- Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
- / ISBN・EAN: 9784767829579
作品紹介・あらすじ
ルイ14世、マリー・アントワネット、ロベスピエール、ナポレオン。
シェイクスピア、ベートーヴェン、ブラームス、リスト。
プガチョフ、エカチェリーナ、ラスプーチン、アナスタシア。
項羽、劉邦、チェ・ゲバラ、ジョン・F・ケネディ。
彼らはすべて宝塚歌劇の作品に登場した人々です。
後世を作った偉人も、歴史の波に飲まれて消えていった無名の英雄の人生も
創設百年以上の歴史を誇る宝塚歌劇は上演をしてきました。
本書はタカラヅカの作品によって、世界史の教科書の中の静的な世界を息づかせ、蘇らせようという試みです。それによって歴史上の事件や人物が身近に感じられるようになれば、試験勉強ももっと楽しいものになるでしょう。
具体的にはオスカル(『ベルサイユのばら』)の描いた「自由・平等・友愛」の理想は、
なぜフランス革命を経て恐怖政治に行きついてしまったのか。
レット・バトラー(『風と共に去りぬ』)はなぜ南北戦争における南部の敗北を予想できたのか。
フランツ・ヨーゼフ1世(『エリザベート』)が最愛の妻シシィに聞いて貰いたかった悩みとは。
『ONCE UPON A TIME IN AMERICA』や『NICE WORK IF YOU CAN GET IT』に登場する禁酒法とは何か。
などなど、宝塚歌劇の名作と共に高校レベルの世界史知識がこの一冊で学べます。
タカラヅカ作品という「点」を世界史という「線」でつないでいったとき、「面」として見えてくるのは、現在まで続き未来へと続いていくこの世界そのものかも知れません。
いざ行こう、夢の世界で学びの旅を。
感想・レビュー・書評
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世界史を楽しくオサライ、といっても他の「解剖」シリーズ同様、ある程度知識がないと”何だかよく分からない本”であります。
舞台をイメージしながら知識を強化できる本の様です。タカラヅカに演目がない題材も妄想舞台で補填しているページが面白いです。
タカラヅカは1、2回しか鑑賞したことがありませんが、全く観劇経験の無い人でも世界史が好きな人なら何となく楽しめると思いますし、細かい知識がむしろ目に留まる...!
ワサワサしているのに全体的に一冊にまとまってるのが「解剖図鑑」シリーズの凄いところ詳細をみるコメント0件をすべて表示