近年思いがけず複数回入院をした経験が有り、深夜の病棟が舞台が舞台となるこの小説を、読んでなくて良かったと思う。小諸久美子は27歳のベテラン看護師。入院中の市議会議員・岩館が手術直前アレルギーショックで死亡する事件が起き、病院は医療ミスを問われることになった。久美子達看護師は巡回時には異常がなかったことを主張。だが、久美子は未明に岩館の病室の前で不審な白衣の男を目撃したことが気になり…。発売が1997/10、医療ミスを装う殺人事件だが医学・医療器具の進歩が目覚しく通用しないトリックも出てきたなぁ。
入院中の点滴も一度血管に差した針の部分は、使いまわしになり、そのつど血管に注射する痛みを受けないので助かるよ。深夜・早朝に点滴交換を担当する看護師さん達の負担を少なく出来てよい事だと思う。