神さまとのおしゃべり (サンマーク文庫 さ 4-1)

  • サンマーク出版
3.87
  • (67)
  • (68)
  • (41)
  • (14)
  • (8)
本棚登録 : 1201
感想 : 87
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (592ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784763160966

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 神さまとみつろうの対話を通じて、人が感じる幸も不幸も、悩みや人の好き嫌いも、すべてはその人の捉え方次第で、大した問題ではないんだ、とうことを説いた本。
    目から鱗の学びが多数あった。

    どんなに現状に不満がある人でも、すでに、願いは1つ残らず目の前に叶っている、という。多くを望むゆえ、相互に打ち消しあい、何も願いが叶っていないように思うだけ。

    ◯いくら願っても叶わないのは、心の底で、それが実現することを信じていないから。→実現すると自分が信じることが大事。

    ◯感情の原因は自分の信じこんだ固定観念、"意外の前の意"。→信じていることの反対側を信じれば、固定観念は消える。

    ◯"鏡は先に笑わない。"→こちら側が先に笑う。つまり、起こった出来事を先に変えようとせず、そのできごとの解釈の仕方を先に変える。

    ◯人間は否定後を想像できない。→「何が嫌いか」ではなく、「何が好きか」を口に出し、正しい想像で願う。そして、嫌いなことを想像するのではなく、好きなことを想像する。

    ◯「なりたい」「」ほしいという言葉を消去すべき。なぜなら、「◯◯になりたい」と願っている人は、現に自分がそうではないと信じているから。むしろ、「それなら、どうしたいのか?」と自問するクセをつける。
    不幸は目につくが、幸せは見えにくい。

    ◯不足側から見て「ない」と言わず、充足側から見て「ある」と言う。(コップ半分の水をどうとらえるか。)

    ◯迷ってるということは、実はどっちでもいいということ。→悩むのを止めたらいい。

    ◯違う選択肢の方がよかったと思い勝ちだが、人は同時に2つのことを経験できないので、別の選択肢がよかったと判断するチカラはない。→後悔はすぐに止めるべき。そして、
    後悔が起こった瞬間に、「しめしめ、これはきっと上手くいく」と、唱えなさい。

    ◯人間が信じることができる部分は少ない。起こるできごと全てを信頼し、流れに身を任せてみれば、きっとどうにかなる。
    ◯嫌いな人は、「価値観が違う人」だという視線で見ればよい。自分の知らない風景をたくさん見ている人に歩み寄ることで、より多くを知ることができる。

    ◯できごとは全て、「自力」ではなく、ただの縁起が展開しているだけ。「自分の力でどうにかできる」と思うから苦しくなる。→「自分でどうにかしよう」という気持ちが消えれば、苦しみも消える。

    ◯「いつか」と願えば「いつか」叶うが、「いつか」は永遠に「今」を訪れない。→「今、幸せである」と願うのが一番よい。

  • フォローしている方のこの本のレビューが気になっていて、先日本屋でみかけたので買ってしまった。

    小説とエッセイ、コミック、たまにノンフィクションぐらいしか読んだことなく、こういう自己啓発本のようなものはたぶん人生初☆。

    どっちかっていうと、次作の『悪魔とのおしゃべり』の方が読みたかったのですが、そちらはまだ文庫になっていないということなので先にこちらを読むことに。

    まず...分厚い!
    583ページという大長編翻訳ミステリ並みのボリューム。
    でも平易な文章で読みやすく、一日で読めた。

    妻と幼い子供がふたりいて会社ではぼんくらサラリーマンをやっている‘みつろう’。
    ある日突然現れた‘神さま’と名乗る怪しげな老人。
    老人は‘あっというまに幸せになれる授業’をしてくれるという。
    このふたりを主たる主人公にして、漫才のようなボケとツッコミを大いに挟みながら、バンバン‘常識’の解体をしていく。
    結構痛快。悶々している時に読むと、頭のもやが晴れるような気分になるかもしれない。

    映画の『マトリックス』や前読んだお坊さんのエッセイとおんなじようなことも書かれていた。作者の思考のベースに哲学や仏教、心理学、宇宙学なんかがあるのかな、と思った。

    作者は‘「終わり」に代えて/地球を守る最後のバリアー「神さま」’でこう書いている。

    「あなた」が、なにを信じるかは、「あなた」の自由だ。しかし、この本を読む総ての読者が「誰が言ったか」よりも「なにを言ったか」を大事にしてくれることを祈ります。


    どうでもいい話ですが、主人公のみつろうの娘の名前が「ザラメ」。昔私が飼っていた(が、逃げられた)雌シマリスの名前も「ザラメ」。これもこの本の書いてるように『縁』かしらん。(←影響されやすい(汗))

  • この本はすごい!
    図書館で借りたけど、手元に置いて読み返したい。

    スピ系の本ならだいたい書いてある、
     この世界は自分の希望通り
     私はあなたであなたは私
     この世界はフィクション
    など、苦手な人はさっと閉じてしまう内容が面白おかしく書いてある。

    私は昔からスピ系が好きだし、
    私はあなたであなたは私という感覚、
    人生は箱の中の演劇のようなもので、自分以外は俳優というか実は存在しないのではないか、演劇中に誰かが箱の蓋を開けて、なんだ~演じてただけなのか~と気づく瞬間が来るのではないかと思っているので、
    みつろうと神さまのやり取りがストンと落ちた。

    この本に書かれている宇宙へのお願い方法は合っていると思う。
    昔、ひどく裏切られて自分と人に失望し、自分を見失った時に、立ち直るために宇宙にお願いしたことがある。今はそれが全て叶っていて、自分がお願いしたことを忘れていた内容までピタッと合っていることに気づいてヒヤリ。言葉が出なかったことがある。

    お願いの表現方法はこの本の通りだったので、ぜひお試しを!
     否定語は使わない
     ~したい・~ほしいではなく、~です・~があると言う
     いつか・⚪年後などの表現は使わない

  • 数ヶ月前に同僚にお借りして読んだ

    悶々と悩んでしまう話をしたら貸してくれた

    もっともやな〜というこたが書かれており、
    でも、じゃあこれはどうなるの?っていう疑問は、
    主人公のミツロウが代わりに質問してくれる

    ただ悶々と悩む事にストップをかけてくれるかも。

  • ケーハツショ?と呼べばいいのか。
    哲学、心理学、うーん。。。

    これが堅苦しい文体で、新書にでもなっていようものなら、多分手にとってなかった。
    そういう意味では、マーケティング成功(笑)

    自分が幸せであること、を認識する?
    そうですね、私にはイタイ所を突かれすぎて、流血したくらいです。
    何故、自分はこう在れないのか、と思っている間は永遠にその境地に至らないということでしょう。
    結局、今の自分はそれを手にしていて、手にしていないと思うから、不足を感じ、不足と思ってしまうと、ずっとそのことばかり囚われてしまう。

    正しさなんてなくて、自分が囚われていることをズバリ指摘されると傷つくし、自分が囚われいることから脱している人を見ると、腹が立つ。
    つまり、他人に傷付いたり、腹が立っている大元には、自分が作り上げた既成概念・価値観があるのだということ。
    そういう感情の揺れからは、自分の拘りが見えるし、その拘りをなくせば、揺れる必要もない。

    まあ。
    簡単に言うよねー。
    知足なんて、『高瀬舟』の喜助くらいしか至れないと思っていたよ。
    でも、ミツロウと神さまの掛け合いを読んでいると、確かに自分が抱えていたものがコロッと、黒から白に裏返される気になる。
    深刻に考えていた自分が、フッと楽になるし、楽になるくらいなら、大したことではなかったんだろうなと思って、笑った。

    真面目で、何でこうならないんだろう?と思う自分にしんどさを感じている人には、ぜひ、息抜きに読んで欲しい。

    ちなみに『悪魔とのおしゃべり』も読みたいけど、早く文庫にならないかなー。


  • いわゆる繊細すぎる方、
    他人の目を気にしすぎしてしまう方、
    気にしすぎとよく言われる方、


    心が軽くなる系の自己啓発本はよくありますが、この人の本は他のそれらとあきらかに違います。


    〝自分のことしか変えられない、他人は変えられない
    自分の考え方を変えれば良い〟


    それはわかってるけど、それができないから悩んでるんでしょ!!

    っていう方におすすめ。

    本人が1番気にしたくないし考え方を変えたいけど、

    そう簡単に変えられないから悩む

    この本は読んでるうちに自然と

    確かにそんな考え方もあるのかと、読んでるうちに自然に意識が変わったのは、

    自分にとってはさとうみつろうさんの本くらいです。

    伝え方が上手すぎて、本当に天才だと思う

    この人の著書を何回も何回も読むことで本当に変わった。


  • オーディブルで無料だったのでダウンロード。「幸せ」とは、「人間」とは、「生きる」とは、そういう人生の根本的なことを神様との軽快なトークで教えてくれる本だった。テンションや話し方は少し苦手だったけれど、内容は「なるほど」と思う。

  • メンタルがよわよわなので自己啓発本はかなりよんでる前提で、この「神様とのおしゃべり」がベストぐらいで救われたかんじがある。
    原因と結果の法則も好きだけどこちらのほうがより具体的で親身。何度も読み返している。
    人生や、他人との色々に迷ったときにこれをよむとかなり楽になる処方箋的、良本

  • 全て自分次第。同じ出来事でも捉え方は人それぞれ。
    明るい人と暗い人の違いはここだなぁと改めて感じた一冊。

  • この世に起こりうる現象についての解釈を、会話形式でおもしろおかしく学べます(^o^)♪

    物事の見方が変わりますので絶対読んでおいた方がいいです( ^ω^ )笑

全87件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

沖縄出身。2011年、今や月間200万アクセスを誇るブログ「笑えるスピリチュアル」を開設。斬新な視点が話題となり、またたく間に各種ランキングで1位を獲得。2014年、全国各地でトークショー&ピアノライブを開催スタート。同年出版した初の著書『神さまとのおしゃべり』(ワニブックス)は20万部を突破。その続編となる『悪魔とのおしゃべり』(サンマーク出版)も8万部を突破し、シリーズ累計で28万部の大ベストセラーとなる。主な著書に『金持ち指令』(主婦と生活社)、『その名は、バシャール』(ヴォイス)、『0Rei 上』『0Lei 下』(サンマーク出版)などがある。現在は自然派コミュニティ『セカイムラ』の運営を手掛ける。2022年メジャーレーベルより、『ツクヨミ』『スサノオ』『アマテル』のCDアルバムを3か月連続でリリース。

「2022年 『Noサラリーマン、Noジャパンーあなたの存在を光らせる仕事のやり方ーー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

さとうみつろうの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
リンダ グラット...
朝井 リョウ
村田 沙耶香
佐々木 圭一
辻村 深月
恩田 陸
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×