- Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
- / ISBN・EAN: 9784767826455
感想・レビュー・書評
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谷尻さんの新刊。
出るのは知っていたので出版されてすぐにamazonで購入。
3.4日で読了。
今まで出している谷尻さんの本も読んでいるが、今回は主題が建築ではなく、もっと広範囲に働き方や考え方などをテーマにしていて、建築系以外の一般の人向けにも書かれている。
谷尻さん自身も建築家としての活動を続けながら、食堂を開いたり、不動産やコンサルのような仕事など幅広い仕事をどんどんと広げていっている。
自身を起業家と呼ぶのは今までの建築家にはいなかっただろう。
専門的な建築の話はないとしても、建築設計の仕事を普段からしている自分も非常に楽しく読める内容だった。
今の設計事務所で働いている自分のような若手は将来建築だけやって食って行くのはどんどん難しくなっていくということは肌で感じていると思う。
そういう未来で、谷尻さんのような新しいことにチャレンジしている人の存在は自然と注目するようになる。
尊敬する人に建築家の名前ではなく、スティーブ・ジョブズとあげていたのが、面白い。
建築家を目標としていると建築の世界からは抜け出せないということである。
自分も将来独立して設計事務所を開きたいと思っているが、他にもやりたい事は沢山ある。
建築の仕事は基本激務なので、建築の道を選ぶなら他のことは諦めなければならないと感じがちだが、諦めずにやりたい事は全てやりきる人生でありたいとこの本を読みながら思った。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
10ページくらい読んだけど特に響いてくることもなく…
いったんリタイアします -
現代の建築家像を作り上げようとしている第一人者だと思う
建築業界だけにとどまらず様々な業界を横から串刺しにするように行き来することでデザインの幅を広げようとしていると思う
賛否両論あると思うが共感できることがたくさんあった -
説得より納得
対応力こそ生命力
「名前を外す」
行き当たりばっちり
などなど「職業 谷尻誠」面白い -
自分なりに大事だと思ったことをまとめました!
マイナス言葉をプラスに変換する能力
なぜを3回繰り返す
仕事を楽しめる=執着する能力
変化を超えていける対応力
縛りを外すと、いろんな姿や可能性が見えてくる
ある意味ひねくれたやつになる
コトバは心をマネジメントできる
解決できる問題しか起こらない
相手を変えるより自分を変える方が早い
相手がとりやすいパスは意味なし
もっと成長させるため周りをうまく巻き込み、力を借りた方がより良くなる
利他的な人
お金は銀行に預けるより使って確かな目をもてるようになれば、増え続ける -
頑固そうな人…(笑)
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22.11.07
会社の図書室にあったので、昼休みを通して読了。
有名大学、アトリエ設計事務所を出たわけではないのに、建築家として有名になっている谷尻さんの考え方などがまとまった本。独立しようと思って始めてた訳じゃないというのもおもしろいが、建築設計だけでなく本当にいろんな事業を考えていてすごい人だ。
そんな谷尻さんの半生と考えを一概するのには良本。だけれども、正直あまり参考にならないし、印象に残るものも少ない。所詮成功者の体験でしかないのだ。
ただ、言い訳をしない姿勢とか、仕事をスポーツとして見る姿勢、目の前のことに執着して良い仕事をするという姿勢など、彼の精神的な姿勢は非常に見習う所が多い。
決して真似できるキャリアではないけど、結局は目の前のことの積み重ねが未来と自分を作っていくのだろう! -
働くの意味を改めて考えさせられた。好きでも嫌でも、その時間を選んだのは紛れもなく自分だな〜と。捉え方次第で見え方も変わる。
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バスケ理論がとても感銘を受けた。
谷尻さんは建築起業家で、
仕事への考え方を具体的に本に表現されていて、
とても参考になりました。
建築関係の話があり、途中理解できない箇所はあったが、
学生時代に、監督に怒られたこと。俗にバスケ理論はとても感銘を受けました。
味方にパスを出す際に取りやすいようなパスを出すんではなく、自分がそこの場所にいて欲しいパスを出す。そうすることによってそういうやつだと理解して周りが合わせるから。と
それは仕事に当てはめることができて、
親切で取りやすいボールばかり投げる仕事は、考えなくてもできる仕事=成長しない仕事。理想とする場所に向かうには、理想とする場所へのボールを投げる=成長できる仕事をさせてあげること
そんな考え方がとても良かったです。 -
・なぜを3回自問自答すると悩みの本質に迫れる
全体的にふわっとしていて、面白そうなところだけ読んだ。
でも、建築家は主に建築雑誌にしか登場しないから、いざ一般人が建築家に仕事を頼みたいってなった時に誰に頼んでいいのかわからないっていうのは本当にそうだと感じる。建築家のプライドなのだろうか。メディアにでるのがすべてではないのもわかるが、街をトップダウン的でなくて下から変えていきたいなら、「建築に興味がある人」だけしか知らないようなプラットフォームではダメだと思う。そういう意味で谷尻さんの社会への働きかけ方には納得!
某建築学生のコメントでした。
まだ社会人になってないからこそ、こういう感覚大事にしたい。