- Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784763409263
作品紹介・あらすじ
「絵の中にこそ、真のフリーダがいる。」
フリーダ・カーロの魅力と魔力
渡辺直美、ビヨンセ、マドンナらを魅了する、永遠のフェミニスト。
トロツキー、イサム・ノグチとの出会いも描く
作品と日記をもとに、20世紀を代表する画家に迫った
スペイン発グラフィックノベルのベストセラー
「べつにいいわ。わたしは今のわたしが好きだもの。」
生まれ持った障がい、二度の事故、失恋、ディエゴ・リベラとの結婚、浮気、流産、トロツキーとの恋、アメリカやフランスでの困難……
苦難に立ち向かいながら数々の傑作を残した生涯を、美しいイラストでつづる。
感想・レビュー・書評
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メキシコの画家フリーダ・カーロ(1907〜1954)の伝記のような本。夫は壁画運動を代表するメキシコの国民的画家ディエゴ・リベラ。
生まれ持った障がいや事故、愛や恋に翻弄されながらも、生きることへの貪欲を失わなかった人生。
「別にいいわ。私は今の私が好きだもの」
フリーダのようにこんなことを言えたらいい。
ジャケットをひと目見て惹かれ、借りてみた。
イラストレーターの作者が、フリーダの絵をアレンジした形で構成したグラフィックノベル。
グロテスクな場面も、それを感じさせない可愛さ(…と言っていいものかな)がある。
またフリーダが日記などで残した言葉がたくさん載っている。
しかしあまりにも「死」や「痛み」の描写が多く感じたのは、彼女の過酷な生涯を物語っているような気がした。
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2023/03/14
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1Qさん、おはようございます。
見た目のインパクトが強すぎて手にせずにはいられなく、他の本をやめてこちらを借りたくらいです^^;
タグは「ジ...1Qさん、おはようございます。
見た目のインパクトが強すぎて手にせずにはいられなく、他の本をやめてこちらを借りたくらいです^^;
タグは「ジャケットがかわいい」にしましたが、「可愛い」とは違うんですよね〜( ´~` )
ところでこの本を借りたのは、先日初めて行ってみた地元のある施設の図書コーナーなんです。
なんと!ここは21時までやっております。記録更新でしょうか(^^)v2023/03/14 -
かわいい………、
かわいい……、
かわいい…!?
いいんじゃないですか、かわいいにしちゃいましょう!w
そして図書コーナー21時ですか(´...かわいい………、
かわいい……、
かわいい…!?
いいんじゃないですか、かわいいにしちゃいましょう!w
そして図書コーナー21時ですか(´゚д゚`)!
こりゃ、記録更新ですね〜♪2023/03/14
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激情の人。だからこそ、個性的な絵が描けるのだろう。こんなに自分に正直に生きたら満足、それとも悩みが増える?分からない…。
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初めてどんな人かを知る。コンパクトな入門書。
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実際のフリーダカーロの絵をとても可愛らしい挿絵にしていて、すごく素敵でした。
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「女性」つながり。
内容:作品と日記をもとに、20世紀を代表する画家に迫ったスペイン発グラフィックノベル。 -
大好きな画家フリーダカーロの作品をこんなに素晴らしい絵にしてくれて、この絵とフリーダの人生を眺めてるだけでもカサアスールに行った思い出が蘇るような本だった。
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とにかくイラストが好みでいつまでも眺めていたくなった。フリーダ・カーロがこんなに過酷な人生を送っていたとは知らなかったけれど、不思議とドロドロした感じはなく、ひたむきでいたいけで、可憐だとすら思ってしまった。ものすごく痛そうだけどね…。スペインの人気イラストレーターだというマリア・ヘッセさんのイラストには一部フリーダの作品をそのままイラストにしたものもあり(親切なリストあり)、時間のあるときに現物と見比べてみたいと思う。この方『高慢と偏見』や『若草物語』の挿絵も担当されているそう!インスタ、フォローした。
巻末に版元の花伝社さんの海外コミックの宣伝がのっていたが、『未来のアラブ人』『博論日記』『私のおっぱい戦争―29歳・フランス女子の乳がん日記』『禁断の果実-女性の身体と性のタブ―』『ゴッホ最後の3年』、どれも興味をそそられる。集めたい…。 -
マリア・ヘッセ著、宇野和美訳『わたしはフリーダ・カーロ 絵でたどるその人生』(花伝社、2020年)は20世紀前半のメキシコの画家の伝記である。フリーダ自身の言葉で語っている箇所が多く、自伝のような雰囲気がある。フリーダの絵やフリーダの絵を作者がアレンジした絵を多用しており、絵本のように読める。
フリーダの絵は漫画的である。20世紀前半であるが、新しさを感じる。骸骨の絵がよく登場する。メキシコには「死者の日」という骸骨が登場する伝統的な祭りがある。
夫ともにアメリカに移住する。当初は「夜な夜なパーティーからパーティーへと足を運んだ」。ところが、帰国する頃は「何千何万という人が餓死しているときに、金持ちはパーティーに明け暮れている」とアメリカの上流社会を批判する。ここは悲しい体験を経た心境の変化を感じる。飽食に幸福はない。
晩年はモルヒネ依存になった、死因は鎮痛剤の過剰摂取とする説がある。そうであってほしくないという願望がある。しかし、現実にありうる可能性である。本書は十分生きたという形でまとめているが、薬物乱用があるならば、薬物乱用がなければというIFが出てくる。薬物乱用は21世紀にも向き合う必要がある問題である。 -
内容は簡易ですが、フリーダの人生の概観を知るには良いです。イラストが可愛く、他の本でも描いて欲しい。