- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784766135541
作品紹介・あらすじ
忘れられた流行色から、今も残る伝統色まで、ふしぎな名前の色を166色集めました。
「デイドリーム」などの詩的な色、「ブラッド・レッド」などのあやしげな色も多数掲載。色辞典としてだけでなく、文章やイラストなどの創作の手引きとしてもおすすめです。
イラストレーターkilldiscoの全ページ描き下ろしの挿絵とともに、美しい色の世界に浸れます。
感想・レビュー・書評
-
巻末に記載があったが、人が実際に、いつから色を色として認識できるようになったかは定かではないらしい。
そして、何色ぐらい見ることができるのかという疑問もはっきりしない。
確かにひとつとして同じ色とは言いがたい微妙な色が、その時によって存在したり、しなかったり…。
この本は、ふしぎな色の名前を集めたものである。
1章 詩的な色の名前
バラの燃えがら、妖精のふともも、
思ひの色、言わぬ色、月の涙など。
2章 あやしげな色の名前
ドランク・タンク・ピンク
ポイズン・グリーン
マミーブラウン
3章 暮らしにまつわる色の名前
スクールバスイエロー、オペラ
煙草色、渋紙色、納戸色
4章 ファッション・文化の色の名前
ガーター・ブルー
フェラーリの赤と黄
アリス・ブルー
5章 動物たちの色の名前
ポーラー・ベア、エレファント・カラー
フラミンゴ、雄ガモの首、レグホーン
6章 植物たちの色と名前
花色、常盤色、石竹色、オリーヴ
吾木香、萱草色
7章 地名・人名の色の名前
ハーバード・クリムズン
オックスフォード・ブルー
フィレンツェの青
プロヴァンスの黄
これは一部のみだが、いろいろな名前がついているのは楽しくなる。
ちょっとおしゃれにこういうふしぎ名前で色を呼ぶのもありかもしれない。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
綺麗な色ばかりではなく
ガチョウのフン とか 蚤など
気持ちの悪い酷い名前の
色も載っていたのが
面白いです
名前が酷くても
色は綺麗です -
猩々緋が印象的だった。
-
登録番号:1027182、請求記号:757.3/J56
-
文化や価値観てのは本当に地域や国で違うものだけど、色からして本当に様々で興味深い それが人生を左右したりするとおもうと
-
色の名前の由来、色の作り方、色の歴史などとても興味深く読めた。
1章 詩的な色の名前
2章 あやしげな色の名前
3章 暮らしにまつわる色の名前
4章ファッション・文化の色の名前
5章 動物たちの色の名前
6章 植物たちの色の名前
7章 地名・人名の色の名前
和三盆の色が白茶色
晴天の空の色が天色(あまいろ)
芽吹きはじめの明るい黄緑が若芽色
リケーネ(淡い青みを帯びた緑色)
他にも、デイドリーム、マジックドラゴン、密合、二人静、美人祭などいいなと思う色がたくさん。どのページをめくっても楽しめました。私も図書館で借りたのですが、家においておきたい本です。 -
デイドリーム白昼夢
勿忘草(わすれなぐさ)
ラブインアミスト
バラの燃え殻ローズグレイ
ドラゴンズブラッド麒麟血色(赤いような茶色のような)
妖精のふとももニンフズサイ(黄色がかった薄いピンク)
尼僧の腹(薄いピンク)
エンジェルレッド(酸化鉄の暗い赤)
思ひの色(火のような熱い恋心を表した色)
白群(やわらかい白みを帯びた青)
潤色(曇ったような色)
天色(晴天の空の色)
月白(青い月の色)
もう気になった色を書き記したらこんなに沢山になってしまった。図書館で借りた本だったがこれは一家に一冊。そのくらい魅力的な本だ。
色というのはその背景が言葉に乗ってくる。能や西洋の文化、宗教や天気、神話、花。そういったものが影響する。色から世界を、文化を知れる。とても素晴らしい。
買います。 -
色の紹介がカラフルで可愛らしい。