柚木沙弥郎との時間

著者 : 柚木沙弥郎 木寺紀雄

• グラフィック社 (2020年12月8日発売)

作品紹介・あらすじ

染色家・柚木沙弥郎さんは、98歳になる今でも現役で作品をつくり続け、展覧会も数多く開催されている。
ご本人の姿自体もチャーミングであり、また作品自体や94歳で行ったフランスでの個展風景、インスピレーションを受けた数々。
そして50年前に渡航したヨーロッパを新たにたどる旅など、写真家・木寺紀雄さんが10年に渡って撮った写真はどれも魅力的で、柚木さんの作品に触れた人なら誰しもじっくりみたいものばかり。
本書は撮りためた約1万7000点余り写真の中から珠玉の242点を編んだ貴重な写真集です。

感想・レビュー・書評

[Kidsroom遊さんの感想 · 2020年12月28日]

夫婦して大ファンの#柚木沙弥郎　氏の写真集

「#柚木沙弥郎との時間」

が私達へのサンタさんからのクリスマスプレゼントでした！
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写真家である#木寺紀雄　氏が長年撮りためた242点もの写真が1冊にまとまったもの……。製作現場や作品、94歳で行ったフランスでの個展、もう贅沢過ぎる！
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お二人の信頼関係からか、作品に感じる生命力に溢れたパワーが、時系列に並ぶ柚木氏の姿をどんどん若返られているようにさえ感じます。
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日本を代表する染色家ですが、そうそうたる作家さんとのコラボで沢山の絵本を出されています。
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彼のチャーミングな感性と人柄が大好きで、絵本を読んでいてもクスッとしてしまうことも少なからず……。98歳現役の姿が本当に眩しく、この年齢でこのセンス……いったいどこから湧いてくるのか不思議でたまりません。
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柚木ファンさんは必見です！
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写真に添えられているご本人のコメントがもう可愛くてたまりませんよ〜。
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[nemurukurageさんの感想 · 2020年12月14日]

感動。じっくりじっくり、なんども眺めたくなる写真集。
大好きな柚木さんの人柄や生活、旅先の写真や家中に飾られたおもちゃのようなコレクション。柚木さんの作品の背景が見えるような、写真の数々でした。
装丁もとても美しく、表紙のカバーをとると現れる木には
わぁ〜と感嘆してしまいました。

「今日も明日も昨日になる
そうして　どんどん足元から時は流れ去って行くのでしょう
そんな中で私の目に止った人や風景は　何時までも輝いていてほしい
私の勝手な思い込みかもしれませんが　なつかしさ　という気持は
人の心に共通する平和で安心できる場所ではないでしょうか・・・」

著者プロフィール

日本を代表する染色家。1922年生まれ。型絵染を創案した芹澤銈介に師事し、1949年に国画会デビュー。作家としての活動の他、長年にわたり女子美術大学で後進の育成に携わる。1987年からは退官するまで学長を務めた。作品は日本民藝館をはじめ、国立近代美術館など国内のさまざまな美術館に収蔵され、イギリスの国立ヴィクトリア＆アルバート美術館、フランスの国立ギメ東洋美術館にもまとまったコレクションがある。

「2019年 『夜の絵』 で使われていた紹介文から引用しています。」