- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784767826165
作品紹介・あらすじ
1000冊以上の必読書と、世界の素敵な本屋さん・図書館。
本好きなら知っておきたい名著とブックスポットの魅力を一冊に凝縮!
著者は本にまつわる全てを愛し、愛読書のポートレートを描くことを仕事にしているイラストレーター。
彼女が1000人以上の読書家たちの蔵書を描くなかで出会った、
「世界の本好きたちに愛されている本」1000冊以上をかわいらしいイラストとともに紹介します。
絵本、コミック、小説、エッセイ、詩集、歴史書、科学書、料理書、思想書、ビジネス書...とありとあらゆる本のジャンルを網羅。
「赤毛のアン」「一九八四年」「ノルウェイの森」といった誰もが知る名著から、
みんなが夢中になった「ハリー・ポッター」シリーズ、
「ホモ・デウス」といった最新の話題書までカバー。
文学初心者もファンも、きっと読みたい本に出会えます。
さらに、世界から選りすぐりの本屋・図書館を紹介!
日本からは「蔦谷 代官山書店」「金沢海みらい図書館」「京都府立植物園きのこ文庫」が登場。
本の素晴らしさを伝える活動をするさまざまな人たちの思いや、その発想の多様さに驚きます。
感想・レビュー・書評
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思いつく限りの本にまつわる様々なことを、イラストで表現した本。
広義ではアメリカンポップアートになるのだろうか。
明るいが、派手ではない色彩。
それが、ややざらりとした紙に描かれている。
特に惹きつけられるのは、タイトル部分の背表紙をこちらに向けて、横向きに積み上げられた(つまり積読・笑)書物たちの絵。これが巧い。
驚くほどに巧くて、手を伸ばして読んでみたい衝動にかられるほど。
本の紹介では、必ずこの絵が登場する。
タイトルを見て、邦題と原題の違いを楽しめるつくり。
一番最初は「子どもが夢中になる絵本」で、その一番上で寝ている(笑)のが、なんと「ねずみとくじら」なのだよ。
次に登場回数の多いのが「人気の本屋さん」で、こちらは全46店。
もちろん世界中の本屋さんで、日本からは代官山の蔦屋が載っている。しかも褒めちぎっている。
書店の絵は正面図。そしてオーナーさんの似顔絵。
作家さんが開いた本屋さんというのもある。
次は「あこがれの図書館」として世界中から20館登場。
日本からも取材されていて、金沢の海みらい図書館と、京都のきのこ文庫。
金沢の図書館は「日本の最も美しい図書館」にも出ていたし、「未来をつくる図書館」では主役だった「ニューヨーク公共図書館」も。
もちろん、これもイラストでね。そうだ、移動図書館もあるのよー。
次は「作家の書斎」で、こちらが4件。作家さんの似顔絵と書斎の絵。
そして「本のプロがすすめる名著」も。これは相当数があるので、
時間をかけて読みたい。うん、ここが一番楽しいかも。
ところで、これらはカテゴリーで区分けされていない。
ランダムな記載で、その合間に「一文あらすじクイズ」だの「本屋の看板猫」だの「思わず手に取る傑作表紙」だの「「名作映画の原作小説」だの。。。
次は何が描かれているか、宝箱の中身を覗くように胸が弾む。
そしてラストは「大人も魅了される絵本」で終わるのだ!
なんと心憎いお洒落な編集だろう。
あまりの楽しさに何度も何度もめくっては眺め、閉じてはまた開いて眺め。
本にストーリー性を求めるひとや、洋書が苦手という方には不向きかもしれない。
でも私のような視覚伝達タイプはきっとハマる。
こうしてレビュー中でも、早く終わりにして読みたいと思っている・笑
私が好きな一冊を他の国の誰かも好きなんだと思うことが、本でその誰かと繋がったような気持にさせる。(一番嬉しかったのは大好きなアリス・ウォーカーがそっくりに描かれていたこと。)
この本を読んだことが、今年のクリスマスのプレゼントだ。 -
小粋でおしゃれ、そして本への愛がびんびん伝わってくるトリビア満載の素敵な本♪
優しくポップで人間味溢れたイラストで描かれた本の背表紙や本屋さん、作家や店主たちの顔に、思わず本好きの友達に話したくなる本周りのエピソードと、ウィットに富んだテーマ、たくさんの洋書の紹介とお腹いっぱいになります。
心の中で「わー」っと嬉々としながら読みました。 -
児童文学、SF、ミステリ、古典、第二次世界大戦後に出た本、恋愛小説、ノンフィクション…などなどカテゴリーに分かれて可愛らしい手書きイラストで各本が紹介されている。家に飾っておきたい本だな〜
あれもこれも読みたい…積読が増えてしまった(笑) -
ななめ読み。
最初は気合いを入れてキッチリ読んでいたのだが、なんせ海外モノがほとんどの上、洋書のイラストなので…村上春樹や代官山の蔦屋書店は紹介されていたが…気持ちが入っていかなかった。とはいえ、何冊かここで紹介されていた本を図書館で借りてみたが。
ただ、イラストは本当にステキで、イラストブックとしても充分楽しめる。2019.8.11 -
凄い情報量の本だから、読んでて飽きなかった。全てイラストで本屋や建物を表現しているので、個人的には好きでした。
印象に残ったのは、カナダのトロントにある自販機『ビブリオマット』。2ドルを入れるとランダムで本1冊が出てくるようです。なんか、シークレットの感じが良いし、どんな本が出てくるんだろうってワクワクするんじゃないかなって思いました。 -
もう、ブラボー!!と叫びたくなるような本。
イラストレーターの方が書かれているので、
本はもちろん、図書館や本屋さん、すべて素敵なイラストで紹介されてて、
本の背表紙の美しさに惹かれました。洋書っていい。
こんな素敵な本を訳してくださった清水玲奈さんという方にも感謝です。
読みたい本がまた増えた!!どうしたらいいんだ。 -
当たり前ですが 海外のモノが多く
古典はまだしも 新しいジャンルは
翻訳がされてないものが多かった
日本は本があふれているように思ってましたが
まだまだ知らない本は沢山あるんですね -
眺めて楽しむ本。題名は知っていて、いつか読みたい、と思っていたけどそのまま忘れていた本に出会えて、メモをした。
原書やいろいろなバージョンの装丁にも、着目されており、見るだけで至福のひととき。
ただし、英語圏用の本がメインなので、日本の本も何冊か出ているが、日本の本とは違う。
それでも日本版との違いを見て楽しめる。
コメントをいただいてすぐにそちらの本棚を確認しましたら、あった、あった、
ありましたー!!すみません、...
コメントをいただいてすぐにそちらの本棚を確認しましたら、あった、あった、
ありましたー!!すみません、気が付かなくて。記憶の彼方に行ってました。
本当に綺麗で楽しい本でしたね。
私も図書館で借りたのですが、自分用に買う予定です。
この値段で食事なんてとんでもないですが、本なら買うんですよね・笑
「別宅本棚」かぁ、ふふふ、面白いです(#^.^#)
その蔦屋さんはずいぶん前に兄と行ったことがあります。
何でも好きな本を買ってやるなんて言って、結局あちらの好みを押し付けられて。
悲しい思い出ですが、書店はものすごーく綺麗でしたよ♫
代官山蔦屋は行ったことが無いですが、
函館蔦屋は...
代官山蔦屋は行ったことが無いですが、
函館蔦屋はあります!
暖炉があったり、全体的に木の雰囲気で、
本屋さんというよりは図書館という感じがして、
(変な表現かもしれませんが…)
素敵な空間でした。
nejidonさん、アリス・ウォーカーがお好きなんですね。
大学時代に授業で『カラー・パープル』のみ読みましたが、
(映画も観ました)
女の強さや男の弱さと、今読んだら、もっと考えさせられそうですね…。
ちなみに、シャグが好きでした。
たくさん いいねを下さってありがとうございます!
函館のツタヤさん、いいなあ。私も入ってみた...
たくさん いいねを下さってありがとうございます!
函館のツタヤさん、いいなあ。私も入ってみたいです。
図書館のような本屋さんて、どんななんでしょうね。
フェミニズムにはあまり関心がないのですが、行動する女性が好きですね。
アフリカンの男女差別は日本人の想像を越えるものがあります。
男を神様だと思えって真顔で話す人に会ったこともあります。ひとり二人じゃありません。
それを誰も疑わなかったというのが恐ろしいですね。
カラーパープルは映画と原作ではだいぶ違いますが、はい、シャグは魅力的でした♪
このような話も久しぶりです。何だか懐かしい。。私もまた読み返したいです。
アセロラさん、ありがとうございました!