世界で一番美しいマンダラ図鑑

著者 :
  • エクスナレッジ
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  • Amazon.co.jp ・本 (168ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784767827940

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  • 本書によればマンダラとは「~厳密な意味のマンダラは、密教が修行や儀礼のためのアイテムとして開発した図像と定義できる。」とのこと。

    本書ではそれ以外の、密教とは関係ないにもかかわらず、世界中で広くみられるマンダラとよく似た図形も「広義のマンダラ」として紹介し、加えてマンダラをモチーフとした現代美術作品にまで紹介の輪を広げているところがユニーク。
    もちろんメインは本来のマンダラで、その写真と解説が簡単かつ簡潔に見開きで紹介されている。

    本書を読んで初めてマンダラとは何なのかとか、本来は平面の2次元ではなく、3次元のものであり、「立体マンダラ」や「都市マンダラ」等があることを知った。
    もっと詳しく知りたくなったので、他のマンダラ解説本も読んでみたい。

    なお、本書はオールカラーなので、マンダラ自体を美術品として鑑賞することもできる。

  • ↓利用状況はこちらから↓
    https://mlib3.nit.ac.jp/webopac/BB00555860

  • 第1章 日本のマンダラ
    第2章 チベットとブータンのマンダラ
    第3章 立体マンダラ・都市マンダラ
    第4章 世界のマンダラ・新しいマンダラ

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著者プロフィール

一九五三年、神奈川県に生まれる。筑波大学大学院博士課程修了。国際日本文化研究センター客員助教授、中京女子大学助教授などを経て、現在、慶應義塾大学非常勤講師。専門は宗教学(チベット・日本密教)で、とくに修行における心身変容や図像表現を研究。著書に『マンダラとは何か』(NHK出版)、『密教』(ちくま学芸文庫)、『はじめての宗教学』『お化けと森の宗教学』『千と千尋のスピリチュアルな世界』『カラーリング・マンダラ』『お坊さんのための仏教入門』(以上、春秋社)、『空海と密教美術』(角川選書)ほか多数。

「2019年 『密教の聖なる呪文 諸尊 真言 印 種字』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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