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- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784762950759
感想・レビュー・書評
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現代の日本社会であるが、西洋文明が出自のIT、AIなどの科学技術満載の社会システムに依存し、科学技術の底流に流れるメカニズムにも深い洞察を施さず、日々、忙しさに紛れ人生を過ごしているというのが現状だと、筆者はまず指摘し、そんな時代だからこそ、東洋世界が育んできた素晴らしい思想・体系について、じっくり考えたらどうですかとの提案だ。
内容は
序章 東洋の伝統思想に学ぶ意義
第1章 身体観―養生術・武術・ヨーガー
第2章 学問教育観―儒教の現代的意義
第3章 自然観―自然と人間の関わり
第4章 欲望観(1)—東洋思想における伝統的欲望論と
現代
第5章 欲望観(2)—仏教において
第6章 死生観―宗教と思想の狭間で
第7章 幸福観(1)
第8章 幸福観(2)—東洋の幸福指南書・洪自誠著
「菜根譚」より
第9章 日本人の伝統倫理観と武士道
終章 東洋思想の行方
インド・中国・そして日本、一括りに東洋と言っても、それぞれに個性があり、特に、日本はインド・中国発の思想を日本人が育んできた価値観・歴史観などで、日本流東洋思想である。
しかしながら、根本は、西洋文明とはまったくことなる脈絡で発展してきたもので、それを根拠にそれぞれの民族は安寧を保ちながら歴史を過して来たのである。
ここらあたりで、東洋思想をじっくり勉強するのもよろしいようで・・・詳細をみるコメント0件をすべて表示
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