- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784764905061
作品紹介・あらすじ
「人間中心設計(HCD)」初めての入門書!
人間中心設計とは、ユーザビリティ、ユーザエクスペリエンス(UX)、デザイン思考の共通の基盤となる考え方。インダストリアル、インタラクション、エクスペリエンス等の各デザイン分野が注目するデザイン思考である。
本書は節が見開きで構成されており、図表をたくさん配置して直感的に理解できる。また、具体的事例を数多く取り上げそこからも学べるよう工夫。大変分かりやすく、はじめてこの分野に接する読者必携!
感想・レビュー・書評
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人間中心設計を学び始めるなら、まずこれを読めばいい、という内容であった。
読み始める動機は、人間中心設計の資格取得の勉強のためであったが、以下のような気付きがあった。
1) HCD活動は、経営にコミットすることで、始めて信頼を勝ち取ることができる。プロジェクトの結末をみずに、部分的に関わるような方法はだめである。
2) HCDプロセスの概要に関して理解できるので、現在の仕事への活かし方を検討するいい材料となった。
2)に関しては、現在の開発作業において、以下の導入を検討したいと思う。
・ヒューリスティック評価のチェック項目を今の組織に合う形で作成する。
・ユーザビリティの評価方法を確立する。
例) 初心者、熟練者を含めた復数人であるタスクを実行している様子をビデオ撮影して観察する。評価分析では、NEM(Novice Expert ratio Method)等を使う。
・ペーパープロトタイプを導入する。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
読み物ではなく、辞書?図鑑?的な本だと思うと誤解が無い。ふとした時に、立ち返る場所になりそう。
中身は良書、という前提で、せっかくHCDを冠する本なので、欲を言うと↓
目次と索引はありがたいが、索引が自分には使いづらかった。該当語句がちらとでも登場さえすれば索引に載ってくるので その言葉の定義をズバリ知りたい!時にどこをみるべきか迷う。(初登場で必ず定義されているとも限らない。)よくある「登場するだけの時は細字」「メインを張ってるときは太字」みたいにしてくれないだろうか?
加えて、導入〜目次の15ページほど+各節扉にノンブルが無いため、その付近の語を探しに行くと、頁を一発で引き当てにくい。節立てが細分されているからこそ、索引利用のシーンでは“ノンブルのないページが多い”と感じた。
この本を索引で読む頻度は低い=重要度は低いという想定なのだろうか。または、野暮ったくなるから削ぎ落としたのかしら。 -
HCD設計手法のカタログといった位置づけであり、本書を通して新たな知見やスキルが得られるような類のものではありません。知識の体系的な整理に活用したいと思います。
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【さっさー】
人間中心設計、UX、デザイン思考などについて、イラストを使いながらわかりやすく書かれているのでおすすめです。 -
貸し出し状況等、詳細情報の確認は下記URLへ
http://libsrv02.iamas.ac.jp/jhkweb_JPN/service/open_search_ex.asp?ISBN=9784764905061 -
請求記号 501.8/Y 48