ヴィヴィッド・テクノロジー―建築を触発する構造デザイン

制作 : 小野 暁彦  門脇 哲也  乾 陽亮 
  • 学芸出版社
3.50
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本棚登録 : 66
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784761531584

作品紹介・あらすじ

近年活躍する構造家達の合理的思考とデザイン観を一望。構法や施工の設計活動だけでなく建築家や施主とのやりとりにおける態度まで、知られてこなかった職能の醍醐味に迫る。

感想・レビュー・書評

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  • 複数の構造家がそれぞれお話された内容が収容されている。構造設計に関する話題を豊富に展開されているが、想像するのが難しいところもあるので、まだまだ読み込みが必要だなと感じた。僕はそれぞれの構造家がどのような環境で構造設計をされてきたかを中心に見ていき、刺激になった。

  • 若手の構造家の人たちがどのように建築家と共同で設計を進めているか、どのようなことを考えて設計しているか、どのような建物を設計しているか、など興味深く読むことができた。建築家の要求にこたえるべくさまざまな新しい構造に挑戦すること、打ち合わせの時点で概略の部材や金額をすぐに算定し計画をその場で進めるなど、勉強になった。

  • 大学の建築教育課程へいくと、多分ほとんどの人がデザインに挫折すると思います。
    かく言う僕もその一人ですが。
    それでも建築設計をやっていきたいといった場合、大抵構造設計に流れていくのが一般的でしょう。
    しかし、そこで教えられるのは徹底的に「用・強・美」の美意識を省いた味気ないものと感じたのは僕だけではないはずです。

    しかし、そんな中から僕は構造デザインという分野を見出しました。
    数学や物理が得意だった僕にはうってつけの分野でしたが、問題はそれに特化した専門の先生が学校にいなかったことです。

    まぁー建築に王道はなく、解は一つではないことから、当然独学スタイルで古今東西の構造設計技術者を調べに調べました。そんなとき、現代はどうなんだろう?と思っていたところ本の表紙に佐々木睦朗氏の言葉が添えられたこの本を偶然手にしました。

    何が魅力的だったかというと、オムニバスに出てくる構造設計技術者は、全て若手の次代を担うであろう方々が、いろんなセッションを繰り返して、まとめ上げたものというところです。
    既に建築家によろ無駄デザインに辟易していた僕にとって刮目すべき本だったと言えます。

  • 目が覚める一冊まさにヴィヴィッド
    具体的には窓を水平にするのは難しい構造なんだとか、
    そうすれば簡単なんだとか素人にも読みやすくおもしろかった。
    関西で行われた割に関西人が少ない。
    また読みなおしたい一冊。

  • 非常に面白かった

    若手構造家たちの新しい構造との向き合い方が作品を通して紹介されていて面白いです
    建築系の意匠学生も読めるんじゃないかなー

  • 今読書中♪

  • 関西で、もっと関東や海外で活躍されている方の講演会を聞くチャンスを・・・という
    ことから始まったアーキフォーラム。
    毎年テーマを設けて開催中。
    いつもいつも誰もが知っている有名な人ばかりじゃないけれど、建築家以外の人も来ていて結構面白い。

    このヴィヴィッドテクノロジーは2006年5月から2007年5月まで11回に渡って行われたの講演記録を編集・再構成したもので、
    主に若手構造家の方がゲストで呼ばれた年です。

    学生が参加することが多いこともあり、非常にわかりやすくまとめられていて、構造なんてちんぷんかんぷんという私でも
    理解できます。もっとこういうところに頭が働けば構造の仕事も面白いと思うんだけどなー・・・
    なんて。

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