臆病な僕でも勇者になれた七つの教え

著者 :
  • サンマーク出版
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感想 : 61
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  • Amazon.co.jp ・本 (268ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784763135117

感想・レビュー・書評

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  • 読書記録です。まだの人は読まないでね。


    物語自体は楽しめました。
    こういう傾向の本はけっこうたくさん読んだけど、どちらかというとちょっと中途半端な感じ…というか、言いたいことは大人だったらわかるし感じるんだけど、子どもには遠まわしすぎるというか…
    主人公の年代の子が読むには回りくどいかも、と感じました。
    冒険話&自己啓発的でおもしろかったのは、デルトラクエストがダントツ。あと、妖怪アパートも(時々お説教くさくなるところもあったけど)良かった。
    今度はどんな冒険になってる?!と期待してただけにちょっと残念だったかも。

  • 青い髪にコンプレックスを持つ少年キラがスポーツ万能で頭もいい少年リクとともに伝説のアークを目指す冒険を描いた一冊。

    キラとリクの成長に没入することができ、非常にすらすらと読むことができ、またストーリー仕立てになっていますが、僕らが生きていくうえで大事なことがたくさん書かれていました。
    そして、経営者が行動するにおいて大事にしていた心構えも時折書かれており、そちらも読んでいて参考になりました。
    また老師やエリカなどのキャラもまた二人の成長に大きく関わっており、そのやりとりもストーリーを味わい深いものにしていると感じました。

    恐、寂、怒、妬、哀、我、空の7つのストーン、そしてアークである剣、玉、鏡とすべてに意味があり、そしてそれは僕たちが生きていく事に繋がっていること、そして誰もが存在意義があり、自分に自信を持って生きることの大切さを強く感じた一冊でした。

  • 色々な思想を混ぜ込んだ物語形式の自己啓発本。
    臆病な少年が勇者になる方法を学ながら成長していく物語。7章に分かれており、それぞれに教えがある。ヨガとアドラーと全ては1つという思想をミックスしているっぽい。テレビの脚本家らしく視覚的な表現が多用されているので場面を想像しやすく楽しめた。
    人生が上手くいってないと思う人にオススメです。

  • タイトルを見て人生訓の本だと思ったら、フィクションだった。でも読み進めると主人公の冒険を通じて人生で大事なキーワードを盛り込んだ物語だった。

  • 自己啓発的な内容を超王道ファンタジーに仕立てあげた本。

    呼吸法、直感力、自己肯定などのスキルを身につけ、秘宝を手にいれるためのストーンをゲットしていく。最後は7つの教えを習得し、勇者と認められてハッピーエンド。

    途中途中に出てくるカエルの老師が可愛い。そして主人公の友達の名前が「リク」で運動神経抜群の熱血漢という設定で、某ゲームのキャラクターが終止頭に浮かんでしまった。

  • 自己啓発、というジャンルにいれはしたが、小説(ヤングアダルト?)としても読める。
    自己啓発本もストーリー仕立てしてであるものはあるが、これは仕立てというより、ストーリーそのもの。
    しかも冒険小説と言うことで読みやすい。
    自己啓発の過程を、物語中の障害とうまく結び付けた展開が見事だし、ストーリー自体もしっかり出来ているので最後まで面白く読めた。
    そして何より、多くの自己啓発の書のエッセンスがストーリーと密接に結びつけられた形で、分かりやすく散りばめられている。アドラーや苫米地さん山﨑巧巳さん浅見帆帆子さん等々、多くのメンターの方々のエッセンスが汲み取れて参考になった。読みやすいゆえに子供に勧められる。

  • 2016.5.1

    自己啓発本はどの本も同じで最後まで読んだ試しはないのですが、これは物語にしているので嫌味なくすっと入ってきました。なるほど、と素直に思えた部分も沢山ありましたし、巻末に要点を纏めて載せてあるのはとても良いと思いました。

  • 自己啓発本に書かれているような内容が物語の中で自然な形で示されていて読みやすく、吸収しやすい感じがしました。
    ファンタジーのような世界観で
    冒険をしていくのは久々に読むので、
    楽しんで読めました。
    普通に子供の読み物としてあっても楽しめるものだと思います。

  • 児童書に入るのかな?
    ゲームをそのまま読んでいるような展開。
    分かりやすく、あっという間に読めた。
    思想やら哲学やらの導入編としては良さそう。
    「こういう考えもあるんだよな」と思えるのだけれど、少ししたら忘れてしまう。
    自分に合うものを見つけたら、また違うのだろうか。

  • 物語の中に、引き寄せの法則、ワンネスの考え方、瞑想、チャクラの要素などがふんだんに盛り込まれている。
    ローマ字になっている言葉(MINAMOTO, TANDEN,HARA,tamashii,IMA“KOKO”)が目につき、最初はわざとらしくすら感じられるくらいだったが、物語がとても良いために自然に引き込まれていく。
    主人公のキラとリクが子供だからこそ物語の中で老子の教えとその実践に素直に納得でき、そのあとで大人向けの本であったことを思い出して自分の世界に置き換えるという脳内作業が抵抗なくでき、これまで読んできたスピリチュアル系の本の内容が現実でできることとして腑に落ちる一冊となった。


    丹田に意識を向け腹を感じて呼吸をし、光に包まれるイメージ・・・・なんてヨガでやっても、気恥ずかしくなるところがあったけれど、キラが光の卵に包まれて気持ちが落ち着けて力強さが内側から湧いてくるのは簡単にイメージできた。そしてそれがどれだけ戦いをする上でしっかりした土台になるのかもファンタジーの中ではしっくりくる。これが現実世界にも起こるなら、やらねば損だな、と思う。

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著者プロフィール

作家。演出家。脚本家。小説家。徳島県阿南市出身。立教大学卒業後、女優を志すも挫折。シナリオライター松本功に師事し脚本家に転身。日本放送作家協会主催、NHK後援、創作テレビドラマ脚本懸賞に「妖精の詩が聞こえる」で佳作入賞。テレビドラマ「カラマーゾフの兄弟」「女帝」「ストロベリーナイト」「正義の味方」「特命係長 只野仁」「トイレの神様」「佐賀のがばいばぁちゃん」を手掛ける。

「2019年 『虹の翼のミライ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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