生き方

著者 :
  • サンマーク出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (246ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784763195432

感想・レビュー・書評

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  • 8月24日に90歳で逝去した京セラ創業者の稲盛和夫氏の著書。

    ずっと積読となっていましたが、このタイミングで手にすることになりました。

    「生き方」、稲盛さんの人生論が余すところなく語られています。

    読む人によっては宗教的とかスピリチュアル的と感じるかも知れません。

    しかし、人としてすごく大切な考え方の根幹部分を教えて頂けたと思います。

    利他の心、ありがとうと感謝することの大切さ、改めて自分自身に問いかけながら一つの指針としていきたい。

    いつかゆっくりと読み返してみたいと思える良書でした。


    説明
    内容紹介
    2004年の刊行以来、150万部を突破した不朽の〝ロング・ミリオンセラー〟! 世界16カ国で翻訳、中国でも500万部を突破!

    二つの世界的大企業――京セラとKDDIを創業し、JALの経営再建を成し遂げた当代随一の経営者である著者が、その成功の礎となった実践哲学をあますところなく語りつくした人生論の〝決定版〟!

    大きな夢をかなえるために、たしかな人生を歩むために、もっとも大切なこととは何か?豊かな知恵と経験をもとに、丁寧にわかりやすく説き明かした本書は、世代を超えて幅広い層に読みつがれ、感謝・感動の声を多数いただいています。

    ◎生まれてはじめて本を読んで涙を流しました。稲盛氏の温かい心で、まるで実際に「大丈夫だよ」と言われているみたいで感動しました!!(23歳・女性・学生)

    ◎一ページ目から、おどろきの本でした。もう一度、中学生に戻って、新しい人生を生きてみたいと、切に思いました。それがかなわぬ事なので、孫18才、16才、1才たちに1冊ずつ贈ってやりました。(68歳・主婦)

    ◎良い言葉・勉強になる言葉を赤ペンでなぞっていくと、全てのページが真っ赤になってしまいました。ムダな言葉は全くありませんでした(51歳・男性・会社員)

    ◎現在67才になって、この本と出逢い残りの人生に明りが見えた。心魂を清く最後の死は「ありがとう」と言える人生にしたい。(67歳・男性・会社員)

    ◎現在就職活動中の私にとって「この本に出会えてよかった」と心から思う素晴らしい書物です。現在の日本に、世界に足りない考え方がつまっている、多くの人に読んでほしい、人生を大切にしてほしいと感じさせられました。(21歳・女性・学生)
    内容(「BOOK」データベースより)
    刊行10年目にして100万部を突破した、不朽のロング・ミリオンセラー!二つの世界的大企業・京セラとKDDIを創業し、JALを再生に導いた「経営のカリスマ」が、その成功の礎となった「人生哲学」をあますところなく語りつくした一冊。夢をどう描き、どう実現していくか?人間としてもっとも大切なこととは何か?――サッカー日本代表の長友佑都選手、野球日本代表監督の小久保祐紀氏などトップアスリートも座右の書としてその名を挙げる、「究極の人生論」。
    内容(「MARC」データベースより)
    人間として正しい生き方を志し、ひたすら貫きつづける。それが、いま私たちにもっとも求められている-。混迷の時代に打ち込む、「生き方」という一本の杭。京セラとKDDIを創業した著者が語りつくす、人生哲学の集大成。
    著者について
    稲盛和夫(いなもり・かずお)
    1932年、鹿児島生まれ。鹿児島大学工学部卒業。59年、京都セラミツク株式会社(現・京セラ)を設立。社長、会長を経て、97年より名誉会長。また、84年に第二電電(現KDDI)を設立、会長に就任。2001年より最高顧問。10年には日本航空会長に就任。代表取締役会長、名誉会長を経て、15年より名誉顧問。1984年には稲盛財団を設立し、「京都賞」を創設。毎年、人類社会の進歩発展に功績のあった人々の顕彰を行う。2022年逝去。
    著書に『京セラフィロソフィ』『心。』(ともに小社)、『働き方』(三笠書房)、『考え方』(大和書房)など、多数。
    著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
    稲盛/和夫
    1932年、鹿児島生まれ。鹿児島大学工学部卒業。59年、京都セラミツク株式会社(現・京セラ)を設立。社長、会長を経て、97年より名誉会長。また、84年に第二電電(現・KDDI)を設立、会長に就任。2001年より最高顧問。84年には稲盛財団を設立し、「京都賞」を創設。毎年、人類社会の進歩発展に功績のあった人々を顕彰している。他に、若手経営者が集まる経営塾「盛和塾」の塾長として、経営者の育成にも心血を注ぐ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

  • 京セラ、KDDIの稲盛和夫氏の著書。
    バリキャリの方には必読、そうでない方にも、より良い人生を歩むための指南書かと思います。
    成功した人って共通点がありますね。
    ・仕事にかける情熱が半端ない!
    ・謙虚さを忘れない(ように心がけている)
    ・最後は人のため、利他の心。(俗に言うと、ニーズを満たすから儲かる)

    「人生は思い描いた通りになる」「叶えたい夢をカラーで見えるくらい具体的にイメージする」
    これを思い続けるのが情熱ですよね。真似したい。

    最後は宗教的・道徳的な話になりますが、結局は、人が生きていく上で大切なこと、成功するために必要なことはそういうことなのだと、歳を重ねるにつれ自分も思うことが増えており納得です。

  • 本書は、「京セラ」や「KDDI」を設立され、日本航空の再建にも尽力された稲盛さんが書かれた「人生哲学」の本です。
    「当たり前のことを、ちゃんとやる❕」と一言で言うと簡単ですが、なかなかそれが難しいですねー。
    ぜひぜひ読んでみてください。

  • *この世を生きる意味=生まれた時よりも少しでもましな人間になる=わずかなりとも美しく崇高な魂を持って死んでいくため
    *どのような哲学が必要なのかといえば、それは「人間として正しいかどうか」
    =嘘をついてはいけない、人に迷惑をかけてはいけない、正直である、欲張ってはならない、など
    *人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力
    <span style="color:#ff0000;">*だれの人生もその人が心に描いたとおりのものである</span>
    *明瞭にイメージできたことは間違えなく成就する
    *楽観的に構想し、悲観的に計画し、楽観的に実行する

    【感想・コメント】
    京セラ、KDDIの設立者である著者が生きる意味を説いた本。
    プロローグに良い言葉がたくさんあり、本編はなぜ仕事が成功したか、というビジネス的な要素も多い。少し宗教ちっくな言い回しもあるが、「生きるとは魂を磨くこと」という結論は個人的には良い刺激になった。

  • 人間の生き方、それは地球上の生物がみな、そうであるように一生懸命に生きること。連綿と続く生の魂を次世代に繋げていくことである。生物の進化同様、更にバージョンアップした人間へと進化を遂げられるよう、生を受けた瞬間よりも少しでも善き人間であって死を迎え、そして次なる生につなげていく。そのためには日々の仕事を一生懸命に、それを真っ向から受け入れること。
    私はこの本からこのように解釈をして、当たり前だがそれをきちんとやり遂げた方の言葉がとても心に響きました。
    自分に生きていく勇気と、一生懸命仕事に励むことの確かさを学ぶことができました。
    また歳を重ねた時に(60歳くらいかな)読んでみたい本です。

  • 松下幸之助氏の『道をひらく』然り、或る道を極めると宗教論的達観に行き着くのかもしれない。現に稲盛氏は仏門を叩いている。京セラやDDIの創業、JALの再建などその卓越した経営手腕は然ることながら、自身の持つ強烈なカリスマ性もそうした宗教的思想から醸し出されるものなのだろう。

    稲盛氏の語る生き方は非常にシンプルだ。強い志を持ち原理原則に忠実に利他精神で高みを目指す。明瞭ながら行うは難し、故に本質を突いている。

    一般論として大物経営者は若かりし頃はそれこそ狂人と変わらぬ態度で経営拡大に邁進するわけだが、後年聖人君子として崇め祭られ当人もそれを良しとする傾向になりがちである。稲盛氏自身も例外ではないであろうから(一方新卒時の邪念に溢れたエピソードは人間味があり相当好感が持てる)曇りなき人物として神格化すべきではないと思うが、尋常ならぬ実績を残した人物の至言として嚙み締めていただきたい。

  • 日々内省し、強い想いをもって日々生きていくことの重要性。全て自分が引き起こすという意識。利他の心を持つこと。とてもありがたい本。

  • ふかーい!

    過去読了。

  • 2008年09月17日 15:05

    結局、経営者として大事なことというのは、生きていくうえで人間として大事なことと同じなのだという著者の哲学 

    西郷隆盛の「人格が高き者を高位の職につかせ、功労を成し遂げたものには褒章で報いよ」という考え方になるほどーと感じました 
    たしかに高い職位にあるものは、単に成功者であるだけでは組織はダメになってしまうものなぁ・・・ 

    子どもの頃から慣れ親しんだ仏教が著者の人生哲学の根本にあるというところも納得できた 

  • 京セラ、kddiの創業者稲森氏の著書。2004年刊行とあるのでこの後jalの再建にも関わったと思うと社会が稲森氏を必要としていたということだろう。利他の心を持って仕事も誠実に向き合うことが本書の核心、そしてあるべき姿を目指すことが自然の摂理であると説く。
    確かに利する為にどんなこともするといった考え方は無理があり限界を感じるものだ。政治不信が広がる今こそ本書を読むべきだと思った。

著者プロフィール

1932年鹿児島県生まれ。鹿児島大学工学部卒業。59年、京都セラミック株式会社(現京セラ)を設立。社長、会長を経て、97年より名誉会長に就任。84年、第二電電(現KDDI)を設立し、会長に就任。2001年より最高顧問、2010年には日本航空会長に就任する。代表取締役会長、名誉会長を経て、15年より名誉顧問となる。84年、稲盛財団を設立し、「京都賞」を創設。毎年、人類社会の進歩発展に功績のあった人々を顕彰している。2022年8月逝去。その他著書に、『稲盛和夫の実学』『アメーバ経営』『稲盛和夫のガキの自叙伝』『高収益企業のつくり方』『人を生かす』『従業員をやる気にさせる7つのカギ』『成功への情熱』『生き方』等がある。

稲盛和夫の作品

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