マニア流!まちを楽しむ「別視点」入門

制作 : 合同会社別視点 
  • 学芸出版社
3.20
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本棚登録 : 191
感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784761528430

作品紹介・あらすじ

「うちの地域には何もない」なんて本当だろうか?いつもの何気ない風景も、マニアたちの「別視点」で見ればおもしろさにあふれている!片手袋、電線、路上園芸、小屋、ゴムホース、珍スポットから「火曜サスペンスごっこ」まで?!「別視点」で観察・発信するコツを身につけて、まちの魅力を発掘し、世界をもっと楽しもう!

感想・レビュー・書評

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  • まち歩きの達人(?)たちがマニアな世界を紹介。普通の人は全く気にも留めないであろう諸々の物体を愛でる視点はまさに「別視点」。マニア達はそれぞれの媒体で発信してきましたがこのように1冊にまとまるのは初ではないでしょうか。素晴らしい本です。

  • 明日紹介したら「エイプリルフール」だろうと、信用してもらえない本。





    世の中には個性豊かな人財がいるのが改めて分かる1冊。






    その中でも一番衝撃、いや笑撃を受けたのは「ジャンジャンジャン〜」で始まる火曜サスペンス劇場。





    火曜サスペンスごっこマニアがいるとは思いもよらなかった。




    では一体何をしているのかと言うと「各地を舞台に死んだふり」という謎の活動をしている。





    「安全第一で、いかに美しく、悲壮感なく、潔く撮れるか」にこだわっていると、さかもツインねねさんは答えている。





    街角狸研究家にもビックリした。




    街角に置かれた狸の置物を取り集め「#街角狸」でSNSにアップしている。




    令和3年度に「日本たぬき学会」会長に就任しているむらたぬきさん。





    魅力について、「時代や窯元ごとにバリエーションが豊富で、今もなおジジネタを取り入れて進化しているところ」と述べている。





    狸なら街角でなくても、都庁や永田町にうようよいるぞ。しかも「政務活動費」を使いこなして国民を化かしている老獪な古狸たちが。





    別視点の伝え方をいろいろ紹介している。




    何と言ってもSNSの力は大きい。写真を載せたり、文章を書いたりして自分で情報発信できる。





    今回の本では取り上げていない「別視点マニア」がいれば、続編で取り上げてほしいなあ。

  • マニアは強さと弱さを持っている。好きなことを深堀りし、かつ、継続できるが、人にはなかなか言えない。
    本書を著した『別視点』はそんなマニアの強さを補強し弱さを軽減する存在。本書やマニアフェスなるイベントで、マニアの凄みを共有する活動をしている。本書では、落ちている片方の手袋、電線、ゴムホースなど、見逃している物体に対する愛情や楽しみ方が提示されている。
    面白がることで、人生が豊かになっている。

  • 電気風呂マニアとか、死体のふりして写真撮るとか、落ちているものを記録するとか、いろいろなマニアが紹介されている。
    撮ったものをzineにしてまとめておくと、職務質問の時に魅せられて便利ですよと書いてあり、Zineというものを初めて知った。(個人で作る小冊子のことらしい)

    別の視点の見つけ方の参考にしたい、
    自分の趣味をどう公開していくかなど
    パラパラと眺めていて面白かった。
    世の中いろんなマニアがいて、楽しそうである。

  • 摂南大学図書館OPACへ⇒
    https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB50320364

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/787184

    観光地じゃなくてもいいトコはある!
    一味違った視点から観察することで、なんでもない風景が面白く見えてきます。
    火サスごっこ、楽しそうです。

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/787184

  • 世の中にいろんなマニアな方々がいてとても面白かった。多様な視点の組み合わせで身近な町も無限の可能性を秘めていると思うので、自分なりの視点を作り出していけたら良いなと思う。

  • 蒐集と分類と発信。それに尽きるのではないか。しかし、いろいろな『視点』があるものだなぁ。

  • 「別視点」を持つことは人生を豊かに、楽しくする。その手解きをしてくれる本。

    *インプット・発見して「発表」をするまでが「別視点」
    発表して更に視点を掘り下げていく段階にまで中々いかないから、今年度はやりたいな!対象物を上手に切り取れるように写真の撮り方も上手くなりたい。


    以下印象的だった箇所
    p105 【路上の”落ちもん”の写真をイラストで表現する(藤田泰実さん)】
    イラスト化することで落ちもんと藤田さんの視点が融合されて落ちもんのおもしろみが増していた

    p120-156 【マニア名鑑】
    好きになったきっかけ/魅力を感じる点/マイルールの項目が特に面白かった。
    にしてもほんと、色んなマニアがいるんだなあ、、

    p178 【実際にまちを歩いてみよう!】

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著者プロフィール

100組以上のマニアが勢ぞろいするイベント「マニアフェスタ」、マニアなツアーガイドが現場で解説する「別視点ツアー」、インプット・発見・発表がワンセットになった体験型の「お散歩ゲーム型イベント」などを運営。まだ世にない「別視点」を創出する問題発見型アプローチをもとに、「今あるもの」を生かした地方創生のための地域プロモーション、企業・サービスのプロモーション、研修ツアーやワークショップ、イベント企画・運営、グッズ企画・制作などの事業を行っている。
https://betsushiten.com/

「2023年 『マニア流!まちを楽しむ「別視点」入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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