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  • Amazon.co.jp ・本 (281ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784763140715

作品紹介・あらすじ

(編集中)

感想・レビュー・書評

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  • 「どうしたら一番よく眠れる」
    肥満、2型糖尿病、心血管疾患、脳の老化、認知機能の低下、慢性疼痛などは睡眠不足の悪影響の一部である。

    たった一晩の寝不足でも人間の脳には大きな負担がかかり、アルツハイマー病など、脳の病気の診断で用いられるバイオマーカーの値が上昇する。

    起床直後に太陽を浴びる。

    昼と夜のあいだで、光の量、運動量、食事のパターンに大きな差をつけること、体内時計が睡眠時間と覚醒の時間を正しく理解してくれる。

    寝室ではスマホを使用しない。



    第1部科学者がそろって「絶対寝るべき」と言う理由
    ○覚醒中に長時間働き続けてきた脳が、睡眠中なら休息をとることができる。
    睡眠を十分とらずに脳内のゴミが除去されないと、脳の老化が早まり、ダメージを受けやすくなる。
    重要な神経細胞のつながりが損なわれ、記憶障害や認知症を引き起こしかねない。
    ○体のあらゆる器官、たとえば消化器系や循環器系が日中滞りなく機能するためには睡眠は不可欠。
    ○睡眠の時間と質の不足は、仕事上の成果であれ家事であれ、つねに生産性の低下をともなう。
    ○太陽光は、睡眠・覚醒リズムにとって重要な出発点だ。
    外が明るくなり、覚醒の時間が始まったこと、または暗くなり、それが就寝の時間を意味することを私たちの体が認識できるよう、人の目はとくに朝と夕方、太陽光に敏感に反応する。
    ○人間は「朝型→夜型→朝型」の順で成長する。
    ○睡眠は「起きている時間にしたこと」でできる。
    ○太陽の光の下で、たとえばアウトドア活動やスポーツなどを行うことで、画面から発せられるブルーライトによる睡眠障害は予防できる可能性がある。
    真の問題はデジタル機器ではなく太陽の不足による。


    第2部睡眠の「すごい効果」を全部受け取る
    ○眠って「賢者」になる→眠ったほうが知識が残る。
    ○「ストレス」と「寝不足」で記憶力は最悪に。
    ○夢が「創造性」を開花させる→「一晩寝かせる」は大正解。
    ○眠って「感情脳」を整える→レム睡眠に「ストレス」を処理してもらう
    ○「横になる」だけで効果がある→年配の人はすでに脳が完全に発達していて、難易度の高い新たな情報を処理することも少なくなるため、それほど多くの睡眠を必要としない。
    ○「いびき」は危険サインかもしれない→睡眠中の呼吸に問題を抱える高齢者は、そうでない人に比べ、軽度の認知障害と診断される時期が平均10年早まる。


    第3部熟睡人
    ○眠って「スリム」になる→「体型」は目を閉じている間に変わる。
    ○「腸内細菌」は夜、休まないと働けない。
    ○「免疫力」を強くする→眠りは「がん」さえ遠ざける。
    ○「予防接種の効き目」はその日の睡眠時間で決まる。
    ○「シフト勤務者」はリスクが高くなる。

  • ▼メモ(抜粋)
    ・日中は体温が高いため、食事から得られるエネルギーも大半は熱生産活動を維持するために使われる。その一方で夕食には本来それほど多くの栄養は要らない。(食事が熱に変換される量が最も少ない時間帯)

  • 睡眠を侮ってはいけない。
    1冊丸々睡眠によるメリットを語っています。
    良質な睡眠を適正時間とることが、どれだけ人生を豊かにするか。かなり影響しているんですね。
    実際、私は7~8時間睡眠がベストなのですが、7時間未満だと日中のパフォーマンスが落ちます。
    (イライラするし、集中力なくなるし、判断力が鈍る)
    なので、普段は7時間は睡眠をとるようにしています。

    実際、ここ1年くらいは7時間睡眠をキープしているのですが、変化がみられています。

    ①昔の写真よりも今の方が若い
     (肌荒れもしなくなった)
    ②日中のパフォーマンスが上がった
     (処理スピード、集中力、判断力等)
    ③食べても太らない、太ってもすぐ戻る
     (運動による効果もあるかもしれないが)
    ④物事に意欲的になる
     (回復力がついたのか?物事に積極的になれる力が残っている)

    思いつくだけで、このくらいあります。
    他にも記憶の定着に効果的等、頭がよくなる効果も。

    良質な睡眠を適正時間とることは、精神的にも身体的にもプラスになるこばかり。
    ”健康”には欠かせないものなのです。
    コストもゼロ円ですし。
    効果があるかどうかわからない高額な健康食品を取り入れるよりも、まず見直すべきなのは睡眠かもしれません。

    今年からは睡眠環境を整えるべく、新年早々に寝具・寝巻を新調しました。
    7時間身にまとうものですからね。
    誰も見ていないからと言って、寝具・寝巻は手抜きしない方がいいかな、とこの書籍を読んで思いました。
    より熟睡するための努力をしていきたいと思います。

  • 睡眠がいかに大切か分かります。

    最新の研究結果から、睡眠が運動・生活・学習などにどのような影響を与えるのか解説されています。

    睡眠不足の方に限らず、生産性を向上させるためにもぜひオススメしたい一冊です。

  • 睡眠の重要性を改めて実感できた
    このことを学生のうちから知れたということは自分の人生において大きな財産になるだろう

  • その日「経験したこと」で夢が構成される!
    食事は7〜19時の間に済ませると、よく眠れる!
    肉類や脂っこき食べ物は胃の中に長く留まるため、体が遅くまで働き続け、眠れない。
    牛乳に含まれるトリプトファンが入眠に良い!
    朝コーヒーで、肝臓のリズムが整う!夜コーヒーは睡眠泥棒!
    人の体は1日2回寝る設計!昼寝は15分以内ならプラス!

  • 睡眠にちょっと悩んでいたこともあり、読んでみました。
    目次から興味のありそうな所を読むほうが効率的な気がしました。
    自分は医学的知見が無いので、所々に難解な用語が出てきて読み切るのに苦労しました。
    また、図解が無いので説明されても理解する事も難しく感じます。
    一方で新しい発見もあったので、今後の生活にも取り入れていきたいと思いました。

  • 睡眠がいかに大事であるかを様々な知見を通して説いてくれる本書。睡眠不足にならないようよりいしきづけを行うのに効果的ではある。本書を読んだ後睡眠に気を使うことを期待して読んだが、期待通りの効果はありそう。
    ただ、同じことを反復して記述されているところもありやや退屈になるところもある。極論、目次だけに目を通すだけでもよい気がする。その中で気になる記述のみ読んでみてもいい。総じて健康の根底に質の良い睡眠があることを認識させてくれると感じた。
    軽くまとめると、日中に活動し、夜は少食、寝る準備のためスマホ等の光を避ける。よい睡眠は記憶の定着を促し、また閃きなどを促進し、身体を健やかに保つと共に病気のリスクを低減するといったところか。

  • 脅かされてる感強し。ベッドに入り、すべての明かりを消して、寝室を暗く涼しく保ち、寝付けないときはそのまま静かに横になって過ごそう。ベッドにゆったりと横たわっている時間は価値ある充電の時間。灯りはつけない。くれぐれもキッチンに行って冷蔵庫あさったりしない。脳を外部の大方の情報から遮断。眠れなかったとしても、起床後には太陽の光を目で受け珈琲を飲み、しっかり朝食をとり、体内時計を睡眠覚醒リズムを整える。
    日中は屋外で過ごす、可能な限り太陽光をたくさん浴びる。就寝3-4時間前に運動を終了。夕方から夜はブルーライトを避ける。遅い時間にカフェイン取らない。

  • 睡眠の大切さを科学的に分析されていてわかりやすかった。睡眠の重要さがとてもわかる本。
    やはり睡眠不足は食欲を増加させ肥満につながる。ダイエットには睡眠が大切だとわかった。

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著者プロフィール

1976年、ドイツ・ハンブルク生まれ。スウェーデン・ウプサラ大学准教授、神経科学者、睡眠研究者。キール大学の栄養科学修士課程を修了。リューベック医科大学で神経内分泌学を研究、博士号を取得。2013年よりウプサラ大学の教壇に立つとともに、同大学の睡眠研究を牽引。

「2020年 『Sleep,Sleep,Sleep』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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