世界を裏側から見る私の手法 ロシア報道を読み解くことで真実がわかる (経済界新書 55)

著者 :
  • 経済界
2.83
  • (0)
  • (1)
  • (3)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 33
感想 : 4
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784766720655

作品紹介・あらすじ

混乱の国際情勢を読み間違えるな!いま知るべき国際ニュースを新たな視点で読む。外交交渉のプロが完全解説!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 同志社大の神学部から外務省に入り、ロシアスクールで活動していた2002年にロシア外交と北方領土をめぐるスキャンダル、いわゆる「ムネオ疑惑」に連座して逮捕された経緯を生々しく再現し、国策捜査の真相を明かした『国家の罠』がベストセラーとなった著者が日本外交を徹底分析する。北方領土交渉のゆくえ・尖閣諸島をめぐる中国外交など日本の脅威となる近隣諸国や、ロシアの経済事情・中東諸国の混乱・さらにはトランプ大統領が国際社会に与える影響など、豊富な外交経験に基づいてディープに斬り込む語り口はドラマチックで迫力満点。本書は日本の経営者たちに広く読まれている雑誌・『経済界』への連載を元に再編集したもの。「外務省のラスプーチン」とも呼ばれたほどの佐藤氏は恐い人のように思えるが、無頼漫画家のサイバラと異色のユニットとかも組んでおり、実は結構「おちゃめ」という印象。

  • 「北方領土外交を振り返る」
    「欧米では報道されないウクライナ情勢」
    「中東・ユーラシア地域を経済で見るロシア」
    「中東・中央アジアの新地政学」
    「沖縄と尖閣諸島をめぐる中国外交」
    も興味深く読みましたが、
    やはり今一番気になっているのは
    最終章の「先が見えない北朝鮮外交」です。

    TVで北朝鮮のニュースがはじまるとチャンネル替えちゃうんですよねー。
    あの顔が嫌いなので。
    でもこの本では文字だけなので、真剣に読むことができて、
    少しわかってきました(と思います)。

  • 多眼的

全4件中 1 - 4件を表示

著者プロフィール

1960年1月18日、東京都生まれ。1985年同志社大学大学院神学研究科修了 (神学修士)。1985年に外務省入省。英国、ロシアなどに勤務。2002年5月に鈴木宗男事件に連座し、2009年6月に執行猶予付き有罪確定。2013年6月に執行猶予期間を満了し、刑の言い渡しが効力を失った。『国家の罠―外務省のラスプーチンと呼ばれて―』(新潮社)、『自壊する帝国』(新潮社)、『交渉術』(文藝春秋)などの作品がある。

「2023年 『三人の女 二〇世紀の春 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

佐藤優の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×