まちモジ 日本の看板文字はなぜ丸ゴシックが多いのか?

著者 :
  • グラフィック社
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本棚登録 : 236
感想 : 30
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784766125443

作品紹介・あらすじ

世界の街角で集めた文字350点。その秘密に迫る。文字観察本の決定版!!

感想・レビュー・書評

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  • 1日何回も見ているはずの「文字」、それにこんなにも作った人の想いが込められてるなんて知らなかった!

    どんなふうなイメージを相手に与えたいかによって、使うフォントも変わってくる。

    一つとして同じフォントはなくて、どれもその人のこだわりが細部にある。

    これから街を歩いてフォントをじっくり見るのが楽しみだ。

  • ゆるっとした標題とは裏腹に内容はとても骨太。ヨーロッパを中心に、世界各国の街頭で使用されるフォントの良し悪しを、小林章氏の欧文書体を見る確かな眼と知識で解説する。良書。

  • 【紙の本】金城学院大学図書館の検索はこちら↓
    https://opc.kinjo-u.ac.jp/

  • 日本の交通標識、ヨーロッパなどの街中で見かけた文字の紹介。写真が多く、解説は印象を述べる程度であっさり。フォントの写真集的な本。

  • 国内外の文字の写真が豊富なフォント本。読んでみて、改めて日本では丸ゴシックが多いなあと思う。フォントに関する色々な豆知識がおもしろかった。それにしても手書き看板職人さんの技術がすごい。

  • デザイン

  • まちモジ 日本の看板文字はなぜ丸ゴシックが多いのか?

  • なぜ日本の街中には「丸ゴチ」が多いのか。まさに、目から鱗である!デザインという行為とその動作や生理とそして社会との関係、国際比較。こんな視点での分析が表現には重要。

  • 日本の看板はなぜ丸文字が多いのか? 実際に看板職人に理由を聞いてみると、なるほどな理由。あとは、いろいろな国の街で見かける文字の紹介。タイポグラフィが好きな人には楽しい内容だろう。でもどれだけ需要あるのか・・・。

  •  フォントのデザイナーである著者が、街中の文字、まちモジのフォントについて書いた本。

     ドイツ在住の著者であるが、職業柄、街の文字やフォントが気になり、写真におさめたり記録したりしている。すると、日本の街には丸ゴシックが多いことに気づく。

     道路標識の文字や看板に丸ゴシックが多い。同じ漢字圏の中国や香港では角ゴシックが多いのになぜなのか。

     また、著者が住むドイツや、その他仕事などで行かれたフランス、イギリス、アメリカなどの街角の看板や道路標識の文字の写真もたくさんあります。
     ドイツの筆記体って独特ですね。

     ひたすら文字を追いかけて写真を撮られ、たくさんの発見がありました。
     デザインには疎くても、文字に関するいろいろなことが分かって面白かったです。

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著者プロフィール

ドイツ・モノタイプ社タイプディレクター。欧文書体の国際コンペティションで2度のグランプリを獲得して2001年よりドイツ在住。有名な書体デザイナーであるヘルマン・ツァップ氏やアドリアン・フルティガー氏と共同で欧文書体開発を手がけたほか、日本語書体「たづがね角ゴシック」のディレクションを担当。欧米、アジアを中心に講演やワークショップを行い、世界的なコンテストの審査員も務めている。著書に『欧文書体』『欧文書体2 』『フォントのふしぎ』(美術出版社)、『まちモジ』(グラフィック社)、共著に『英文サインのデザイン』(BNN新社)がある。

「2020年 『欧文書体のつくり方 美しいカーブと心地よい字並びのために(3,000円+税、Book&Design)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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