新版 科学がつきとめた「運のいい人」

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  • サンマーク出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784763140807

感想・レビュー・書評

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  • 運が良い人になる為には。この本では具体例をあげながら分かりやすく説明してくれている。
    利他の精神がここで大切な事の一つだった。
    利他とは何か、他の本も読んでみたい。

  • 運のいい人の習慣、考え方がかかれている。
    生活習慣が整っていたり(早寝早起き).
    運がいいと思っていたりするけれど、
    運がいい人も苦労や大変なことも経ているとあった。
    人生やはりすべていいことばかりではないと再認識するとともに、どれだけ前向きに気持ちをもっていくかが大切だと再認識した。

  • なんとなく選択を迷った時は楽な方ではなく、大変そうな方を選ぶようにしていたが、間違ってなかったのだと納得した。

    何かを選択する際にどれにするかで悩んだとき、あえてリスクのある方を選んでみるのです。安心•安全の道より、ちょっと冒険の道を選んでみる。そのほうが夢中になれるし、脳が喜んで、結果も良いものになる確率が上がるのです。

  • 受験生の中学生の子供に読ませようと購入しました。子供に渡す前に自分でも読んでみましたが、子供にも理解できる書き方だったので、期待通りでした。ただ、大人が読んだ感想としては、内容が一般的で簡単すぎるのではないでしょうか。 ご自身の経験や学術的な裏付けご明記されておらずに、聞いた話、確か… 、私の想像、などという書き方がいくつかありました。中高生が読むとしたらという評価で4をつけました。 大人だと2時間もかからずに読めるので、サッと読むにはよかったです。

  • 個体レベルでは適者生存ではなく運者生存
    マンボウの3億個の卵から生き残る1匹は運

    コインの裏表で±1すると試行回数1万回程度では
    ±200〜300ほどどちらかに傾く

    セロトニン、ドーパミン、ノルアドレナリンの
    分解度合いが低い人は、幸福を感じやすく、
    不安がないので先を考えない、援交をする
    男性は攻撃的になる

    男性はヒップ:ウエスト 1:0.6〜0.7の女性を好む
    脳を成長させるのと同じ脂肪が多くてIQが高く、
    お腹の脂肪が少なくて健康

    ノセボ(ノシーボ)効果 プラセボの逆
    薬や医師への不信感で効果が落ちる

  • 科学的根拠?と思うものもあるけど
    たいがい、あ、そーだな、という人

  •  自己啓発本は、一杯読んできたので、中野さんがこの分野について、どんな切り込み方をするのか、と思って読んでみた。

     結局、自分次第、というところ、「引き寄せの法則」などで過去書かれている内容とあまり差がない。

     自分としては、メンサ会員だった中野さんも結局、同じような視点で成功法則を見ているのか、というところ、勉強になった。…安心もした。

  • 最適よりも好適を目指す、という言葉が1番心に残った。考えるより行動していきたい。一方で、定量的なデータが乏しく、著者の主張に沿った論文を引用しているように感じた。事実は示されているが、主張の確からしさが分からず、数値、クラブなどで示してほしかった。

  • 運者生存とは、進化論の中立説で知られる考え方。文字どおり「運のいい者が生き
    残る
    魚のマンボウは一度に約2億7000万個の卵を産み、このうち親になるまで成長できるのは1 〜2匹
    運・不運というのは、 だれの身にも公平に起きていて、 その蓮をどう生かすかに少
    なくとも人は主体的にかかわっていける
    人生という限られた期間における目の出方はある程度はどちらかに偏る
    ミュンスターバーグ錯視
    運をつかみ、同時に不運を防ぐような行動、物事のとらえ方、考え方
    運がいいといわれる人たちは、みな、 いろいろな意味で自分を大事にしています。常識や世間一般の平均的な考え方に流されることなく自分の価値観を大切にして、自分をていねいに扱っています。
    幸福感が高いのに反社会的行動を起こしやすい
    セロトニンが多いと安心感、安定感を抱けるため、その反対である不安感がないのです。不安感は先を見通すカ、将来を考えるカがあるからこそ芽生えます。
    いちばん大爭なのは自分です。その自分を最大限に生かす
    ナディ— ヌ・ロスチャイルドの言葉を借りれば、「自分で自分を好きになれるよう
    に、 自分に心を配る」
    他人の尺度でなく、自分の尺度で行動する。他人がどう思うかではなく、自分が心の底から「心地よい」「気持ちよい」と思える行動をする
    自己一致の状態とは、こうなったらいい、 こうあるべきと考えている理想の自分と
    実際の自分が~致していること、 あるがままの自分を自分で受け入れていること、 もっと簡単にいえば、 自分で自分のことが好きな状態です。
    柔軟性があると、不測の事態に速やかに対応できます。考えが硬直していないので、不測の事態にどう対処するか、 その発想が豊かになるのです。
    インター ロイキン6 は痛みや炎症の度合いの指標となる物質で、 とくにリウマチの
    患者さんなどでレベルが高いもの。
    事象に対するとらえ方、 考え方が違う。対処の方法も違う。長い年月を積み重ねれば、 おのずと結果は大きく変わってくるでしょう。
    「ヤーキーズ・ドットソンの法則」。
    人は平穏無事、 安心、 安全な状態にいるときよりも、適度なストレスがかかっているときのほうが力を発揮できる、
    人間の脳が何の刺激もない状態より、 リスクのあるほうを好むから。心理学でいう「強化学習」を自分に応用するのです。ちよつとリスクのあるほうが脳の報酬系が活発に働くのです。
    現生人類が生き延びたのは、ネアンデルタール人より社会性に長けていたからだ、という見方が有力となってきています。
    「最適より好適」とは、「最適な戦略をとると、一時期は勝てるものの、長期的なスパンでみると滅びてしまう可能性が高い。よってベストよりベタ—な道を選ぶべき」という意味です。
    脳は戦ってだれかを蹴落とすことより、共生をめざすことのほうが高いパフォーマンスを発揮できるのです。
    「配慮範囲が広い人ほど運がいい」という結論を導き出したのです。
    ここでいう配慮範囲とは、現在の自分を原点にして人間関係と時間を軸にしたもの。
    自分なりの「しあわせのものさし」で測った目的や目標がないと、 せっかくのチャンスや努力が無駄になってしまうのです。また、他人の意見や一般的な価値観に影響を受けて、 お金や学歴' 肩書き、容姿などの「道具」の使い方を間違ってしまう。そして、それが「不運」としかいいようのない状態を招いてしまうのです。
    私たちはいくつものゲ—ムに同時に参戦していますが、 運がいい人というのは、 自分が「これぞ」と思っているゲ—ムからはけっして自分からはおりないのです。
    ゲームをおりないようにするには、「ゲー厶は常にランダムウォークモデルのように進む」と考えるのがコツです。
    運を手に入れられるかどうかは、 その人がもともともっている運のよしあしではなく、「ゲ—厶をおりるか、おりないか」の差にすぎないのだ、ともいえるでしよう。
    脳を飽きさせないようにするにはどうしたらいいでしょうか。
    そのコツは、脳内の報酬系をうまく活用することと、 脳に常に新しい刺激を与えっ
    づけることにあります。
    常に「もっとこんな工夫ができるのではないか」「こんな努力の方法もあるのでは
    ないか」などと新しいことを考えてみる。脳が喜びそうな新しい刺激を与える。そし
    てそれを楽しみながらやるのです。
    これが脳を飽きさせない方法であり、目標や夢に近づく方法でもあるのです。
    自分にマイナスの出来事が起きたときに、 けっして自暴自棄にならないこと。もちろん、 一時は嘆き悲しんだり、 苦しんだり、 落ち込んだりもしたでしょう。とことん打ちのめされたかもしれません。でもやけっぱちにはならない。
    ふてくされたり、 何もかも投げ出したりはしないのです。ある意味、 マイナスの状況をいったん引き受けているのです。そして「では、 どうするか」と切り替えている。
    結局、運とい一つのは、その人がもともともっているものではなく、生まれつき決まっているものでもなく、その人の考え方と行動パターンによって変わる、といえます。
    だとするなら、その人の考え方や行動パターンを決める脳そのものを「運のいい脳」にしてしまえばよいのです。
    私たちは何歳になっても脳を育てていけるのです。
    私がおすすめしたいのは、 朝と晩の- 日2 回、 お祈りをする方法です。
    一日のはじめと終わりに、自分を見つめて整える時間をもっことで、その一日を自分の脳を成長させるため、最大に価値あるものにしていくことができるのです。
    朝は夜より前向きな気持ちになりやすいので、未来に目を向けた「将来なりたい自分」「成し遂げたい目標」などについて集中して祈ります。
    そして夜は、 その日- 日を振り返り反省します。「将来なりたい自分」のために、
    「成し遂げたい目標」のために、 今日は何ができたか、 と考えるのです" そしてできなかったことを反省し、 明日できることを考える。
    そして、毎日、毎朝、毎晩、心からのよい祈りを捧げる。これを続けていけば、 脳はよい変化を遂げ「運のいい脳」になっていきます。

  • 運がいい人は、自分を大切に扱っている。
    事象に対する捉え方、考え方が違う。
    運というものは、必ずしも、その人がもともと持っていたり、生まれつき決まっていたりするものではなく、その人の考え方と行動パターンによって変わるといえる。
    運は自分次第ということが分かる。

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著者プロフィール

脳科学者、医学博士、認知科学者。1975年、東京都に生まれる。東京大学工学部卒業後、同大学院医学系研究科修了、脳神経医学博士号取得。フランス国立研究所ニューロスピンに博士研究員として勤務後、帰国。現在は、東日本国際大学教授として教鞭を執るほか、脳科学や心理学の知見を活かし、マスメディアにおいても社会現象や事件に対する解説やコメント活動を行っている。著書に『サイコパス』『不倫』(ともに文藝春秋)、『人は、なぜ他人を許せないのか?』(アスコム)、『脳の闇』(新潮社)などがある。

「2023年 『賢くしなやかに生きる脳の使い方100』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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