- Amazon.co.jp ・本 (380ページ)
- / ISBN・EAN: 9784763138927
作品紹介・あらすじ
(編集中)
感想・レビュー・書評
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単純に家を買うとは、その時に払うべきお金や使うべき控除の関係など読んでみると建築業界一年目の私からするととても勉強になり、面白く読める本になっている。今回も対話形式で話が進むため、スラスラと読んでいけるところが読みやすくて面白かったです。
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賃貸にしろ分譲にしろ、家と言うものの表現や所有するときの知識について丁寧に解説している。
知らなかったものもあるものの、それはその時に知れば良いと言うものもあった。
空き家が増えている問題があるものの、相変わらず不動産の価格は上がる一方。
車がそうであるように、付帯設備の機能が格段に向上しているのだから仕方ない。
システムキッチンに床暖房、トイレはウォシュレットに近づくと蓋が開く、そんなものが付いていれば高くなるんだよな。仕方ない。
そう思いながら読んだ。
賃貸が良いのか分譲が良いのか、その事を掘り下げたくて読んだけれど、生活習慣や糧を得る方法によるのだと思った。
サラッと読めるが専門的な事もあるからそれはそれで調べた方が良い。そんな一冊でした。 -
不動産業界9年以上経験ありますが、非常にわかりやすく、また、客観性が高いので、購入や賃貸について考え始めた人は絶対に読んだ方が良いです!
※自分自身もお客さまに物件見てもらう前に、お客さんに読んでおいてもらいたい一冊!
自身も不動産営業として、一般の方々がどんな本や学習をして購入、賃貸を検討しているのか知りたくて読みました。
営業として、当たり前かつ常識ではあるが、とても大事な内容をQ &Aの会話形式で進めていきつつ、まとめ表などもあるので、非常に読みやすい。
新人営業マンなどにもオススメでした。 -
不動産投資の基本を学べる本です。
多くの人が、運用目的でなくても、家やマンションの購入という形で、不動産への投資に関わっています。
取引額が大きいので、情報を知らないだけで損をすることもありますし、ライフステージが変化していく中で、最適な資産の持ち方も変わってきます。
特例がある、などの情報を知っているだけで、ネットで調べることも可能となります。
多くの人が知っておきたい基礎的な情報が紹介されている1冊ではないでしょうか。
【特に覚えておきたいと感じた内容の覚え書き】
「老後2000万円問題は、毎月の住居費を13000円で設定している。ローン返済を終えた『持ち家』の人でなければ、もっとかかる可能性がある。」
→ネットニュースの見出しなどもそうですが、インパクトのある情報のタイトルは、その中身を確認してみることが重要であることを教えてくれている気がします。この場合は、よく調べてみると、もっと悪いパターンもあるという例でしたが、逆に、中身を見てみると、極端にインパクトのあるレアケースを取り扱っていただけで、ほとんどの人にはそういったことは起こらない、という場合もあります。
「『仲介を頼んだら、どういう売却活動をしてくれますか?』と確認するのが不動産屋のいい選び方。マンションの場合は、その物件を扱ったことがあるかを聞くと実績がわかる。一生懸命な不動産屋であれば、あえて1社だけに頼む手もある。」
→仕事を頼めばどういった活動をしてくれるのかを聞いてみるのは、不動産屋に限らず、相手の実力を確認する方法の基本の1つではないでしょうか。
「家を買っても、持っていても、売っても税金はかかってくる。各ステージで特例がある。具体的な数値は覚えなくても、特例があると知っていれば調べられる。」
→情報が多い時代です。全てを覚えることはできません。一方で、スマホがあればすぐ調べられることも増えました。税金のことだけに限らず、覚えておくべき情報と、必要な時の検索ワードなどの調べ方を知っておけば、何とかなることは多いと思います。
【もう少し詳しい内容の覚え書き】
・お金と同様、家にまつわる問題は、人生に大きな影響を及ぼす。「知らないこと」で家を手に入れることができなかったり、余計な出費をしたり、家を失うこともある。
◯住宅の超・基礎知識
・賃貸と持ち家のどちらがお金の面で得かは、「トータルで見るとあまり差はない」のが一般論だが、今後、差が開く可能性はある。最近はアベノミクスや新型コロナの影響で、相場が7〜8年のサイクルで乱高下している。以前のサイクルは15年周期くらいだった。
・老後2000万円問題は、毎月の住居費を13000円で設定している。ローン返済を終えた「持ち家」の人でなければ、もっとかかる可能性がある。
・今、家を買うなら「8〜10年ものの築浅・中古」が狙い目。新築は購入費が高くなるが、築浅なら設備も見た目も新しく、リフォーム無しですぐ住める。価格だけで判断せず、内見はしっかりすること。
◯賃貸
・宅建業は「手数料ビジネス」。仕入れ不要で、契約のたびに仲介手数料が入る。専門の物件データベースを閲覧できるため、情報量で差がつきにくく、新規参入しやすい。地域に根付けば手堅く稼げる専門職でもある。地域の地主や不動産オーナーとつながっていれば、安定した収入が見込める。
・「住居用として借りる契約だったのに商用として使っていた」「自宅兼事務所」などが明らかな契約違反の場合、契約解除の上、強制退去を迫られることもある。テレワークくらいなら大丈夫だが、入居してから始めた副業が軌道に乗り、会社を立ち上げ、家を法人の住所として登録するのは、居住用物件なら完全にアウト。自分が借りた部屋を人に貸すのは絶対にアウト。「最初の契約時に住人として伝えた人しか住んではいけない」と覚えておく。
◯持ち家
・新築は仲介手数料はかからないが、建物に対し消費税が発生する。中古物件は、個人同士の取引であれば消費税がかからない。ただし、売主が法人であれば課税される。業者を介して取引をすれば、手数料が発生する。
・中古は、売主が個人のため、「早く手放したい」心理が働き、新築より値切りやすい。5%くらいまでなら可能性はある。よくあるのは「端数切り」。不動産屋を介して交渉するのがほとんどなので、「とても気に入った」とほめつつ、調整をお願いする。
・住宅ローン控除は「床面積50㎡以上の住宅に適用」と決められているので、面積に注意する。今後、要件が40㎡に緩和される予定だが、50㎡だと年間所得1000万円未満が条件と、通常の3000万円以下より厳しい。広告の専有面積は、登記の面積より広いことが多いことに注意が必要。
◯住宅ローン
・借りられる金額は年収の約5倍だが、「借りられる」=「返せる」ではない。限度額いっぱいまで借りるのは危険。
・高齢者などが持ち家を担保に、その範囲内で生活資金を借りる「リバースモーゲージ」もある。借金は増えていくが、契約者の死亡時に、その家を売って借金を一括返済する構造。相続を考えたくない場合に有効。大幅に長く生きた場合、融資が打ち切りになる可能性があることに注意する。
・審査で落ちないポイントは、①80歳までに完済できそうなプラン、②他のローンを新規で組まず、すでにあればなるべく先に返済、③車を買うなら現金か住宅ローン組んだ後に、④使わないクレジットカードは解約、キャッシング枠やカードローン枠を外す、⑤転職はローンを組んだ後。
・住宅ローンの審査が期日までに下りなかった場合に限り、ペナルティ無しで契約解除できる住宅ローン特約は付けておく。
◯売却
・ネット広告を出したい場合も、まずはリアルな不動産屋に行く。家を売るプロに仲介してもらうのが一番。広告が掲載されたら、あとはひたすら待つ。買い手が見つからなければ、不動産屋と作戦会議をする。3ヶ月経っても売れない場合が、今後どうするかの考える時期の目安。
・「仲介を頼んだら、どういう売却活動をしてくれますか?」と確認するのが不動産屋のいい選び方。マンションの場合は、その物件を扱ったことがあるかを聞くと実績がわかる。一生懸命な不動産屋であれば、あえて1社だけに頼む手もある。
・売り出す時期によっては、現況でもスムーズに売れることがある。需要が少ない時期は、ハウスクリーニングできれいにして売ったほうが良い。
・ただ売るのではなく、「いい値段で、スムーズに売る」のがゴール。ネットで類似の物件がどのような価格設定をしているのかをチェックしてみる。精度を上げたいなら、不動産屋に査定を頼む。業者ごとに差があるので、複数あたるほうがよい。
◯家にまつわる税金
・家を買っても、持っていても、売っても税金はかかってくる。各ステージで特例がある。具体的な数値は覚えなくても、特例があると知っていれば調べられる。 -
結婚して実家を出るにあたり、家探しの参考に。
内容は賃貸の部分が少なく、購入・売却についてのほうが多かった。
将来購入を考えた時にそういえばこんな制度があった気がする程度にでも思い出せればいいかなと。 -
今まで家に関する基礎知識を学べる良本がなく、やっと出会えた良本。敷金礼金から家の購入に至るまで詳しく説明されている。
ただ、家の売り方も多く、少し難しい部分もあった。 -
家、マンション、住宅の知識がない時、最初に読む本として最適。
前作?の「すみません金利ってなんですか?」の不動産編で前回と同じく対話形式なのでものすごくわかりやすい。
賃貸で部屋探し前、分譲マンション、戸建て購入前には知識を蓄えるのに適してます。
「すみません〜」シリーズ、他にも出してほしい。。 -
分譲について、正確に理解出来た。1kも。だから、ドアがあるんだ。邪魔だけど。
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他の本で紹介されていた。
不動産の素人が自宅の購入を検討するときに持っていた方がよい知識を、詳しい人に教えてもらうという対話形式になっている。
一通りのことは知っているつもりだったが、知らないこともあったので、実際に購入を検討している人は読んだらためになると思う。ただ、制度や法律は結構変わるので、最新情報を入手する必要はある。