に使うためのノウハウを、国内外のリノベーション活用事例、豊富な写真・ダイアグラムで紹介。公共空間をもっとオープンに、公民連携をもっとシンプルに使いこなそう。

感想・レビュー・書評

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  • めちゃくちゃ面白い公共空間の利活用ケースが詰まっている。地域活性化など取り組んでいる自治体の高校生に渡したら化学反応がドシドシ起きそう。


    座り場@ひろさき
    ねぶくろシネマ
    スライドザシティ

    INN THE PARK
    パークキャラバン

  • 馬場正尊コーチの著書。

  • ■一橋大学所在情報(HERMES-catalogへのリンク)
    【書籍】
    https://opac.lib.hit-u.ac.jp/opac/opac_link/bibid/1001181729

  • 浅く広くというよりも、浅く断片的。

  • 公民連携の仕組みなどは、私には難しくてついていけなかったが、ワクワクして行ってみたくなる事例がたくさん載っていて、読んでいて楽しかった。

    地元の道路もウォータースライダーにして欲しい!

  •  最近、まちづくりについて話を聞く機会が多い。
     具体的にまちづくりがどういうものかと言っても、それはその土地に応じて千差万別、無数の形がある。

     本書では公共空間をエリアリノベーションした国内海外のプロジェクトを40例弱を紹介している。

     どんな町に住みたいか。
     どんな町にしたいか。

     これから人口が減っていく中で、町のグランドデザインが大事だと思う。

  • 2020.07.28 公民連携の事例集。日本を中心に世界も含め面白い事例が沢山あって参考になりました。一つ一つがさらに深い情報だと良いかなぁと思う反面、数があった方が良いのかなぁとも思います。まあ、このままでよいなか?

  • ふむ

  • 公共空間での最新の取組み事例を知るにはよい

  • 何度も読むべき本。自分がまちづくりの仕事に携わるにあたっていつか関わりたい・活かしたい事例がたくさん載っている。

    この本は主に公共の(実質)遊休不動産を民間の手によってリノベーションすることの効用と、そのノウハウを様々な事例を基に紹介している。

    まず、公共空間のリノベーションは三つの変革によって実現する。
    ①空間の変革:これは物理的な公共空間の変革で、今ある遊休公共空間の「新しい機能の組み合わせ」「用途変更」「使えなかった空間の活用」によってもたらされる。
    まとめると一から新しい空間を作るのではなく、今ある空間の使い方を変えるということになる。
    ②制度の変革:これは主に行政の話だが、国が不動産や都市計画に関する制度・法律を変えることで、空間利用のスキームが変わり、今までできなかったアプローチができるようなるということである。例えば、2017年に都市公園法が改正されて、2%だった公園の建ぺい率が12%に拡大された。これによって公園に屋根のある収益物件を作れるようになり、「自立して経営できる公共空間」が作れるようになる。このように「公共空間の規制緩和」によって、今までできなかったような空間利用ができるようになっている時代にきている。
    ③組織の変革:公共空間のリノベである限り、「行政と民間がタッグを組んで」事業を進めていく必要があり、いかに文化の違う官民がスムーズかつ効果的にパートナシップを構築できるかがカギとなる。この本では組織の変革を三つのキーワードに分けている。すなわち「公共を担う新しい民間組織」「カウンターパートナーとしての行政の体制」「新しい契約のカタチ」である。

    また、公共リノベのプロセスも書いてあるが、ポイントなのは「一度短期間で試してみる」ということである。
    ヒアリングやサウンディング調査を行いニーズを調べる⇒社会実験で風景を一時的に作り、また調査を行う。。。そのサイクルの中でブラッシュアップしていき、最終的に適切な事業者を選定して事業化する。。。という流れになる。

    また、コラムの中では公共リノベに関する様々な手法を事例とともに紹介しており、まちづくりの仕事を行う身としては非常に参考になる項目も多かった。

    この本を読んでいるとドキドキする自分がいることに気が付く。本当にやりたいまちづくりの一つのカタチに触れられた気がした。
    正直会社の採用情報見ました。いつかこういう事業に関わる仕事に携わりたいです。民間側か、それとも仲介するのか…今のデベロッパーの仕事に飽きて嫌気がさしたとき、この事業・仕事に引き込まれていくかもしれません。

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著者プロフィール

1968年生まれ。現在、Open A Ltd.代表、東京R不動産ディレクター、東北芸術工科大学教授。主な著作に『エリアリノベーション:変化の構造とローカライズ』(学芸出版社 、2016年)、『都市をリノベーション/The City Conversion』(NTT出版、2011年)などがある。

「2016年 『リノベーションプラス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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