本のある空間採集: 個人書店・私設図書館・ブックカフェの寸法

著者 :
  • 学芸出版社
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本棚登録 : 712
感想 : 25
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  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784761528614

作品紹介・あらすじ

全国の新刊書店、古書店、私設図書館、ブックカフェ、移動書店など44件を訪ね歩き、空間を実測・図解した一冊。オルタナティブな小拠点に凝縮された、店主の創意工夫、地方や都市の空き家・空きビルなどを利活用した拠点づくりに着目し、本と人とまちが織りなす空間の居心地とスケールに迫る。

感想・レビュー・書評

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  • 本と間取り図好きならたまらない。行ったことある書店を見てあの本買ったなと思い出したり、行けそうな場所にある書店をチェックするのも楽しい。遠いけどいつか行ってみたい、もし書店経営するならこんな感じに‥と妄想するのも楽しい。

    • miyacococoさん
      この本はほんと書店経営の妄想膨らみますよね(^^)v
      この本はほんと書店経営の妄想膨らみますよね(^^)v
      2023/11/05
    • 111108さん
      実測された上に棚やカフェの様子が細か〜く描かれてますものね。この辺にはアート系の本と関連グッズで、この辺りはちょっと忘れられてるミステリーの...
      実測された上に棚やカフェの様子が細か〜く描かれてますものね。この辺にはアート系の本と関連グッズで、この辺りはちょっと忘れられてるミステリーの古本置いて‥とか、書店経営妄想止まらない!あと目当ての本屋めがけて旅に出たくなりますね。
      2023/11/05
    • miyacococoさん
      111108さん、妄想といいつつリアル感ありますね(*^^*)かくいう私もカフェの席数は少な目でコミックは厳選で!などとちょい妄想。
      111108さん、妄想といいつつリアル感ありますね(*^^*)かくいう私もカフェの席数は少な目でコミックは厳選で!などとちょい妄想。
      2023/11/05
  • 連載|図解 本のある小空間|vol.1誠光社 | まち座|今日の建築・都市・まちづくり(2021年4月1日)
    https://book.gakugei-pub.co.jp/book_zukai_vol-1-seikosha/

    『本のある空間採集 個人書店・私設図書館・ブックカフェの寸法』 | 学芸出版社
    https://book.gakugei-pub.co.jp/gakugei-book/9784761528614

  • 本のたくさん詰まった空間に身を置くことが好きだ。ちょっとだけ目が合った本との出会い、思わず購入しゆっくり本と戯れる。偶然から生まれる予定不調和の出会いは、本好きなら誰でも経験があるだろう。この書籍は、全国津々浦々の書店(本のある空間)を実測し、一冊にまとめたもの。発売までとても楽しみにしていた。
    登場する書店はほとんどがリノベーション。前身の建物を生かした作りになっている。ユニークな本棚、本に囲まれた空間、これらは全て本と人との出会いの場。数を売る魅せ方ではなくあくまで、選書や古本をオーナーの世界観で魅せたいのだ。個人書店ならではのメリットを活かした空間は、大きな儲けとかヒットとかとは無縁でも、是非末永く続けていって欲しい形態だと願っている。
    それには我々が書店に行って、直接本を買うことが応援になる。
    実測図は言わずもがな、筆者の実測作図の苦労、書店主のこだわりなど内容も申し分なく興味深く面白い。今年読んだ本の中でもベストに入るほどの良書と感じた。

  • 個性的な本屋さんの魅力は「空間」にある。
    日本各地の様々な44の「本のある空間」を採集し、
    実測・図解した立体的な空間で、紹介する。
    東北・関東・甲信越・・・今時書店・気流舎・遊歴書房など11
    北陸・東海・近畿・・・ひみつの本屋・居留守文庫など17
    中国・四国・・・蟲文庫・ロバの本屋・書房ドミンゴなど10
    九州・沖縄・・・ナツメ書店・市場の古本屋ウララなど6
    各2~4ページにアイメソ図と本屋さんの紹介文での構成。
    COLUMN①~④、店舗情報は間取り図が目を惹く。

    個人書店、私設図書館、ブックカフェの個性的な存在は、
    その「空間」にある。人と本とが出合う場所であり、
    オーナーやスタッフたちの想いが込められた場所。
    その「空間」を実測し、アイメソ図で示されると、
    その場所の魅力が分かり易く見えてくる。
    倉庫や郵便局、映画館のチケットブース、電話ボックス、
    医院、牛舎等のリノベーション。
    巨大なブックツリー、和のタンスの活用書架、
    商用車での移動書店等の斬新なアイデア。
    『市場界隈』と『そして市場は続く』で紹介された
    市場の古本屋ウララの「空間」が分かったのも嬉しい。
    旅の目的の指針にもなりそうです。
    ただ、もし辿り着いたら「本のある空間」を愉しむか、
    本との出会いを期待するかで、煩悶してしまいそう。

  • 978-4-7615-286-4
    c0052¥2500E.

    本のある空間採集
    個人書店・施設図書館・ブックカフェの寸法

    2023/08/10 第1版第1刷発行
    2023/09/20. 第1版第2刷発行

    著者:政木哲也(まさき てつや)
    発行所:株式会社学芸出版

    --------------------

    あとがきを見る限り、素敵な著者さんであろうと思う。
    評価が低いのはサブタイトル「個人書店、施設図書館、ブックカフェの寸法」という一文を見逃していた自分にある。
    電子書籍でなければ、本は結構重いし、かさばる。

    「本好きサンたちは、居宅でどのような工夫をもって、どんなふうに暮らしているのだろう」と、常日頃、「いつか読もうと思っている本」に圧迫されながら過ごしている自分に、例えば「収納の工夫」・「電子書籍とのすみわけ」、「ほしい本を探すための工夫」。「手放し方」。など参考になるヒントがあるかな~、マネできることがあるかな~、失敗したwと感じたことがあるかな~
    などと思って開いたのだ。
    なので、感じの良い本ではあるけれど、期待とは違った。評価はこのためである。ごめんw

    建築好きとか、アクティブに出かけることが日常の人たちには良い本だと思う。
    絵を見ていて何となく懐かしいなぁと感じたのは妹尾かっぱさんのそれに似ている気がするからかもしれない。

    疑問なのだが、「本」は重い。だから図書館や書店など(地域にもよる部分があるとは思うが)床面積に対して、荷重が決まっているのではなかっただろうか?
    地震や消防法の絡みも多分ありそうである。

    何をもって「図書館」と名乗れるのか?など 読んでいて知らないことがいっぱいあるなぁと感じました。

    同じ「本」でも新刊と古本だと後者は古物商になるのかな?だとすれば守るべき法律も違ってくるんだろうな・・。
    2024年元旦に揺れたが、あの時にそびえたつ書架のそばにいたらどんなだったろうと思ってしまった。

  • 日本各地の書店や私設図書館、ブックカフェなどの本を置いてある施設を斜め見下ろしで描かれた緻密な図版で紹介する本。その昔、妹尾河童の見下ろし図が好きだった人間には堪らない。ちまちま描かれた本棚に並べられたり机に平積みされた本が楽しい。
    続編で、個人宅の書斎や書庫の本も出して欲しい。

  • 手書きで本屋のレイアウトをここまで味のあるタッチで表現できているのとに驚き。
    また、それを裏付ける詳細な調査も垣間見ることが出来る本です。
    多分、一回読んだだけでは、勿体無い気がしてます。

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/790922

  • 自分は存外空間図と本のある風景が好きらしい
    元映画館、元電気屋、元牛舎など個性的な空間に本のある風景を落とし込んでいる全国各地の皆様の創意工夫がとても素晴らしい
    いつでも本のある空間に心惹かれる人でありたいと思った

  • 書店さんのPost(旧tweet)で読みたくなった本。
    読むというより眺めるつもりだったけれど個人書店・私設図書館・ブックカフェなどの空間を実測し、カラーで立体的な図とそれに書き込まれた細かな説明で埋め尽くされていてしっかり読ませられた。
    日本全国を4つの地方で分けてそれぞれ店内図と、店構えなどの写真もあり、旅行先で訪れてみたい書店など数多く見つけた。蟲文庫やオヨヨ書林など知ってる書店もありでむしろ書店目当てで旅に出てもいいかも?などと楽しい妄想が膨らんだ。
    それにしても書店の建築関係棚は魅力的な書籍が多くて立ち読みじゃ済まなくなりそうで困るw

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著者プロフィール

京都橘大学現代ビジネス学部都市環境デザイン学科助教。1982年大阪府生まれ。2007年京都大学大学院工学研究科建築学専攻修士課程修了。株式会社久米設計、株式会社メガにて設計業務に従事したのち、2016年より現職。

「2018年 『建築デザイン製図』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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