格差社会と労働市場:貧困の固定化をどう回避するか

  • 慶應義塾大学出版会
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  • Amazon.co.jp ・本 (244ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784766425079

作品紹介・あらすじ

日本の格差拡大現象をダイナミックに分析!

「一億総中流」時代が去り、日本でも所得、資産はもとより就業機会、教育から時間貧困、健康に至るまで、格差が拡がっている。
新たなパネルデータを使ってこの主因を解明し、不平等の拡大と固定化をストップさせるための方策を「雇用モデルの変容」「最低賃金や能力開発支援等の積極的雇用政策」「教育の機会均等」「税や社会保険・社会保障給付」などの労働経済学の視点から分析する本格的研究。

▼所得格差、資産格差のみならず、就業格差、、教育格差、健康(病気になったとき病院へいけるかどうか)に至るまで、持てる者と持たざる者、勝ち組と負け組みの格差はますます大きくなる一方である。このギクシャクした社会になった主因はどこにあるかを、新たなパネルデータを使って解明する。
▼不平等のさらなる拡大と固定化をストップさせるための方策を考察し、各章末に分析の結果得られた見解を「結論」として示す。

家計の所得の変動、労働市場の変容、就業形態と家族形態との関係、非正規労働者の賃金引き上げ、マクロの景気変動が家計に与えるショック、医療サービスへの接近可能度合い、「時間貧困」が家庭内に与える影響、格差が将来の教育にどう作用するか、格差と健康との関係など、労働経済学からの多面的なアプローチによって今日のわが国の現状をつぶさに解説。

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  • 東2法経図・6F開架 366.21A/H56k//K

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著者プロフィール

労働政策研究・研修機構研究総監、慶應義塾大学名誉教授。
1952年栃木県生まれ。75年、慶應義塾大学商学部卒業、同大大学院商学研究科博士課程修了(商学博士)。慶應義塾大学商学部教授、同大商学部長、(独)労働政策研究・研修機構理事長などを経て現職。
編:田中 慶子
慶應義塾大学産業研究所共同研究員。
1974年生まれ。98年、淑徳大学社会学部卒業。2007年、東京都立大学社会科学研究科博士課程満期単位取得退学。公益財団法人家計経済研究所研究員、慶應義塾大学経済学部特任准教授を経て現職。

「2023年 『日本女性のライフコース』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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